諏訪大社の歴史が詰まった史料館と、空に浮かぶ茶室
茅野市に何度も訪れていても、知らない所はまだありそう。
そこで、インターネットで調べて見たら、沢山ありました。
今回はその幾つかを見て歩く事に!
その場所は、諏訪大社・上社本宮の直ぐ近くにありました。
神長官守矢邸跡
最初に向かったのは、神長官守矢邸跡。
この守矢【もりや】家は、諏訪大社上社の神官の一つである「神長官【じんちょうかん】」を、中世から江戸時代まで務めました。
ここが「神長官守矢邸跡」
説明書きがありました。
母屋の脇にあった祈祷殿。
神長官が祈祷する社殿で茅野市有形文化財。
神長守矢家祈祷殿の説明書き
● 建物の裏側にある神社。
「神長官邸の御左口神社(ミシャクジ社)」
諏訪社の神事では非常に重要な役割をはたしていたようだ。
説明書き。
お参りさせて頂きました。
神長官守矢史料館
次に向かったのは、東京大学名誉教授•藤森照信【ふじもりてるのぶ】設計の「神長官主矢資料館」
説明によると、鉄筋コンクリート造りの上に、外部と内部の両方に特別な壁土を塗り、民家風に仕上げられたものです。屋根には地元の「鉄平石【てっぺいせき】」と呼ばれる平らな石とスレートをのせています。
屋根を突き抜けて、そそり立つ4本の木が印象的。
史料館の建物は世界的に有名な建築家、藤森照信氏の処女作。
この資料館のご案内をご紹介。
● 資料館は、中世の様子を知る貴重な資料が展示
守矢【もりや】家に残された鎌倉時代から伝わる守矢文書を保管、公開しています。守矢家は諏訪大社上社の神官の一つである「神長官【じんちょうかん】」を、中世から江戸時代まで務めました。守矢文書は県宝155点、茅野市指定文化財50点を含む1618点で、ほとんどは諏訪大社の祭礼に関するものです。中には中世の信濃国の状況を克明に記録した貴重な史料や、武田信玄をはじめ武田家の古文書40点を収蔵しています。
展示室では、諏訪大社で行われる御頭祭【おんとうさい】で供えられた神饌【しんせん】の再現展示や、武田信玄の古文書を中心にした守矢文書や、鉄鐸【てったく】、出土品の展示をしています。御頭祭では昔は本物の鹿の頭が使われており、鹿の頭の剥製が展示されています。
● 土壁の内装の展示室
建物は、東京大学名誉教授の藤森照信【ふじもりてるのぶ】の設計。鉄筋コンクリート造りの上に、外部と内部の両方に特別な壁土を塗り、民家風に仕上げられたものです。屋根には地元の「鉄平石【てっぺいせき】」と呼ばれる平らな石とスレートをのせています。
入園料は大人100円。ビックリする程安い。
でも、10月より200円に値上がりする様です。それでも安い。
● 受付を済ませて見学。
写真撮影の了解を得て、撮影しました。ご覧ください。
館内には、諏訪大社の祭のなかでもひときわ不思議な「御頭祭」の様子を復元展示。
祭りに使われた物の様です。
猪や鹿の焼皮の展示。鹿の肉や脳味噌の和え物。鹿の肉を煮て味付けした物・・・等が展示。
これは兎の串刺し
鹿の頭:「鹿の耳裂鹿」
この魚は何かな?どのように調理されて供されたのだろうか?
壁一面に展示されているのが、鹿や猪の頭部の剥製。
その数に圧倒される。
実際には、上社前宮の十間廊に75頭の生首を供えた神事だったようだ。
現在は剥製の鹿の首で神事を行っているようです。
弓と矢、そして刀も袋に入って展示。
さらに奥には書などが展示。
ここに展示してあるものは守矢家に伝わる古文書等。
中には武田信玄と守矢家に関わる古文書なども。
諏訪上社本宮・前宮周辺が分かる「上社古図写」
歴史に興味ある方には、とても魅力的な資料ばかりのようだ。
建物も個性的で見る価値ありです。
空飛ぶ泥船
一回り展示を拝見した後、少し歩いた所にある「空飛ぶ泥舟」を見に行きました。
そこには、藤森 照信氏の造った変わった茶室が3つあるようだ。
その場所は、資料館を山側に歩いて数分の所。
手前にあった遊歩道の案内。
鎌倉道が、ここにもあるとはビックリ。
時間があったら、一周にチャレンジしてみたい!
案内板の更に奥に、お目当ての「空飛ぶ泥舟」が見えてきた。
近寄って見る「空飛ぶ泥舟」
下から見た「空飛ぶ泥舟」
これは、なんと茶室。
2010年に茅野市民館主催のワークショップで製作され、2011年に今の場所に移設された茶室。
さらに山側に茶室が2つ。
藤森照信作茶室 竪穴式茶室「低過庵」
入口が分からないほど低い茶室の「低過庵」
「低過庵(ひくすぎあん)」の名前のように、低すぎる建物だ。
斜面を掘り込んだ竪穴式茶室となっているようで屋根は銅板葺きで、こちらも当初は銅色あかがねいろに輝いていたようだ。
地上6mの茶室「高過庵」
「低過庵」の隣に、聳え立つ木の上にあるのが「高過庵」
藤森照信氏が設計した「木の上の茶室」で、元首相・細川護熙さんのために茶室を設計したが、完成した茶室を見て自分でも欲しくなって制作したそうだ。地上6mの茶室は秘密基地のようでもあり、子供でなくても童心に帰ってワクワクしてしまう。こちらは梯子が無いと登れない。(no+eより)
地上6mの2本の木の上に建てられており、アメリカの『TIME』誌により「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれています(1位はピサの斜塔)。(茅野市観光ナビより)
その「高過庵」を、木陰に座って見ていたご婦人が一人。
海外の方と思われるそのご婦人も、不思議な建物に魅入られたようだ。
その気持ちわかります!
笑顔でご挨拶しました。
高過庵の下にある小さな祠。
流石にこれは茶室ではなく祠ですよね!
不思議な茶室を拝見し、大満足![]()
今回拝観した資料館も空に浮かぶ茶室等も初めて知った所だが、本当に見応え有りました。
まだまだ知らない所はありそうです。
これからもいろいろ調べて、見に行こうと思います。
自然の中に溶け込んだ「泥船」や「高過庵」等を見ての帰り道。その道に咲く草花が今までとは違って、優しく綺麗に見えた。
コスモス
イタドリ
ビル等近代建築と違い、自然に溶け込むような建物は、本当に心にも目にも優しい。
温暖化の影響で異常気象が多発の最近、もう一度自然の大切さを認識した旅となりました。
今回ご紹介した所が紹介されているサイトです。
空飛ぶ泥船などについてはこちらを!
空飛ぶ泥船を紹介した動画が見つかりましたのでご紹介します。
最後までお付き合い有難う御座いました。![]()




































