3月22日(金)
今日も天気だ。何処か歩きに出かけよう!
さて行先をどこにしようかな~?
いつも同じ所になりがち。出来れば違った所も歩いてみたい。
そこでいろいろ考えた末、八菅山に決めた。
ここは「修験の山」として、古くから信仰の聖地。参道に一歩足を踏み入れれば、愛川町随一のパワースポットの聖地で、八菅神社もある。標高225mの八菅山山頂には展望台があり、そこからの都内から横浜の展望が素晴らしい。
何年か振りの八菅山。楽しみだ!
11時前に八菅神社の駐車場に到着。
まず、社務所脇の鳥居にご挨拶。
鳥居脇にある八菅山(ハスゲサン)の案内。
これによると・・・
この話をすると長くなりそうなので、後でご紹介する、愛川町のHP をご覧くださいね
鳥居を潜った所に梵鐘と宝物館。
梵鐘の奥に見えるのが宝物館。
梵鐘は愛川町指定重要文化財。
梵鐘は現在は撞くことを止めて保存されているそうだ。
宝物館の開館は正月三が日と三月の例祭日のみ。別途拝観希望時は要連絡とある。
赤い前掛けと帽子を被ったお地蔵さまにもご挨拶をして、参道を進みます!
道脇には、太い老木のケヤキ。
隣にある説明によると推定樹齢300年のケヤキだ。
歳はとっても、空に伸びる枝には生気が溢れている。
300年生きているこの杉が羨ましい❗
さて、ここから道は二つ。
真っ直ぐ続く急な階段が参道。
左に続くなだらかな道が車道&女坂。
当然、私は階段の参道を登ります!
途中、女坂と交差。
女坂は階段より歩きやすそうだが、その分距離は何倍も長い。
女坂を横目に見ながら、更に急な階段を登る。
踏み面が狭い急階段は、終わることなく続く。
息を整えながら、足を踏み外さないよう気を付けながら登りました。
階段途中に広場、そこに手水舎。
ここで少し休憩。
一角にあった観光案内図
ハイキングコースの案内。
石碑もありました。
中央の四角い石碑は「関東大震災記念」と記されていた。
関東大震災と言えば、最近千葉で繰り返し起きている地震。
大きな地震がいつ起きてもおかしくないと専門家は言う。
そうならない事を願うばかりだ。
手を清めて、いよいよ最後の階段を登ろう!
階段を登りきった目の前に、大きな八菅神社。
八菅山一帯は、古くから神仏混交の信仰の聖地であり、修験道の一拠点でした。ヤマトタケルノミコト、修験道の開祖・役小角、高僧・行基などの来山が伝えられ、源頼朝や足利尊氏・足利持氏による社殿の建築や整備が行われたといわれています。
毎年、3月28日に開催される八菅神社例祭での火渡りは、1年の無病息災を祈る伝統行事です。山伏装束の人たちが燃え盛る火の中を歩く光景は、往時の荒行を今に伝えます。
(愛川町環境協会)
3月28日に祭が開催とある。一週間後だ。
残念ながら、今年は予定があるので来ることは出来ないが、来年は是非見たい。
その祭りの様子は、以下のHPでご覧いただけます。↓
息を整えてからお参り。
いつ来てもおかしくない関東大震災。
止めることは出来ないが、来るとしたら大きな被害とならないように!とお願いしました。
お参りが終わった所で、展望台広場を目指しましょう!
境内左側を抜けて歩いて行くと、大きな重機が作業中。
落ちそうな枝の伐採をしているようで、道には通行止めのコーンが置いてある。
どうしようか?と悩んでいたら、工事の人が作業の合間に通してくれた。
高い所の作業は大変。気を付けてくださいね!
高所作業車の脇を通り過ぎると遊具のある広場。
ここにも通行止めのコーンがあった。
更に緩やかな坂道が続く。
途中「梵天塚」
梵天塚は八菅山の院坊の一つである「覚養院」に属した塚。
案内板には「修験道で祈祷に用いる梵天(幣束)をたてたことにちなむ名であろう」と書いてあった。
梵天塚をさらに登ると展望台。
早速登って見よう!
標高225mの展望台から見える景色が素晴らしい。
今日は雲一つない快晴。
首都圏から横浜市内が一望だ。
春霞が少し掛かっているからだろうか?スカイツリーは目を細めないと見えない。
何とか見えた
隣には東屋。
そして、鐘。
東屋から見る展望台。
首都圏の反対側は、木々が密集しているので景色は見え難いが、木の間からゴルフ場が見えた。
「中津川カントリークラブ」だ。
隙間から、ゴルフをする人も見えた。
木々が無ければ、丹沢連峰が少し見えるかな?
そろそろお腹も空いて来たので戻ります。
途中、自然を守る・生物多様性の保全の案内。
昨年、熊の出没で山歩きも控えていたが、自然は地球に住む生き物と共有が必要。
その事を考える事が、大切な地球を守る事にもつながるのかな?と最近思う。
少し戻った所の「お花見広場」のベンチで、何組か休憩中!
向こう側のベンチでは、横になって休憩する人達。
よく見ると、この人達は枝の伐採作業をしていた方達だ。
時間は12時少し前。昼食休憩の様です。
ゆっくり体を休めて、事故の無いよう頑張ってくださいね。
私は昼食の用意をしてこなかったので、空いてるベンチに腰掛けて、持っていたお菓子とお茶を飲みながら小休憩。
休憩している脇に、かんざし飾りのような花。
キブシだ。
幹に説明書き。
キブシは「木五倍子」と書くのだね。難しい!
八菅神社まで戻り、最初の階段を下ります。
急で少し緩んでいる所もある階段は、登るより下る方が怖い。
良く階段から落ちて亡くなるTVドラマを見るが、この階段を転げ落ちたら怪我だけでは済みそうにない。
そこで、帰りは女坂を下ることにした。
女坂を下り始めた所に、チョコのお菓子の「きのこの山」が!
違いました。東屋です。
久し振りの八菅山歩きで疲れたからか、「きのこの山」に見えてしまった!
(明治製菓のHPより拝借)
きのこ山に似ているでしょう!
さらに下って行く道脇に、面白い木があった。
名札には「フウ」と書いてある。
「葉の形がカエデに似るがカエデではない。江戸時代に中国から渡来。実はピンポン玉位の集合果」とある。
初めて聞く「フウ」と言う名前の木。自然は知らないことがいっぱいある。
さらに下って行くと「右眼池」
八菅山が蛇形山と呼ばれていた時代の蛇の右眼…らしい。
と言う事は、左目池も有るのかな?
階段を下りるより安全な女坂だが、思ったより長かった。
無事下の鳥居まで戻って来た。
駐車場に戻ると、車は半分ほどに減っていた。
登り始めたのが11時頃。今は12時10分。
お腹も空いたので、帰る途中で食事をしよう。
久し振りに歩いた八菅山。
立派な神社や素晴らしい展望広場、そして自然がいっぱいなコースは、思っていた以上に満足した山歩きでした。
是非また歩きに来よう思います。
今日の記録
距離:2,3Km、
時間:1時間10分(休憩含)
歩数:4,300歩
コース(境内の地図でご紹介)
駐車場奥に満開の桜。
そろそろ桜の季節。
次は桜の名所に行きたい。計画を立てるとします。
最後までお付き合い有難う御座いました。