12月26日（金）
今日は、久し振りの城山湖畔散策。
「城山発電所」脇の駐車場に、10時25分に到着。
年末だからか、駐車場に車が少ない。
熊出没注意の案内
駐車場のゲートに「熊出没注意」の案内が！
写真付きで注意喚起！
どうやら近くの山歩きコースに、熊が姿を見せているらしい。
本当は「南高尾山稜」を歩きたいし、「城山湖一周」もしたい。
でも、熊との出会いは避けたいので、我慢して発電所周りをのんびり歩くことに！
まずは航空神社へ向かい、そこから展望台へ。
発電所へ向かう途中、斜面の木が倒れているのが目に入った。
よく見ると、あちこちで木が倒れている。
その先に、本沢ダム発電所の建物が青空にくっきりと浮かび上がっていた。
冬の澄んだ空気の中で、白い壁が眩しい。
ツツジの狂い咲き
発電所脇の芝生には、ツツジが沢山植わっている。
そのツツジに、季節外れの白い花があちこちに咲いている。(黄色丸)
まさかの“狂い咲き”
近寄ってみると、白くて清らかな花。
逆光に照らされた花びらがふわりと輝き、冬の光に浮かぶ姿がなんとも美しい。
発電所の上側へ進むと、視界が一気に開けた。
遠くには相模平野が広がり、手前には先ほど車を停めた駐車場が見下ろせる。
道すぐ下には発電所の広場。
オブジェとして発電機械が展示されているのが見える。
さらに坂道を登っていくと、左側に本沢ダム「城山湖」。
水位がとても低い。
ここは揚水式発電。
揚水式発電のご案内。
下の津久井湖の水が少ないから、このダムに揚げる水が少ないせいだろうか？
航空神社参拝
ダムへ続く左の道を横目に、今日は右の階段を登って航空神社へ向かうことにした。
坂道を登り切った先に、ひっそりと佇む航空神社。
お参りしました。
この航空神社は昭和16年の戦時中に訓練飛行で爆撃機が墜落し、亡くなった搭乗員を慰霊するために建立された小さな神社。
お参りを終えて、少し下にある展望台へ！
展望台までは下り道。
その道は枯れ葉に覆われた赤土。
昨日の雨に濡れてとても滑りやすい。
気を付けて歩いていたが、うっかり足を取られてしまった。
幸い、怪我無くてよかった！
金刀比羅宮（龍籠山）の奥社
転ばないよう慎重に下っていくと、金刀比羅宮（龍籠山）の奥社。
こちらもお参り。
奥社の下の方から賑やかな声が！
見下ろすと、下の神社の境内で大勢の人が作業をしている。
後で寄ってみようと思いながら、まずは奥社から少し下った先にある龍籠山展望台へ。
大パノラマの「展望台」から見えるスカイツリー
その展望台へ行くと視界が一気に開け、遮るものがない大パノラマ。
青空の下、埼玉方面から相模平野まで一望。
元旦には「初日の出」を見に、多くの人が集まるらしい。
確かに、この景色なら素晴らしい初日が見られそうだ。
ただ混雑は苦手、初日を見るのは元旦を過ぎた頃が良さそうだ。
目を凝らすと、中央にスカイツリーがくっきり。
右の方には相模川、そしていつも歩きに行く相模川中州も確認できる。
いつもここへ来ると展望台のベンチで休憩するのだが、今日は大勢の人で満席。
またゆっくり来るとしよう！
「しめ縄」作りの金刀比羅宮
神社へ行ってみると、境内では作業をするおじさん達が大勢。
何をしているのかな～？
覗いてみると、藁を束ねてねじり「しめ縄」を作っている。
お正月の準備で忙しいね！
邪魔しないよう、そっとお参りを済ませ階段を降りました。
お正月には、参拝する人で賑わいそうだね！
ダム堰堤へ歩き始めたら「熊」の鳴き声？
これで今日の予定は終了だが、もう少し歩きたい。
そこでダムの堰堤へまで行く事に。
途中のゲートに案内板。
そこには「城山湖堰堤 250m、 徒歩10分」と表示。
堰堤は近い。
足取りも軽く堰堤へ歩き始めた。
緩やかな下り坂を、心も軽く歩いて行く。
しかし･･･
5分ほど歩いた頃、下の方から唸り声？が聞こえてきた。
犬の鳴き声とは違う。牛でもないし∗∗∗？ なんだろう？
「えっ、もしかして熊…？」
正体は分からないが、不安がよぎる。
この近くでも、熊の出没情報もある。
唸り声が、万が一熊だったら大変だ。
無理をせず引き返すことにした。
命あっての散歩だしね！☺️
果実と野球を楽しむ家族
駐車場へ戻る途中、神社下の広場の木に黄色い実がいっぱい。
近寄ってみると、足元に15cm程の実が落ちていた。
記念撮影 して、元に戻しました。
あれはミカンだろうか？
気になるな～。
広場では、小さな男の子がボールを打って遊んでいる。
そのボールを犬が拾いに行く姿を見守るお母さん。
微笑ましい光景に、思わずニッコリ。
そう言えばもう冬休みだね！
ヒマラヤスギの雄花と松ぼっくり
広場を歩いていると、足元に何かが沢山落ちていた。
近寄って見ると･･･
芋虫の様な形をした物はヒマラヤスギの雄花。
これらは雌花じゃなくて雄花なので球果（まつぼっくり）にはならないようだ。
栗の皮のような平たいのは、弾けた球果のようだ。
ヒマラヤスギは，名前に「スギ」と付いているがマツの仲間。
そのためか、松ぼっくりに良く似ている。
実は、種子を遠くに飛ばすために、樹上でバラバラになり落ちて来るようだ。
見ると雄花より広い範囲に落ちていた。
見上げると、そこには大きなヒマラヤスギ。
枝先を見ると、枝に雄花一つ！
広場の脇が駐車場。
熊の鳴き声？に邪魔されたが、無事に駐車場に戻りました。
今日の記録
距離：約1.5Km
時間：40分
歩数：約3,500歩
今日の城山湖は、冬らしい静けさの中に、思いがけない発見がいくつもありました。
季節外れの白いツツジや、展望台からの澄んだ景色、そして神社での正月準備の光景。
また季節が変わった頃に、ゆっくり歩きに来ようと思います。
最後までお付き合い有難うございました。
