7月25日(木)
23日と24日は雨が強く降ったので、静養を兼ねてのんびり部屋で過した。
涼しく快適に過ごした蓼科だが、明日予定があるので今日帰ります。
朝の八ヶ岳。
厚い雲がかかり、雨も降りそうな天気だ。
年をとると目覚めも早い。
7時過ぎには出発の準備も終わっていた。
帰る途中、直ぐ近くの「イングリッシュガーデン」に立ち寄り、見頃のアナベルを見る予定だったが、開店は9時。
今から2時間も待てないので、次回立ち寄る事にして、7時20分に出発。
荷物を積み込んで、車の車外温度を見ると、なんと20℃。
涼しい蓼科を離れるのは辛いが、また来るとしよう!
帰り道、幸いな事に空は青空。
雨でなくて良かった!
さてイングリッシュガーデンは諦めたが、こんなに早くても花を見られる所がある。
そこへ立ち寄りです。
そこは、諏訪郡富士見町境にある井戸尻史跡公園。
ここには井戸尻考古館があり、縄文時代の遺跡の展示もされている。
今回の目的は考古館ではなく、井戸尻史跡公園の大賀蓮。
大賀蓮は、今が丁度見頃の様だ。
8時過ぎに到着、既に2台の車が停まっていた。
蓮の花の最適な見頃時間は、朝7:00~9:00頃までらしい。
皆さん見頃の時間を良くご存じだ!
駐車場からは、甲斐駒ヶ岳・日向山が見える。
日向山の白い砂丘が見えた。
また見に行って見よう!
駐車所脇にある公園案内図。
案内図で見ると、蓮池池は駐車場右側。
この細い道を下って行きます。
ここが蓮の花が咲いている蓮池。
色々な種類の蓮の花が咲いていた。
こちらには白い「ヒツジグサ」
赤い蓮の花がひっそりと咲いていた。
一面に葉だけ?
そう思ったら、紫色の花が咲いていた。
ミズアオイかな?
一段高い所に「大賀蓮」の咲く池。
こちらが「大賀蓮」
大賀蓮とは
1951年(昭和26年)、千葉県千葉市検見川(現・千葉市花見川区朝日ケ丘町)にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハス(古代ハス)
大賀蓮の葉も大きい。
雨が降ったら、傘の代わりにもなりそうな大きさだ。
先客の皆さんも、見に来た目的は大賀蓮。
皆さん蓮の写真を撮っていた。
ベンチに座って、蓮の花を眺める人も!
ワンちゃんと一緒に眺めていた。
その目の前に広がる蓮の花と南アルプス。
素晴らしい景色です。
古代には、ビルも車も無い時代。
人間も自然の一部だった世界は、どんなだったのだろう?
温暖化も無く、競い合いも無かったのだろうか?
最近の、温暖化での暑さも辛いが、日本やアメリカの選挙戦の見苦しい言動を見ていると寂しくなる。
何もなかった時代は、もっと穏やかだったのではないだろうか?
目の前に広がる、素晴らしい景色を見ていたら、そんな思いが浮かんでは消えた。
蓮の花は、今も昔も変わらず、見る物を癒してくれる。
フッと蓮の葉の脇で動く物が!
ダルマガエル?
井戸尻公園の大賀蓮を紹介する動画もありました。
ご興味あったらご覧ください。
↓
たっぷり蓮の花を楽しみました。
そろそろ帰るとします。
振り返って見る蓮の池。
帰る道沿いには、小さな野草の花がいっぱい咲いている。
クサフジ
ムラサキツメクサ
ムシトリナデシコ
花の周りには、白い蝶が沢山飛んでいた。
古代から現代への細い道。
自然を肌で感じながら、ユックリ現代へ戻りました。
登りきったところには車道。
現実の世界が目の前に広がります。
車に戻ると、車内はサウナのような暑さ。
古代の気温はどうだったのだろう?
そんなことを思いながら、エアコンを効かせて家路に着きました。
最後までお付き合い有難う御座いました。