6月10日(水)

三年半ぶりの諏訪湖一周(後編)です。

 

疲れた足を足湯で温め、再び歩き始めます。

諏訪湖一周も後半戦。

ここからは湖畔に並ぶアート作品や歴史を楽しみながら歩きますが、同時に時代とともに変わっていく諏訪湖の姿にも出会うことになりました。

まず目に入ったのは、湖畔に点在するアート作品です。

 

 

諏訪の主産業である精密機械をモチーフにした作品で、諏訪らしさを感じます。

こちらは諏訪大社の近くにある「万治の石仏」でしょうか。

 

他にもいろいろな作品が多数!

さらに進むと、陽の光を受けてキラキラと輝く塔が見えてきました。


これは日時計をモチーフにしたオブジェ。

諏訪地方は「東洋のスイス」と呼ばれるほど精密機械産業が盛んな地域です。そんな土地柄を表現した作品なのかもしれません。

その先にはスケートをする銅像もありました。


タイトルは「銀盤の力走」。

諏訪湖は下駄スケート発祥の地としても知られています。近年は温暖化の影響で全面結氷することも少なくなりましたが、「御神渡り」の湖として有名ですよね。

近くの展望デッキには、諏訪湖の標高や周囲の距離が記されていました。


標高は759m。私がよく歩く景信山より高い場所にある湖ということになります。

景信山を登るのもそれなりに大変ですが、この日の諏訪湖一周もなかなかのハードコース。

気が付けばスタートから3時間40分ほどが経過していました。

久しぶりの長距離ウォーキングに、足も悲鳴を上げ始めています。

椅子を見つけるたびに座りたくなるほど脚が重い。
 

「歳は取ったけれど、まだ大丈夫!」

そう自分を励ましながら、一歩ずつゴールを目指します。グー

やがて「石彫公園」に到着しました。


ここでは、湖の中に立つ大きな像が目を引きます。


この像は高さ約6mの「八重垣姫」。

歌舞伎に登場する三姫の一人で、愛する婚約者の命を救うため、凍った諏訪湖を駆け抜ける場面に由来しているそうです。

その近くには、どこか懐かしさを感じるD51蒸気機関車の展示もありました。


諏訪市側の湖畔は、景色だけでなく歴史も楽しめる散策路です。

しばらく歩くと、大きなホテルが見えてきました。


現役時代、社員旅行で諏訪湖を訪れたことを思い出しながら、ホテルの玄関へ目を向けると…

入口が静かに閉ざされていました。

白樺湖周辺で、廃業した宿泊施設を見かけますが、諏訪湖周辺でも時代の流れは避けられないようです。

そういえば今日歩いてきた湖畔でも、使われなくなったワカサギ釣り船や、汚れたまま係留されているスワンボートを目にしました。

昭和の頃、多くの観光客で賑わっていた諏訪湖。

令和の今は、人々の楽しみ方も大きく変わったのでしょう。
昭和生まれの私としては、少し寂しい気持ちになります。

そんなことを考えながら歩いていると、素敵な教会が姿を現しました。


その隣には「原田泰治美術館」。


そして続く並木道。


木漏れ日が美しく、どこか都会の遊歩道を歩いているような雰囲気です。

しかし、爽やかな景色とは裏腹に、私の脚はかなり重くなってきました。


「あと少し!」 グー

そう自分に言い聞かせながら歩き続けます。

やがて木陰の道を抜け、交差点を右に曲がると、見覚えのある景色が現れました。

 



スタート地点の「湊湖畔公園」です。
ついに諏訪湖一周のゴールに到着しました。クラッカー

途中でリタイヤすることなく歩き切れたことに、ホッと一安心。

諏訪湖一周は、景色あり、歴史あり、温泉あり。
歩いていて本当に飽きないコースです。

また季節を変えて訪れてみたい気持ちもあります。
しかし同時に、こんなに疲れてしまった自分に少し驚いているのも事実です。

歳のせいなのか?
それとも単なる運動不足なのか?

熊の出没が気になって、山歩きから少し遠ざかっていますが、やはり普段から歩くことは大切ですね。頑張ろう!グー

最後に今回歩いたコースをご紹介します。


【今回の記録】
 距離:16km
 時間:4時間52分

    (休憩約30分含む)
 歩数:23,600歩


三年半ぶりに歩いた諏訪湖は、やはり広かった。

「よく歩いたなあ~」と達成感を感じる一方で、
「これが最後かもしれないな〜」

そんな思いが頭をよぎったのも事実です。

けれど、諏訪湖を歩きながら感じたのは、自分は歳を重ねたが、諏訪湖を取り巻く景色もまた歳を重ねている!ということでした。

だからこそ、今見られる景色を大切にしたい。

そして次に訪れる時には、
 「まだまだ大丈夫!」グー
そう笑いながら、元気に歩ける体力を維持していたいと思います。


三年半ぶりの諏訪湖一周。
疲れましたが、とても思い出深い一日になりました。

最後までお付き合い頂き有難うございました。バイバイ