ある方のブログの記事中の一節。

『直さなきゃなぁ…って思いながら…(中略)…ほかっておいた。』


早速googleで「ほかっておく」を検索した。

愛知県名古屋地方の方言というページにヒット。

ほかっておく …かまうのをやめる、そっとしておく 。ごみを「ほかる」は「投棄」で「ほかっておく」は「放置」の意味に近いかも。

     例文… あの子はすぐ元気になるからほかっておきなさい!


予想していた用法だったので、この説明には驚かなかったけれど、それ以外にごく日常的な言葉として地の文に使用している方がドット出ていて、そのほうが新鮮だった。


例えば、全く無作為に拾ってみると。

『無精卵は、ほかっておくとカビが生えてきますが、親魚が掃除してくれるので取り除く必要はありません。かえって掃除をしてしまいますと、親魚が卵を取られると思い有精卵まで食べてしまいますので、ほかっておくに限ります。』

『さらに、歯肉炎は、ほかっておくと、歯槽膿漏(しそうのうろう)になります。歯槽膿漏(しそうのうろう)は歯肉炎の末期 ..... このように、虫歯をほかっておくと、歯根の化膿を引き起こし、時間もお金もかかります。口臭もひどいので、最悪ですよね。 ...


そして。

上記の方言集では捨てることを「ほかる」と言うと書いてあるが、私は捨てることを「ほかす」という地方を知っている。