連日の庭木剪定で疲れました。
庭木剪定は毎年の作業で、今までは平気だったのに!
毎回作業の後、お風呂に入浴剤を入れて疲れを癒すのだが、最近はお風呂では疲れが癒されない。
そこで、温泉に入って疲れを癒したい!とあちこち空いている温泉を探していたら、熱海に空きが見つかりました。
熱海温泉、行ってきました。
その二日間の様子を2回に渡ってご紹介です。
天狗のパワーが棲む処大雄山最乗寺
6月10日(火)
熱海へ行く途中、「大雄山最乗寺」へ立ち寄り参拝。
その途中、道脇に大きな金太郎の人形が!
この辺りは足柄の金太郎の故郷らしい。
足元には「道の駅足柄・金太郎のふるさと」の案内もあった。
この「道の駅」には以前立ち寄った事があるので、今日は立ち寄らずに「大雄山最乗寺」へ向かいます。
程なくして最乗寺への道に入る。
両側は樹齢の高そうな杉林。
道からも歴史を感じる最乗寺だ。
一本道を登って行き、駐車場に到着。
最乗寺は👺天狗が有名で、マンホールには天狗の団扇。
(中央のマーク)
駐車場から直ぐの所に広い境内。
右側の建物が書院。
左側には「瑠璃門」と「碧落門」
境内中央には、屋根の苔が趣のある「光明亭」
そしてこちらが「本堂」
お参りさせて頂きました。
境内には沢山の建物がある。
境内の片隅に大雄山最乗寺の全景図があったのでご紹介。
お参りしながら、奥の院へ行って見ます!
新緑のモミジがとても綺麗だ。
秋の紅葉時期も素敵だろうね!
今年の秋は、訪れてみたい!
結界門手前右側に滝が見える。
今日はその滝脇を通って行ってみた!
苔と水の流れがとても綺麗だ。
滝の右側に多宝塔。
不動堂
結界門から上がって来た所にある「御真殿」
こちらもお参り!
御真殿の向こう側にあるのが、沢山の高下駄。
何故赤い下駄があるのか?
調べてみました。
道了大薩埵が御本尊として祀られている御真殿。
道了大薩埵は、天狗に姿を変え今でもこの地を守っているといわれています。この天狗伝説により、御真殿のそばには大小様々な高下駄が奉納されています。
大小の下駄がいっぱい。
一際大きな赤い下駄。
「和合下駄」
その中でも目を引く大きな赤い下駄が「和合下駄」です。下駄は、左右揃って役割をなす。夫婦もいたわりの心を持って一対となるとして夫婦和合(縁結び)の信仰が生まれました。
後でもう一つ、この和合下駄と出会う事に!
境内のあちこちに天狗の像があります。
何故天狗なのか?
了庵慧明禅師の弟子だった道了尊者は、師匠の了庵慧明禅師が最乗寺を建立することを聞いて、近江の三井寺から天狗の姿になって飛んできて、神通力を使って谷を埋めたり、岩を持ち上げて砕いたりして寺の建設を手伝いました。そして了庵慧明禅師が75歳でこの世を去ると、寺を永久に護るために天狗の姿に化身して舞い上がり、山中深くに飛び去ったといわれ、以来、寺の守護神として祀られています。(大雄山最乗寺HPより)
緑深い境内の一番奥にある階段を登って、上の方にある「奥の院」へ行って見よう!
階段の下に立って見上げると、何処まで続くのか?と思えるほど長い階段だ。
疲れて温泉療養に行く途中なのに、この階段を登ったら余計疲れそう。
長い階段を前に戸惑うが、久し振りの最乗寺。奥の院へ行ってお参りしよう!
坂の途中にも天狗像。
この像にも手を合わせた。
途中、何度か息を整えながらも、階段数を数えて登りました。
登りきった所にある社が「奥の院」
心を静め、お参りしました。
階段数だが、多分350段を超えたと思うのだが確信が無い。
左脇にお札所がありオジサンがいた。
そこで「この階段は何段あるのですか?」とお聞きしたら、左の柱を指さして「そこに書いてあるよ!」と教えてくれた。
その答えがこちら!
これによると、階段数は合計354段。
休み無しの急な階段。
この答えを見てオジサンに
「毎日この階段を登って来られると、体力付きますね!」と話しかけたら···
「ハッハッハ!裏技があるのでね!」
と苦笑いしていた。
この苦笑いの理由は、後で判明する事に!
階段の段数が表示された脇に温度計。
今日の気温は17℃。
階段を登って汗を掻いたが直ぐに治まる程、深い森は涼しかった。
オジサンにお別れをして、奥の院の周りを歩いていたら、神社の裏側に道がある。
その道に1台の車が停まっていた。
この車を見て、オジサンが言っていた「裏技」が分かった!
そうなのです、オジサンはこの車でここまで通って来ていたのだ。
これなら、354段の階段を登らずやって来れるね!
車を見た後、奥の院前まで戻って来た。
向こうに見えるお札所のオジサンに、「裏技を見つけた」ことを話そうとしたら、お札を購入している人がいたので、目でご挨拶をして階段を降りました。
息が切れて何度も休憩しながら登ってきた階段。
上から見ると、とても怖い急階段だった。
皆さん、中央の手すりに掴まりながら降りている。
この階段で転んだら、ずっと下まで落ちて命は無くなるだろう。
(TVドラマでよく見る光景だ)
御札所のオジサンでも、毎日はきついよね。車を使うのは納得!
階段を降りて「三面大黒殿」の方へ廻って見た。
ここは、最乗寺の鎮守「水の神箱根権現」「米の神飯沢明神」「薪の神矢倉明神(足柄明神)」の三柱の神を一体とした三面大黒天を祀っているそうです。
手前右側に母狛犬が授乳している、子育て狛犬が安置。
その広場の前にはこんなお水所があった。
お参りをして出た所が「結界門」
この門の前にあるのが「御供橋」。
その橋を渡り、この「結界門」を潜れば心身清浄となり道了尊の聖域に入るらしい。
結界門の扉には天狗の団扇の紋。
そして結界門の前には、左右て天狗が守っていた。
門の前にある「御供橋」
中央は閉鎖されていた。中央は儀式の時に使う?のだろう。
そこからの戻る道は、来る時とは別の道を通ってみた。
「御供堂」を経て「衆寮」の脇を抜け「宝物殿」手前まで来ると、そこには大きな赤い下駄。
人の背丈と変わらない程大きい。
後でわかったのだが、これは初代の大下駄で、1500Kgもあるそうだ。
どんなに大きな天狗が履いていたのかな?
この下駄の隣には、登山道入口。
この道は「明神ヶ岳」への登山道。
ここから「明神ヶ岳」へ行って戻るコースは、約5時間、8.5Km、登り下りは約870m程だ。
入口傍には、「南足柄市ハイキングコース案内図」
写真だと分かり難いので、ご興味ある方はこちらを!
↓
その傍には沢山の石碑が!
かなり古い物で、字が読み取れない物が多かった。
この裏道?は、下の駐車場まで続いているが、今回は「碧落門」を抜けて、境内へ出ることに。
出た所に、先ほどの大きな赤い下駄の案内があった。
これによると、ここにあった大きな下駄は、登る前に見た大きな赤い下駄の交換前の下駄のようだね。
門の左右に置かれているベンチで小休憩。
奥の院まで階段を登り下りしたので、大分疲れました。
大雄山・最乗寺は、今回で4回目。
慣れている?とはいえ、広い境内のお参りは、年々厳しさが身に染みる。
体を癒すつもりで温泉に出かけて来たのに、却って疲れてしまった。
早々に車に戻り、これ以後は脇目も降らずに、熱海へ向けて出発。
それにしても、最乗寺は沢山のパワースポットがあるので人気のようです。
仕事運や健康運の運気上昇や、疲れている人や、何かに迷っている人にお勧めお寺の様です。
疲れている人?
私にピッタリのお寺ですね。
まだの方は一度参拝されてみては如何でしょうか? お勧めですよ!
ここまでお付き合い有難う御座いました。
熱海の様子は次回ご紹介とします。