こんにちは
毎度、作った石けんのph(ペーハー、アルカリ度を示します)を測っているのですが、いつもはpH試験紙を使っています
ただ、これは色の濃淡があるのでどこを見たら良いのか、正直迷う
と言うことで、こう言う物を買ってみました
最近作った石けん溶液に2液落としてみると
......pH10ってとこでしょうか
その後、pH試験紙に落としてみると、今度はpH8-9って感じにやっぱり試験紙はあんまり当てにはならないのか
ちなみに、次は作ってから10ヶ月経つ石けんで測ると、見事にpH8の中性になりました
試験紙に落としても、pH7-8って感じです。正直、真ん中を見るのか、色の濃い端を見るのか、未だに解りません。誰か知ってる方いたら教えて欲しいです
最初に測った石けんは、緑茶のインフューズド石けんなので、これがどう影響しているかは解りません。後に測った方は、精油すら入れていない石けんです。
色々と調べていると、作った時にその9割は鹸化されるが、残りの1割は「後鹸化」と言って徐々に鹸化が進むらしい。しかも残った苛性ソーダは時間と共に炭酸ナトリウムに変わり、その後重曹へと変化する長い工程があるそうな
後鹸化では、鹸化速度が最も早いひまし油、ぼちぼち早いココナッツオイル、最も遅いオリーブオイル...石けんに使われているオイルによって、その残りが鹸化される時間も違うと言うことのようです。ココナッツオイルとオリーブオイルで、速度は21.7倍ココナッツの方が速いそうで。
ちなみに、2番目に測ったほぼ中性になった分は、ディスカウント率0で作ったラードとオリーブオイル、ココナッツオイルのキッチンソープです。オリーブオイルの配合が40%でも、10ヶ月経つと中性に近くなるんですね
そして、植物油、特にオリーブオイルを多用する場合は、種の温度を45度で保って作るのが、一番鹸化を進められる早さみたいです。低すぎても高すぎても効果が低いし(低い時と高い時では、マイナス点が違います)、その後の保温も出来るだけそのくらいの温度が良いのでしょう...実は今の時期が一番、石けんを作るのに良い季節なのかも。
保温箱に入れなくても、暗くて温度が高いところに置いておけば良いんですもんね
さてさて、最初に測ったお茶石けん、何ヶ月経つと中性になるのやら、楽しみです。あ、でも、pH10でもちゃんと使えます。11以上だと洗濯石けんと同じpHになっちゃって、少し躊躇しますが
現在、石けんを作ってから、出来るだけ2ヶ月経ってからの使用をお願いしていますが、取り敢えずこのままで良いのかな
まだまだ、解らないことだらけの石けん作りなのでした