少し前に、ある国の首相がころころ言うことを変えた。自分が決めた政策に自分が従うといったり従わないといったりしたので、評判を落とした。野党のリーダーが「二転三転、七転八倒」と揶揄した。うまいことを言うものだと感心した。
その野党の党首の態度もやはり自分の秘書の逮捕などについては「二転三転」している。彼もそのうち「七転八倒」する羽目に陥るのだろうか。

Tさんから「Oさんのお世話で、一度話を断ってきたKさんが仕事を引き受けてくれることになりました。そちらの線で話を進めさせていただきますのでご了解を」と電話があったのが、22日。
「それはよかったですね。」と応えたものの一抹の寂しさも感じたりして一夜明け、気分もすっきりと読書計画などを立てつつ、いつもの友人のお手伝いで一日あくせくして、夕方ようやく一段落。そこへOさんから電話。「Tさんから電話があった?」
「ああ、聞いたよ。Kさんが引き受けたそうだね。俺の診断の結果はもう少し先になるし、よかった。」
「いや、それがね」
彼の声は気のせいか少し怒っていた。
Kさんには仕事の内容は正確に伝えてあったという。
KさんがやるきになったというOさんからの連絡で、Tさんはすぐに私に電話をして了解を得、勤務先の上司にそれを伝えた。上司はKさんに早速電話を入れた。
しかし仕事内容を具体的に話したら、とたんにKさんが自分の考えていたことと違うといって降りてしまったのだ。
引き受けてからじたばたするよりはずっと良い態度だ。
しかしOさんの立場はなくなってしまった。

話をもう一度私に戻すために、Oさんが電話をしてきたというわけだ。
一度切れた気持ちだからちょっとどうかなと思ったけれど、相手の上司を除けばTもOもKも全部顔見知りの人たちの間の話。
他に適任者がいなくて、私の診断の結果が問題なければやっても良いという、一昨日午前中までのスタンスに戻った。

もうどう話が転んでも気にしないことにした。先々「七転八倒」という結果にさえならなければよい。