こんばんは、よっしーでございます。
久しぶりに雨が降った昨日の日曜日、修理のお客様がご来店でした。
今回の患者さんは
ネイティブウォータークラフトの足漕ぎカヤック、
スレイヤープロペル13です。
気になる症状は・・・
「出艇してすぐにラダーのワイヤーが切れました」
あらら~。
パドルで戻れる範囲でよかったですね。こわいこわい。
オーナーさんはこの艇を買ってから、まだ2年経ってませんでした。やっぱり時間経過よりも、使用頻度と水洗いなのかなぁ。
ステアリングコンバージョンキットもまだ在庫あるのですが、元々ついてるのと同じステンレスワイヤーをご希望でしたので、元通りに直すことになりました。
ということで
まずステアリングハンドルを開けます。
ネジ外すだけ。
はい、ワイヤーが切れてるのはここです。
ハンドルの下についた糸巻きみたいなところに、イモネジ1個でワイヤーは留めてあります。そのイモネジで押さえてるところから切れてるのです。
切れるのはここ。(大事なことなので2回言います)
とりあえず、イモネジを外します。
ちょっと潮がついてたけど、回ってくれてよかった。
外したワイヤーは錆びてはないのです。
ハンドル側から新しいワイヤーを通します。
ラダーブレード~ステアリングハンドル~ラダーブレードって通すので、だいたい半分くらいの位置で軽くイモネジを留めます。仮留めね。
ワイヤーにテンションかけないと真っすぐになろうとするワイヤーは溝から外れちゃうので、
ラダー側の末端を引っ張ってもらうか、テープで貼り付けるかして固定したほうが作業しやすいです。
溝から外れないように、ステアリングハンドルを戻します。個々のネジはまだ締めなくてもいいですよ。
ステアリングハンドルが回らないように、中立の位置にしてテープで固定。
お次は、ラダーブレードが付いてるネジを外して、ブレードを外します。
円盤の裏側にワイヤーの末端が留めてあるので、これを外します。
こっち側にイモネジが入ってます。ステアリングハンドルについてたのと同じ径で、長さ違いのイモネジ。これも小さいからなくさないように~。
こっちも潮噛みしてたけど、なんとか回りました。ふ~。
手前側のワイヤーを通しました。
イモネジはゆるめておけばワイヤーが通せるので、私はそうしてますが、落としてなくしそうなら外して作業してください。
円盤が中立の位置にくるようにワイヤーを調整して、イモネジ締めます。
イモネジ回すときは、裏側をペンチで挟むといいですね。
両側のイモネジを固定したら、
ワイヤーの末端は、噛み潰しで処理します。
ペンチでワイヤーを少し曲げて、円盤からはみ出さないようにして、ワイヤー交換終了!
イモネジが潮噛みしてたら、外すことだけに時間がかかりますが、これはすんなりできてよかったです。
外せなかったら、円盤ごと交換になるのでパーツ代が余計にかかりますからねぇ。
ラダーブレードを取り付けて、完成です!
ワイヤーの交換自体はほんと簡単なので、だれでもできると思います('ω')ノ
ただ、3カ所のイモネジに潮の固着が起こってるとすごく面倒なので、普段のお手入れとして、よーく水洗いしておいたほうがいいですね。
ネイティブウォータークラフト/ステアリングコンバージョンキットの交換もほぼ同じやり方です。
がんばって交換してくださいね('◇')ゞ
自分で直すと、より愛着がわきますよ~。
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by よっしー