360度のパノラマが素敵な車山高原
6月22日(日)
今日も良い天気。
何処か歩きに行こう!
涼しければ美ヶ原高原を散歩したいが、一周10Kmで3時間以上かかる。
標高の高い高原とは言え、木陰の無い美ヶ原高原は陽射しがきつそうだ。
そこで今日は、360度のパノラマが魅力の車山高原に決定。
でも、暑くなる前に!と早く出かけた。
●車山高原山歩き!
大門街道を白樺湖へ向かうと、向こうに車山が見えて来た。
山頂の気象観測レーダーもクッキリ。
山頂から富士山が見えるかな?
白樺湖からビーナスラインを走り、8時40分に車山肩の駐車場に到着。
ところが・・・
駐車場は既に満車。まだ早いのに!
皆さんは、何時に来ているのだろう?
路上に停めるわけにもいかず、駐車場をグルグル回り空きを探していたら、丁度1台出かけたので急いで駐車!
登山靴に履き替え、ストックを持って出発。
駐車場脇の丘を見ると、レンゲツツジが一面に咲いていた。
ここはニッコウキスゲが綺麗な所。
あと1ヶ月もすると、黄色のニッコウキスゲが咲くだろう!
(見頃は7月中旬〜下旬)
●長い行列のレストラン!
駐車場の直ぐ傍にあるレストランは、今日も長蛇の列。
このお店は「ころぼっくるひゅって」
9時の開店20分前だが、既に3~40人の列。
人気のメニューはボルシチらしい。
そのボルシチを食べて見たいが、何時間も並ぶのは苦手。
空いている時に来るとしよう!
行列を横目で見ながら、車山高原散策開始!
レストラン横に、大きな案内。
向こうに車山・山頂の気象観測レーダーが見える。
案内には「霧ヶ峰湿原植物群落」とある。
これから歩く所は湿原で、
ミズゴケのほかヌマガヤ、ホロムイスゲ、モウセンゴケ、コバイケイソウ、その他の湿原植物の種類に飛んでおり、大変貴重なものもあります。
と書いて有る。
●カメラマンのお目当ては?
緩やかな道を下って行く途中、長いレンズのカメラで撮影している人達がいた。
何を撮影しているのだろう?
気になることは精神上良くない。そこで手を休めている方に
「何を撮影されているのですか?」
とお聞きしてみた。
その答えは
「コバイケイソウにやって来るノビタキを待っているんだよ!」
と、教えてくれた。
初めて聞く鳥の名前。
Wikipediaより
カメラのレンズの先には、真っ白な「コバイケイソウ」がいっぱい咲いていた。
良い写真が撮れると良いね!
耳を澄ますと、鳥の鳴き声があちこちから聞こえてきた。
立ち止まり鳴き声の主を探すが、見えなかった。今度は双眼鏡持ってこよう!
さらに進むと、この平原にもレンゲツツジがあちこちに!
車山・山頂からの景色が素敵だが、その周りの広大な草原も素敵だ。
暑い日差しが襲い掛かるが、草原を吹く今日の風は強く帽子が飛ばされそう。
でも、そのお陰でとても涼しく木道を歩けました。
●コース変更し「蝶々深山」へ!
向うに見える丘は「蝶々深山」
いつもは、何処にも立ち寄らずに車山•山頂へ行くのだが、清々しい高原がとても気持ち良い。
車山•山頂はこの先の分岐点を右だが、目の前に見える「蝶々深山」がとても綺麗。
まだ出発してから1Km、約20分。
歩く距離は増えるが、あの丘の上へ行って見る事に!
何処までも広がる草原の、緩やかな道を登って行きます。
緩やかな坂道でも息が切れる。
体力落ちたかな?と思うが、ここは標高の高い高原。酸素が少ないからだよ!と自分を励ました。
無理をせずユックリ歩き、20分程で丘の上に到着。
そこは広場と言った方が似合う丘。
360度遮る物が無い景色は素晴らしい。
車山・山頂から見る景色とは違った素晴らしさだ。来て良かった。
さらに先へ進むと、八島ケ原湿原へ続く道。数年前グルっと歩いた道だが、今日は車山が目的地。
ここで折り返し、来た道を戻り車山・山頂を目指します!
下る向こうに、車山・山頂の気象観測レーダーが小さく見える。
頑張ってあそこを目指そう。
戻る時、大勢の人が登って来る。
そして犬連れの人も多かった。
八島湿原は「ペットの連れ込み禁止」だが、この辺りは大丈夫かな?
犬は元気で、ご主人様を引っ張って歩いていた。
元の道に戻り、進む右向こうに気象観測レーダー。
もう少しだ、頑張ろう!
車山乗越の分岐点までやって来た。
この道は「南の耳」~「北の耳」へ続く。今度チャレンジしたいな!
●車山・山頂への長い階段!
次の分岐点にある案内。
白樺湖方面と車山·山頂の分岐点だ。
ロープウェイ脇の坂道を右上へ600m程登った所が山頂。
4月22日に来た時、この斜面の道には雪が厚く残っていた。
今日は雪は無い。頑張って登ろう!
長い階段を、一段一段ゆっくり降りて行くお婆ちゃん。
私も負けずに頑張って登ろう。
左側に車山高原からのリフトが見える。
リフトに乗って登って来る人達の話し声が聞こえてくる。
私はいつまで自分の足で、山頂へ登れるかな?
そんな心配がフッと頭に浮かぶが、まだまだ大丈夫!と自分に言い聞かせ、登りました!
ここがリフトの山頂駅。
登り終えた!と思いたいが、ここは山頂ではない。
山頂はさらに登った所だ。
最後の登りを頑張ろう!
●車山神社参拝
ここが山頂。
道の左側に「車山神社」
早速、神社にお参り。
鳥居手前に「雲外蒼天」と書いて有る。
その意味は「困難を乗り越え努力すれば、その先には明るい未来が待っている」
まさに、今日頑張って登って来た私を励ましてくれている言葉!と受け止めた。
その気持ちを胸に鳥居の前に立つ。
鳥居の向こうに、冨士山が微かに見えた。
4本の御柱に囲まれた車山神社。
お参りしました。
賽銭箱の上に、諏訪の名酒が供えられていた。美味しそう!
神社正面の景色。
左の八ヶ岳の右に富士山。中央に南アルプス。その手前辺りが諏訪大社。
この神社は、諏訪大社の方を向いている?
日本地図を見ると車山神社は日本の真ん中。日本全体の幸せと、世界の幸せを祈る場。という人もいる。
●絶景を見ながらの昼食タイム!
お参りを終え、気象レーダ回りの様子。
今日は日曜日。登山客が多い。
朝早く出かけて来たので、山頂に到着したのは10時半。
でもお腹も空いたので、持って来たお握りとカップヌードルで昼食。
諏訪方面が見えるデッキは満席。
そこで反対側の浅間山を見ながら、石に腰掛けて頂きました。
食べている時、帽子に虫が止った。
慌てて脱いでも逃げない。
アブの一種で「マガリケムシヒキ」というらしい。
刺されるのは嫌なので、飛び去るまでそのままにした。
食べ終わり、小休憩したら山頂を散策。
車山肩駐車場の先に見える八島ヶ原湿原。
ズームアップするとハート形しているのが良く分かる。
今度涼しい時に、歩きに行こう!
登山記念に山頂標識を撮影。
車山・標高1925m
●映画のワンシーンの様な光景
その様子は、まるで映画のワンシーンのようだ。
この山頂に昨年春来た時、7月からの新番組「マウンテンドクター」の撮影をしていた。
またドラマの撮影をしているのかな?と思ったが、今日はカメラマンやスタッフは居ない。
撮影ではない一般の方だ。
それにしても、ドレス姿で山に来るとはビックリ。
でも、ここはロープウェイが有るから大丈夫なのだね!納得。
最近高尾山ではサンダルやハイヒール、タンクトップ、スカートやワンピ―ス姿で登って来る人を見かけるが、まさか2000m近い車山でも見かけるとは!
そう言えば、冨士山登山でも軽装で登る人が多いとニュースでよく聞く。
今日もすれ違った人の足元を見てビックリした。
なんと、素足にサンダルだった。
時代の変化を感じてしまう。
登山靴でリュックを背負い、ストックを持っている自分がおかしいのかな?
時代に乗り遅れないよう、周りの様子に注意しないといけないな~!
●団体の登山客
山頂の景色を楽しんだ後、車山の南側を下山。
つづれ織りの道を大勢の人が登って行く。
団体のようだが、登山ツアーもあるのかな?
人気の車山です。
下る道脇の斜面にも、レンゲツツジが咲いて綺麗だ。
途中、腕章をした二人の若者がいた。
山道の調査?をしているのかな?
向うに車山肩の駐車場が見えて来た。
車山一周はもう少し。
石ころだらけの道を、転ばないようストック頼りに、無事戻りました。
出発地点に戻った時は11時40分。
「ころぼっくるひゅって」には、まだ行列が出来ていた。
本当に人気のレストランだ。
駐車場脇のお店にも大勢の人達。
駐車場の満車理由は、山歩きよりお店に来た人の方が多いのでは?と思う程。
戻って見ると、駐車待ちする車がまだいっぱい。
土日祝日の車山は、早く出かけて来ないとダメだね。
次来る時は土日を避けよう!
•••と、自分に言い聞かせた。
今日の記録をご紹介
距離:6Km
時間:3時間(休憩約20分含)
歩数:約10,000歩
コース図
左の「車山肩」がスタート地点で赤線が今回歩いたコース。
地図は車山高原SKAYPARK RESORTより拝借
ここのHPでは、車山登山のいろいろなコースも紹介されています。
食事でも人気の車山のようだが、歩いて見る景色は何度来ても最高
体調に合わせていろいろなコースも選ぶことが出来る車山高原。
また平日に歩きに来ようと思います。
最後までお付き合い有難う御座いました。