1月28日(日)
朝起きてみると、曇り空で寒そうだ。
でも、ここ数日歩いてないので、今日は少し歩こう!と思っていたら、「ドシン!」と大きく家が揺れた。
地震だ!
思わず身が引き締まり、しばらく様子を見ていたが、それ以後揺れは起こらなかった。
状況は?と直ぐニュースを見たら「東京湾を震源とする震度4の地震」だった。
以後揺れは無く事なきを得たが、能登地震があったばかりなので身が引き締まった。
少しの揺れでこんなにビクビクしてしまう。
元旦に起きた能登の地震はどんなに大変だったろう。
そして今なお続く余震。早く納まる事を心より願うばかりだ。
思い出のある懐かしい品々!
歩きに出かけよう!と思っていたが、地震の揺れもあり、今日は家で過ごすことに。
時間があるので、机の引き出しの整理を始めたら、懐かしい品が出てきた。
ネクタイピン
最初が「ネクタイピン」
「ニコン」のロゴマークが入った拡大鏡付きのネクタイピンだ。
普通のネクタイピンと同じように使っていて、文字を拡大したい時には拡大鏡として利用。
これを頂いた頃は、ネクタイもしていたが、最近はネクタイすることも無く、引き出しの奥に仕舞ったままだったものだ。
ペンタプリズム
さらに引き出しを調べていたら、こんなものも出て来た。
これは「ペンタプリズム」と言い、一眼レフカメラでは重要な部品。
使われている場所はこちら。
(ニコンHPより)
これはまだ製品前の状態で、ガラスを溶かし、ペンタプリズムの型にしたもの。
これ以後、表面を磨き、プリズムとしてカメラに装着。
裏には品番が付いている。
横幅3.7㎝、奥行3.4㎝、高さ3.2㎝
一円玉と比較。
メガネレンズの型押し前のガラス
更にこんなものも出て来た。
直径4.5㎝、厚さ1㎝程のガラス玉。
これは何か?と言うと、メガネレンズの型押し前の材料。
確か当時「Gob(ゴブ)」と呼んでいた。
大型溶解炉でガラスを溶かしカットして、メガネの度数に合わせた金型に落とす。そしてプレスして、徐冷路で徐々に冷やすと磨く前のメガネレンズが出来上がる。
それを研磨するとメガネガラスとなる。
現在はメガネレンズはプラスチック製が殆どだと思うが、昔はガラスだった時代。
小さな溶解炉でガラスを溶かし、一個一個手作業でプレスしていた。
その作業を、日本で最初に自動プレス化していた会社の品物だ。
私の前職は光学ガラス会社
ところで、何故私がニコンの「ネクタイピン」や「ペンタプリズム」、そして「メガネレンズ」の元を持っているのか?
私が学校卒業して勤めたのが「株式会社オハラ」
日本の光学レンズでは知られた会社で、アームストロング船長が初めて月に到着した時のアポロ宇宙船の窓ガラスも作った「株式会社オハラ」
この会社は現在も健在で、最近では小型月着陸実証機「SLIM」の 航法カメラ、分光カメラに採用されています。
世界的にも有名な「株式会社オハラ」
しかし、私はこの会社を退職し、違う仕事の世界へと旅立ちました。
何故、退職したのか?
そのお話は、後日ゆっくりと!✋
最後までお付き合い有難う御座いました。