自分も歳をとって来ると、気になることがあります。
それは・・・
町中を歩いていると、窓際に腰掛けてジッとしている年寄りを良く見かけます。
そうかと思うと、山を元気に歩いている高齢な人もいます。
同じお年寄りなのに、「元気に歩くお年寄り」と「窓際のお年寄り」の違いって何だろう?ということです。
そんな事を考えていたら、フッと頭に浮かんだのが・・・
テレビ番組の「ポツンと一軒家」。
そこに登場する皆さんは、山奥の不便な場所に暮らしているのに、とても元気なんですよね。
何もない場所のはずなのに、どこか生き生きとしていて、むしろ羨ましく感じることもあります。
きっとそれは、「幸せ」の感じ方がしっかりしているからなのかもしれません。
そういう私も、都内のような便利な場所ではなく、車がないと少し不便なところに住んでいます。
暖かくなってくると、雑草や庭木の手入れに追われる毎日。
正直、大変だなと思うこともありますが、終わった後に庭がきれいになると、やっぱり気持ちがいいものです。
そして「今日やることがある」というのは、意外と大きな支えになっているのかもしれません。
高齢者が元気に過ごす秘訣として、こんな言葉を聞いたことがあります。
「キョウイク」と「キョウヨウ」

最初は「教育」と「教養」かと思いましたが、調べて見たら違いました。
「キョウイク」とは「今日、行くところがある」こと。
家の中に閉じこもらず、図書館、デイサービス、習い事、公園など、毎日どこか出かける場所があることが、心身の健康維持につながるとされています。
「キョウヨウ」とは「今日、用事がある」こと。
買い物、通院、趣味の集まり、あるいはちょっとした家事や約束など、毎日何かしらの「やるべきこと」や「役割」があることが、生活にリズムと活力を与えます。

ということなんですね。
確かに、予定があって身支度をして出かける。
それだけで人は前向きになれますし、生きる活力にもなるのでしょう。
そう考えると、そんなことを実感させてくれる方が、近所にいらっしゃいました。
88歳のお婆ちゃんです。

その方の生活は、とても自然で規則的。
朝は日の出とともに起きて、畑や庭の手入れ。
暑い日中は無理せず家の中で過ごし、夕方になるとまた外に出て作業をする。
毎日大変そうに見えますが、ご本人はとても満足そう。
手入れされた畑や庭を眺めている姿が印象的です。
草むしりや野菜づくりは、心の健康だけでなく体にも良いそうです。
以前テレビで見たのですが、草むしりは立ったり座ったりを繰り返す動作で、いわば“スクワット”と同じ。

足腰を鍛えるには理にかなっているんですね。
そのおかげか、そのお婆ちゃんは本当に元気です。
車の免許は70代半ばで返納されたそうですが、今でも自転車で買い物に出かけています。
そんな姿を見るたびに思います。
「自分も負けていられないな」「私も頑張ろう!」と。

特別なことをしているわけではないけれど、
毎日「行く場所」と「やること」がある。
もしかしたら、元気でいられる秘訣は特別なことではなく、「今日も行くところがある」「今日もやることがある」
そんな毎日の積み重ねなのかもしれません。
明日は自分も、何かひとつ“用事”を作ってみようと思います。![]()
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キョウヨウ・キョウイクの話に
最後までお付き合い有難うございました。![]()



