いよいよ最終所見が言い渡される日。
最悪の事態を想定して乗り込む覚悟はしっかり出来ていた。
最初の病院でもこちらの病院でも大きさは2cm以下でしょうと言われていたから、最悪の想定と言っても・・・という程度だった。
摘出手術ももしかしたら必要最低限で温存できるかも知れないと言う期待も思わずしちゃうくらいに。
ただ、自分の中では確かに乳がんぽいシコリは2cm以下なんだけど、じゃーこの周りにある生理前になると固くなったりたまに少し痛みの出る塊はなんだ?
こいつはみんなあるのか?
いやいや左の胸にはあったことがない。
そんな風に自問自答する事もあった。
なのになんで手術の想定が自分の中で軽いものになったたのかは『希望的観測』だったんだろうなと今になってはそう思う。
いよいよ検査結果・・・予定よりも2時間待たされクタクタになりながら診察室に入った。
先生からの説明によると
・最初の所見では確かに2cm以下のシコリしか見つけられなかった。
・CT/MRI造影剤仕様で脇のリンパ及び肋骨内のリンパに若干の炎症反応あり。
・追加でオーダーした乳腺エコーでより詳細に調べた所、腫瘍の大きさは7cm
・ただし一つの腫瘍の大きさではなくいくつもある悪性腫瘍が固まって7cmの大きさになっている事。
・遠隔転移は現在のところ見受けられない。
従ってステージはⅢ。
リンパ節と遠隔転移を考慮して
『ⅢA』
になります。と言う事でした。
腫瘍の大きさが5cmを超えると乳房温存術はお勧めできない事。
ガンの種類によっては抗がん剤治療をしてから手術を勧めている事。
ただし、抗がん剤治療をしても全摘する事には変わりが無いことを説明された。
私の願いはただ一つ。
『早く治してほしい』
事だけだった。
先に抗がん剤をやっても切除範囲が変わらない事を再確認してその場で出した答えは
『ガンのタイプがどれであれ、先に手術で取ってください』
だった。
とにかく胸の中でいつ暴れ出そうかと待機しているガン細胞と長期間共同生活を送る気持ちにはなれない。
取って一段階進んで気持ちがスッキリするなら先に取るのが私には一番あってると思った。
先生にそう伝え、パパには乳がんが見つかった時点で取って治るなら迷わず切る宣言をしていたので帰ってからの事後報告をした。
※パパは一緒に来る予定が手足口病になったため姉と一緒に検査結果を聞きにきた