メルシーボク、滝マニアです。
更新が滞ってしまい、すいません。
実は先週末は伊勢・志摩に行ってました。
初めての伊勢神宮でしたが、神聖で良い所ですね
まあその辺は後で書くとして屋久島日記完結編を書きます。
屋久島2日目:
高塚小屋にやっと辿り着いた所までは前の日記で書いたが
余談がある。
事件は突然起こった。
山小屋は皆寝るのが早いので着いてすぐに夕食のドライフード
を作って食べ、すぐに就寝の準備。
やはり山小屋へは早めに着かないといけないものと再認識。
寝る前にトイレへ行こうとして外に出たのだが山の中の闇は恐ろしい
ほどに深い。
一応前の日記でも書いたコールマンのLEDランタンを持って外に
出たのだが、照らしても足元が見えなかったの原因だろう、足を
踏み外して階段から滑落したのだ
情けない話だが、意外に重症で腰と尻を強打し、しゃがむ事すら
困難になってしまった
唯一の幸運は骨等の異常や、血を垂れ流すほどの一大事に
ならかった事。
辛いが何とか歩けるので救助を要請するほどでもない。
しかし、一気にテンションが下がったのも事実。
そんな中での私の願いは翌日の朝に信じられないほどの晴天を見る事
だけだった。
そして翌朝5時起床。
朝と思えないぐらい暗い。LEDライトがなければ何も見えないほどだ。
外はというと相変わらずの嵐。結局天気が良い方向に行く事は望めない。
一緒に行った先輩と協議。議題は今日引き返すか、予定通り強行して進むか。
結論:撤退
理由は2つ。
1、この状態で宮之浦岳に登っても景色も眺められず、楽しくない。
2、私が滑落して腰を痛めていた為、コースタイム通りに行けなくなる恐れがある。
特に2の場合、嵐の中のビバークになる為、正直我々の登山レベルだとかなりの体力消費
に繋がりかねない。
そういった背景を加味した苦渋の決断だった。山で一番重要な事は「判断を誤らない事」である。
トムラウシの悲劇がまさにそうだった。
「ツアーでわざわざ遠方より来たのだから今更中止にできない」、そんな意地やプライドは
一番危険なのである。
結局安全で知見もある縄文杉~荒川登山口であれば歩ける自信も経験もあるので早々に
撤退。
そんな天候でも早朝から縄文杉を目指す人達はものすごい数。100人やそこらでは
きかないと思う。300~500人くらいはいたのではないだろうか。
どれだけブームなんだ縄文杉・・。
午後一くらいには荒川登山口に到着。入山時に会った係員に
係員: 「兄ちゃん達、結局戻ってきたのか~、おいXX!昨日昼過ぎから縦走目的で入山
した2人組が帰ってきたぞ~」
滝マニア: 「面白おかしくネタにしないで下さいよ~」
というやりとりがしばし続く。
落ち着いた所で帰りのタクシーを変更すべく携帯電話を取る。当初の予定では
縦走後に淀川登山口で拾ってもらう予定にしていたので荒川登山口に変更
した事を伝えなければならない。
しかし、荒川登山口でも電波無し。やむなくバスで電波がある所まで移動。
電波のある所に到着。事情を説明し、タクシーの迎えを依頼。
タクシーの運転手は親切にも宿まで探してくれた。
ちょっと希望より宮之浦岳より遠いが、安い割りにかなり綺麗で快適な宿。
しかし、外は相変わらずキマグレンな天気で雨が降ったり止んだりの天気。
とりあえず宮之浦の散策でもしようと街を歩く。
調査結果:宮之浦はゴーストタウンである。
別に屋久島批判をする気はない。好きな島である。
しかし!なんで!?というぐらい人がいない。登山帰りあるいは
入山前の観光客はどこにいるのだろうか。
皆、飯付きの豪華なリゾートホテルにでも滞在しているのだろうか。
店も開いてなければ客もいない。
散策途中で得た情報では「漁火」という居酒屋が郷土料理で
有名だという。首折れサバや、トビウオ料理が食べれるらしい。
そこで夕食する事に決めた我々はカフェ的な店を探す。しかし、
素敵な店はほとんどない。
ようやく見つけれた店が「STAX CAFE」。
唯一多少のお洒落感のある店だと言ってよい。
食べログでの店情報はこちら↓
http://r.tabelog.com/kagoshima/A4605/A460501/46005451/
そこでクロックムッシュとパフェを食べ、先輩と語る。
気付けばいい時間。漁火に移動。
しかし、18時ジャストであるにも関わらず漁火は満席。
やはり店が少ないせいか、混む店が限られるようだ。
待つ気力もなく、スーパーで買い物し、残ったドライフードと合わせて
部屋で食べ、まったりたする事に。
たまたまテレビで「世界の果てまでイッテQ」がやっており、
イモトアヤコがモンブランの3つのピークを縦走していた。
ガイド付きとはいえ、彼女の根性はハンパない。
それに比べて私は山小屋から滑落・・、情けない。
そんなイモト賞賛トークがしばし続くも眠くなり、シャワーに入って
早めの就寝。
翌日は相変わらずの雨で停電する等、トラブルもあった。
やはり台風はかなりの勢いだったようだ。
飛行機も早かったので早めに空港入りし、まったり。
何とか飛行機も飛べるようなので予定通り帰る事ができた。
とりあえず会社に迷惑を掛ける事がなく、一安心。屋久島に行くなんて
上司にも報告してないしね。
今回は辛く、苦しい山行になってしまった。しかし雨屋久島の恐ろしさ、
対処についても勉強できたという経験はある意味大きい。
そして何より縄文杉を一時独占した贅沢さ!(浸る余裕もなかったが)
そしてあと1つ。
縄文杉までの道のりにある「翁杉」という縄文杉に次ぐぐらいの
銘木があるのだが、それが台風で倒れたとの悲しい報道を先日耳にした。
我々は雄大に立つ翁杉を見る事ができた。それはものすごく運が良かった
のかもしれない。
翁杉の写真はこちら↓
最後に一言。
翁杉フォーエバー!