6月20日(木)
お待たせしました。前回の続きです。
下田公園のあじさいを楽しんだあと、ペリーロードへ向かいました。
下田への旅 ②「ペリーロード」と「了仙寺」、そして美味しい海鮮丼!
下田公園を降りた所にあった「下岡蓮杖碑」
初めて聞くお名前だ。
調べてみたら・・・
幕末期、下田で生まれた人物に写真家・下岡蓮杖(しもおかれんじょう)がいます。
日本で最初に写真を始めたのは、オランダ人によりその技術を伝授された長崎の上野俊之丞(うえの としのじょう)でしたが、それよりやや後れて上野氏とはまったく別に、苦心の末に写真技術を習得したのが蓮杖でした。蓮杖の開設した写真館が日本最初であるところから、「日本写真師の祖」あるいは「日本商業写真の祖」とも称されています。(下田市HP)
当たり前に撮影している写真にも、いろいろな歴史があるようですね。
下岡さんに感謝しながら、今日もスマホで撮影しますね!
公園を下って住宅街の方へ歩いて行くと、ナマコ壁の建物。
この住まいは「旧澤村邸」
下田市のペリーロード沿いに位置し、大正初期に建築され、「市固有の歴史性と風土性を保ち、かつ、市民共有の遺産として長く保存する必要がある」と、昭和 60 年に下田市歴史的建造物指定を受けた。(静岡県建設業界HP)
旧澤村邸は以前来た時、内部を拝見したので、今日は立ち寄らずにペリーロード散策。
澤村邸から直ぐの所にある道がペリーロード。
ペリーロード
幕末、黒船により来航したペリー提督一行が了仙寺で日米和親条約付録下田条約締結のために行進したのがこの道。かつて出船入船三千隻とうたわれた港町下田の花柳界の面影を残しており、平滑川(ひらなめがわ)沿いを石畳の道が続き、伊豆石やなまこ壁の家並み、柳並木が独特の風情を醸し出しています。
了仙寺のほか、日露和親条約締結場所である長楽寺、あじさい祭で有名な下田公園もこの地区に位置しており、特徴的なお店も多く、たくさんの観光客が集まる下田の代表的な観光スポット(下田市HP)
その平滑川沿いの道には、お花が壁一面に咲くお店も!
川沿いにはテーブルとベンチ。
テーブルの上には可愛くお花が飾られている。
道沿いのお店の方々の心配りが伝わってきます。
古い街並みだが、どこか垢抜けているのは、ペリーさんと関係がありそうだね!
小川沿いにもアジサイ。
その小川をユッタリ歩く鴨1羽。
ナマコ壁と赤い橋が印象的。
ペリーロードを少し行った所に「了仙寺」
その入口にあるのが「MoBS 黒船ミュージアム」
HPには黒船来航時の模様がわかる全く新しいカタチの歴史ミュージアムと紹介されている。
黒船ミュージアムの前を進むと、了仙寺。
本堂右に説明書。
了仙寺
下田に入港したペリーは日本側と条約の細かい規定(日米下田条約)を定めました。その話し合いの場所となったのが了仙寺(了仙寺HP)
まず、本堂にお参り
お参りしていたら、中から話し声が聞こえる。
どうやら本堂で、拝観者に住職が了仙寺のお話をしているようだ。
この事はHPにも書いてあった。
とにかく、めちゃくちゃ、おもしろい 驚異の満足度!
「寺の坊さんの話って、むずかしくて、途中であきる。」しかし話を終えて「時間なのでこの辺で。」と言うと「え、もう50分?(早い!)」と驚きの声が上がります。時間を忘れる話。「お寺の話は難しい」の常識が覆ります。
小学6年生が・・・
1時間話を聞いた小学生が「ちょ~おもしろかった」「もっと聞きたい」信じられますか?事前に下見に訪れた先生方、誰も信じません。「いや~、20分が限界ですよ。」でも話を聞き終わると、「1時間、お願いします。」大半の学校が次の申し込みをしていきます。驚異のリピート率です。
少しアルコールの入った団体が・・・
事前に「何分話しましょうか。」と聞くと「15分位で」とのお返事。でも40分話しても、誰も眠りもしませんでした!話が終わると拍手喝采。(了仙寺HP)
外まで聞こえてくる張りのあるお声は、聴く者を引き付ける魅力がある。
機会が有ったら、聞いてみたい。
本堂前には、水の張られた鉢に色々な物が・・・
この飾りも、アメリカとの交渉をしたお寺であることのイメージかな?
ちょっと日本のお寺とは一線を画したお寺の感じです。
私は好きです!
本堂右側奥に、横穴遺跡の案内。
これが横穴遺跡。
入口は封鎖されていて中へ入る事は出来ない。見られないと、余計興味が湧いてくるな〜!
住職の話声を聞きながら、そろそろ戻ります。
境内を歩いていると、庭の木にお化け?がユラユラと!
何だろう?
どういう意味があるのかは不明だが、思わず笑顔になってしまった。
愛嬌もある了仙寺だ。
この了仙寺は、ジャスミンの花も有名。
以前5月に来た時は満開だったが、今回は終わっていた。
また見に訪れるとしよう!
ペリー上陸記念碑
下田最後の観光は、ペリー上陸記念碑。
車道沿いを歩いて、行って見ました。
行く途中、小川に沢山の鴨がいた。
6羽の鴨が、等間隔に並んでお昼寝中。
下田の鴨は行儀が良いね!
記念碑近くになると、港に沢山の船が停泊していた。
ここは港町。
少し開けた所に記念碑。
ぺリーの銅像がありました。
大きな錨は、アメリカ海軍から寄贈された物。
鎖国をしていた日本が、世界に窓を開けたきっかけとなったペリー提督。
その詳細はこちらを!
↓
しばし、銅像や記念碑周りの景色を楽しんだ後、駐車場へ戻りました。
その途中、見かけたマンホールの蓋。
黒船が描かれていた。
駐車場に戻った時間は11時近く。
朝は余裕だった駐車場は、既に満車状態。
「あじさい祭り」開催中なので、来訪者も多いようだ。
下田の最後の楽しみは、海鮮丼!
そろそろお昼時。
今回の楽しみの一つである食事だ。
下田公園を出発して、程なくして立ち寄ったのが「道の駅」
下田へ来ると立ち寄っていた美味しい食堂があったのだが、残念なことに閉店してしまった。
そこで代わりのお店を探していた時、たまたま立ち寄った道の駅の海鮮丼が、予想以上に美味しかったのだ。
以来、下田へ来ると必ず食事をしに立ち寄る道の駅「開国下田みなと」
今回もここに立ち寄った目的は昼食。
お目当ての食堂はこの道の駅内にある「地魚の御食事処 さかなや」
11時過ぎだったので、まだ空いていた。
店に入り、顔馴染みのお姉さん?に頼んだのがこちら!
「あじづけ丼」
「脂金目づけ丼」
どちらも美味しくて、ホッとする程だ。
食べに来られてよかった~!
漁港併設の道の駅。
お魚は捕れたてで美味しい
ここのお茶も美味しかった。
セルフサービスだが、地元の静岡茶は本当に美味しかった。
余りの美味しさに、待っている間3杯お替りする程。
食堂でこんなに美味しいお茶出しているとは!
美味しい海鮮丼を頂いて、お腹も大満足。
今回は大雨の影響が心配だったが、無事下田まで来られた。
そしてアジサイを堪能し、ペリーの歴史に触れた後、美味しい食事が出来て大満足の下田観光でした。
また来れる日を楽しみに、安全運転で伊豆高原の宿泊先まで戻りました。
到着して、直ぐ温泉三昧。
サウナ、温泉、サウナと繰り返し、今日の疲れも癒されました。
楽しんだ帰り道は大雨!
余りに楽しい事が多かったからか、翌日、目が覚めると大雨。
天気なら一碧湖を散策して帰るつもりだったが、それどころではなかった。
帰る途中、道の崩落を心配したが、何とか無事に帰宅する事が出来ました。
梅雨時に出かけた伊豆の旅。
最終日に雨にたたられたが、とても良い思い出となった旅でした。
また美味しい海鮮丼を食べに行こうと思います。
最後までお付き合い有難う御座いました。