6月1日(土)
津久井湖城山公園を散策。
今日は歩いたのは、津久井湖脇の「花の苑地」から「根小屋地区」
その散策途中、出会った木や山野草。
名前の謂れを調べていたら、とても興味深い。
今回興味を引かれたことをご紹介。
城山のヒノキは「江川ヒノキ」
今回は花の名前の由来のお話だが、ヒノキの話を最初にご紹介。
津久井湖城山公園の「花の苑地」から、「根小屋地区」へ向かう道。
その道脇には、綺麗なヒノキがいっぱい。
道脇にそのヒノキの案内があった。
ここに植わっているヒノキは「江川ヒノキ」というらしい。
そんな品種があるのか?と思ったら、更にその説明が書いてあった。
戦国時代、伊豆国韮山の代官「江川太郎左衛門英龍」時代に植林されたヒノキで、御林の管理者である代官に因んで「江川ヒノキ」と付けられたようだ。
この城山は、津久井城があった山。
あちこちに遺跡などもあり、歴史が詰まった山だ。
更に調べていたら、こんなことも分かった。
●津久井城の時代 「城山はハゲ山だった ! 」
春や秋に木々が美しく色づく城山は、かつては津久井城という山城でした。
山城では、敵を早く発見するための眺望の確保が重要であるうえに、建築や土木用に大量の木材を使用していました。そのため、水の手(水源)の周囲を除いて、ほとんど樹木はなく丸裸だったというのが定説となっています。
丸裸だったのは津久井城だけではありません。相模川流域は木材の供給地として古くから注目され、街の発展に伴い木材需要が増えたため、当時の技術で伐り出せるものは全て伐採され、奥山を除いた山々は、ほぼハゲ山であったようです。(津久井湖城山公園ガイドブック 自然のモザイクざくざく案内)
津久井城の事はガイドブックに任せるとして、本題の「ウォーキング途中出会った草花」のお話を始めましょう。
山野草の名前の謂れは?
津久井湖城山公園には自然がいっぱいで、沢山の山野草が楽しませてくれる。
季節により種類も多いが、今日出会った山野草をご紹介。
ユキノシタ
雪が無い季節に咲く花なのに、ユキノシタとは?
気になりますね~!
調べてみました。
雪が上につもっても、その下に枯れずに緑の葉があるからとする説や、白い花を雪に見立て、その下に緑の葉があることからとする説がある。このほか、葉の白い斑を雪に見立てたとする説、垂れ下がった花弁を舌に見立てて「雪の舌」とする説などがある(Wikipedia)
ドクダミ
この花は「ドクダミ」
何故「毒」という名前が付いたのだろう?
調べてみました。
名に「ドク」とあるが、ドクダミは無毒である。雑草として身近な植物であるが、古くから民間薬として利用され、生薬としては十薬(じゅうやく; 重薬、蕺薬)とよばれる。薬用の他にどくだみ茶や食用、園芸用などに利用されることもある。別名が多く、ドクダミソウ、ドクダメ、ギョセイソウ、ジゴクソバ、ウマゼリなどがある。(Wikipedia)
ホタルブクロ
何故「ホタルブクロ」?
これも調べてみたら、こんなことが分かった。
和名「ホタルブクロ」は、子どもが本種の袋のような花にホタルを入れて遊んだことに由来する。また、「火垂る袋」で提灯の意味から、チョウチンバナの別名もある。(Wikipedia)
この花の中にホタルを入れて遊んだとは!
一度試してみたいものだ。
展望広場で景色を眺めていたら、目の前をトンビが輪を書いて飛んでいた。
トンビって羽ばたかないで飛んでいることが多いね。
「とんびがくるりと輪を書いた」という歌もあるくらいに!
さて、花の名前の話に戻りましょう!
アザミ
アザミという名前は、葉のトゲが由来のようです。
摘もうとするとトゲが刺さって驚くことから、「驚きあきれる、興ざめする」の意味をもつ古語「あざむ」が語源といわれています。このほか。アザミの名前の由来は諸説あり、沖縄八重山地方の方言でトゲを表す「アザ」に、植物の名前の末に多い「ミ」をつけてアザミになったという説もあります。(マイナビ)
確かに花は兎も角、葉はトゲトゲで痛いよね!
クララ
道脇に珍しい植物があった。これは何だろう?
近寄って見ると不思議な形だ。
近くにあった名札には「クララ」とある。
珍しい名前。気になりますね~
調べてみました。
根をかじると目がクラクラするほど苦いことから名づけられました.また別名をクサエンジュともいいますが,これは中国原産でつぼみを薬用とし,街路樹として植栽されている同じ仲間のエンジュの葉によく似ていることから名付けられたもの(公益社団法人 日本薬学会)
本当に野草の名前って面白いな~。
ヒメジオン
ヒメジョオンは漢字に直すと「姫女菀」となる。「姫」は「小さい」、「女菀」は「中国産の野草」を表す。
同類のハルジオン(春紫菀)との類似より「ヒメジオン」と呼ぶのは、全く別種のヒメシオン(キク科シオン連シオン属)との混同となるため間違いである。ヒメシオン(姫紫菀)と区別するためにヒメジョオン(姫女菀)という名前が付いたという説もある。
なお、ハルジオンについては、植物学者の牧野富太郎が、同類のヒメジョオンとの類似から「ハルジョオン」の名が普及している、としている。(Wikipedia)
ヒメジオンに似ているハルジオンも綺麗な花だが、物価高の今貧乏は困るよね!
庭に生えたハルジオンは直ぐ取り去る事にしよう!
ヒメジオンはハルジオンにとても似ていて、ちょっと見ただけでは見分けが難しい程。
見分け方の分かりやすいサイトがありました。
↓
コウゾリナ
和名「コウゾリナ」の由来は、
草全体に生えている毛が剛毛で、男性の顔面のひげそのものや、ひげを剃ることから連想して名付けられたとされる。中国名は日本毛連菜。(Wikipedia)
花を見るが、草全体を見ることなどあまりない。
今度見かけたら髭の様に剛毛なのか見てみよう。私の髭とどっちが固いかな?
ニワゼキショウ
芝生や草地などに群生する。花期は5月から6月で、直径5mmから6mm程度の小さな花を咲かせる。花弁は6枚に分かれる。花色は白のものと赤紫のものがあり、中央部はどちらも黄色である。花は、受精すると、一日でしぼんでしまう。日本に普通みられるものは、アメリカ合衆国テキサス州を中心に分布する多型的な種である。明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものである。
明治20年(1887年)頃に日本に入ってきて、小石川植物園で栽培していたものが逃げ出して各地に広がったそうである。サトイモ科のセキショウ(石菖)に葉の形が似ているところから、「庭石菖」と呼ばれるようになったと言われている。(Wikipedia)
この花は、芝生に生えてくると困った雑草。
でもよく見ると結構可愛い花だね。花の寿命が1日とは知らなかった。
芝生以外で見かけたら、優しく見守ってあげるとします。
こうして改めて名前の謂れ等を調べてみると、いろいろな事が分かってくる。
野草、されど野草ってことかな?
これからも、野草も優しく見てあげようと思います。
皆さんはどんな野草がお好きかな?
最後までお付き合い有難う御座いました。