今日は「使い捨てライター」のお話です。
タバコを吸わない我が家では、ライターの使用する場面は限られる。
仏壇のロウソクの点火や、お墓参りに行くときくらいだ。
お墓参りで便利なのがターボライター。
これの良いところは、お墓で風が強くても線香に火をつけやすいこと。
しかし、携帯用の小さいターボライターは直ぐにガスが無くなってしまう。
そこで、必ず予備として、普通のライターも持って行く。
しかし、その予備のライターのガスも無くなったので、出かけたついでに100均で購入してきた。
そのライターがこちら!
100円で3個も買えるとは、本当に安い。
その一つを仏壇用に出し、ロウソクに火を点けようとしたら・・・
力を入れて押しても、びくともしない。
親指が痛い。
両手の親指で押し、何とか点いたが、指が痛くて長くは押していられない。
以前使っていたライターは、もっと軽かったのに・・・
買って来たライターは、何故こんなに重いの?
100均の商品だから?
気になり調べてみたら、こんなことが分かった。
「100円ライター」として広く普及している使い捨てライターによる子供の火遊び事故を防ぐため、レバーを重くするなど国の安全基準に適合しない使い捨てライターが27日から販売禁止となる。経済産業省によると、国内で年間約6億個が流通するライターのうち、約9割が使い捨てライターなどの簡易型。
レバーを重くするか、2段階の操作をしないと点火できなくする「チャイルドレジスタンス(CR)機能」が義務付けられ、適合済みを示す「PSCマーク」の表示がないと販売できない。(日本経済新聞2011年9月26日より)
こんな法律があったのだ!
安いから!と勝手に思い込み、
100均の皆さん、ごめんなさい!
「チャイルドレジスタンス(CR)機能」とは···
48 か月(4歳)未満の幼児による操作を困難にする、又はいっさい受け付けなくする機能。
なるほど、この重さなら幼児には押せないな!
しかし、こんなに重いと、老人や成人者でも押せない人も居るのでは?
私のように!
これでは火が使えなく、生活で困ることもあるのでは?
人の事はさて置き、これでは私が使いづらい。というか使えない。
何とか改善できないか?と、調べてみる事にした。
そのためには、まずは分解して原因を探ろう!と、ライターを隈なく調べるが分解できそうな所が無い。
どのように組み立てたのか?
さらに調べてみたら、唯一、ステンレスの「風よけ」部分が外れそうだ。
そこで、精密ドライバーの先で、風除けの下側に引っ掛けて、こじって持ち上げてみた。
外れました!
風除けを外すと、押すスイッチ部分と、その下にある棒状の白い部分が外れた。
白い棒状の物の下に、小さなバネが付いていた。
このバネが、押す時の力を重くしている可能性大だ。
これを取り外しても、動作上問題ないか?そして軽くなるか?
バネを外して、確認してみる。
バネを外し、白い棒状の物を元に戻し、スイッチレバーを付けて押してみた。
押す力はずいぶん軽くなった!
重さの原因は、小さなバネだった。
動作もバネが無くてもちゃんと戻る。
これなら大丈夫だ。
これなら私でも押すことが出来る!
動作上、問題ない事を確認したので、分解した逆の順番で組み直して完了。
組上がった所で、試しに点火レバーを押し下げてみると、、、
親指1本で軽く着火出来た。
これなら、以前使っていたライターと同じ程度だ。
ただ、法規制を無視しての改造となり、子供でも点火することが出来る?ので、保管管理をしっかりします。
取り外して良かったので、残り2個のライターのバネも取り外した。
取り外したバネは本当に小さかった。
1円玉と比べてみても、その大きさは分かる。
こんな小さなバネ一つで、こんなにも使い勝手が違うのか?とビックリ。
ネットを見ると、私と同じように、重い事に不便を感じている人がいるようで、弱い力でも着火できるような対策品も売られていた。
安全対策は必要だ。でも、物は使えて初めて存在意義はある。
もう少し、何か良い方法はないものだろうか?と思ってしまう。
もし、このブログを見て、バネを外そうと思われる方は、自己責任でお願いします。
火災にもなりかねないライターです。便利さを追求して事故が無いようお願いします。
ライターの使用にあたっての注意
子供の手の届かない所に置きましょう
子供に火遊びの危険性を教えましょう
不要なライターはきちんと捨てましょう