2月28日(火)
2月最後の日に、八重山を歩きに行ってきました。
そこでは素敵な冨士山と、素敵な女性との出会いがありました。
9時25分、八重山の駐車場に到着。
10台停められる駐車場は満車の時もあるが、幸いな事に空いていた。![]()
この駐車場の楽しみの一つがこちら!
駐車場の左端から、冨士山が見えるのです。![]()
支度をして出発!![]()
駐車場からの道は狭く車は通行止めだが、作業車が入って来て、少し進んだ所に車を停めて作業を始めた。
この辺りの不用木の伐採をするようだ。
この後、登山道には帰るときまでチェンソーの音が聞こえていた。
花粉が気になる?スギ林の道!
今日は天気も良く、スギ花粉が多量に飛散しそうなので、息はしずらいがマスクをつけての登山となった。![]()
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暫く歩いて行くと、右側に大きく崩れた斜面。
これは2019年の大雨で崩落した所だ。
この崩落のため、展望台へのコースは変更となってしまった。
八重山は「五感の森」と称し、いろいろな自然を楽しむ紹介パネルが設置されている。
設置されたパネルは、日に焼けて見えない。![]()
今人気の八重山。
文字が早く読めるようになると良いね!
五感の森に興味ある方はこちらを!
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展望台への道半分は日陰でとても寒く、重ね着の襟を立てていたが、半分ほど登る頃には汗をかくほど暑くなってきた。
慌てて、ジャンパーとダウンジャケットを脱ぐ程。![]()
天気予報では20℃になると言っていたが、当たったようだ。
途中、立ち話しているお二人に出会う。
一人は、顔見知りの八重山に毎日登っている「コバジーさん」
毎日八重山の様子をブログ配信する程八重山を愛されている方だ。
八重山を歩いていると、道脇に沢山ある案内プレートは、この方の制作だ。
お二人のお話の邪魔をしてはいけないので、ご挨拶をして通過!
展望台がもう直ぐの登山道。
そして、見えて来たのが展望台だ。
展望台から見える景色がこちら!
360度遮る物が無い展望。
そして中央に冨士山が見える最高の景色だ!![]()
デッキの案内板。
ここから見える山の紹介だ。
左は大山から丹沢山、中央に富士山、右は、雨降山まで一望。
冨士山左の方の景色。
右隣の山頂に、東屋が見える。
これから行く八重山の山頂だ。
冨士山の反対側には陣馬山。
白馬は見えないが、山小屋が見えた。
いつも大勢の人で賑わう展望台は、今日はとても静かだった。
冨士山を中心とした、素晴らしい景色を撮影し終わったら、八重山へ向け出発。
展望台から数歩の所にあるのが、この鐘。
透き通る綺麗な音は、周りの山に木霊した。
鐘を少し上った所にベンチ。
そこには石碑があり、八重山の紹介が書いてある。
写真では字が見え難いので、こちらを!
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こんな素敵な山を寄付してくれた、水越八重さんに感謝です。![]()
石碑から八重山·山頂へは、かなりの急坂!
登り切った所にある広場が、八重山・山頂。
標高531m
ここからも、目の前に冨士山!![]()
今回のコースは、展望台から能岳まで、この富士山が楽しめる最高のコース![]()
富士山を見ていたら、ご婦人一人やって来た。
来るときコバジーさんと話をしていた方だ。
その方は、八重山すぐ下にお住いのISさん。
週に何回も八重山に登っていて、山野草のボランティアガイドもされる程、植物に詳しい方だった。
八重山の魅力は、沢山の山野草が楽しめることで、花芽を付けたシュンランがあった。
色々なお話を聞きながら、能岳に到着。
標高 543mと、八重山とほぼ一緒の標高。
能岳から見る富士山も素晴らしい!![]()
ここからの富士山は、裾野も見える。
今日の富士山は、雲一つない姿でとても綺麗だ。![]()
ここから見える雨降山への道を教えて頂き、ISさんとはここでお別れ。
これから虎丸山を経由して駐車場へ戻られるそうだ。
ISさんは、日本アルプスも登っておられるほどのベテラン登山者で、滑りそうな急な坂道も速足で下って行った。![]()
時間は11時を過ぎ。
この後のコースは、ランチする場所が無いので、素敵な富士山を独り占めしながら昼食とした。![]()
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今日はコンビニのお握りとパン。
そして、寒い時には最高の温かいカップうどん。
今日は「まるちゃんの牛すきうどん」
富士山を見ながら食べるうどんは、最高に美味しかった。![]()
昼食休憩していたら、蝶が目の前を乱舞している。
撮影しょうとするが、動きが早い。
やっと地表に止まった所を記念撮影。
キタテハのようだ。
昼食休憩20分程で、再出発。
いつもは、登ってきた道を少し戻り、そこから虎丸山へ行くのが常。
しかし、同じコースのIS さんは、さらに先に下って行く地図にはないコースだった。
気になるので、IS さんのコースを辿ってみることに!
初めての道は、滑りやすい急坂道。
恐る恐る、気を付けて降りて行くと急に開けた場所に出た。
そこだけ木が伐採されていた。
何か目的があって伐採したのだろうか?
場所は上野原カントリークラブが右下に見える山の上。
大きな切り株はベンチ代わりにも出来るほど。
年輪を数えてみたら、100本はあった。
凄い樹齢の木ばかりだ。
何故切り開いたのか気にはなるが、切り開いたお陰で、景色は素晴らしかった。
後ほど聞いた話によると、
偉い方が、「木が邪魔で景観が悪い!」と言ったからとか!
自然の大切な木を伐採したことは寂しいが、この景色を見てしまったら何も言えない。
次回は切り株をベンチ代わりとして、ここで昼食したいと思う程。
今日は、展望台、八重山、能岳、そしてこの場所と、素晴らしい冨士山を堪能しての登山となった。
写真撮影を終えたら、直ぐに出発。
地図にはない道を進むと、能岳から降りてくる道と合流。
合流地点で、来た道を振り返って見ると・・・
左が今来た道。右が能岳から降りてくる道。
中央の上辺りが能岳だ。
ここからは下り道。
途中道脇にあった「夫婦岩」
そして馬頭観音。
社は斜面の上
お参りしました。
先の説明書きによると、多くの馬頭観音は怒りの憤怒の形相だが、ここの馬頭観音のお顔は穏やかな顔で、全国的に少ない例!とある。
経年劣化のためか、残念ながらその穏やかなお顔は確認できなかった。
さて、途中から虎丸山へ登ります。
ここを左に登る。
ここからは滑りやすい急坂で、ロープが頼り。
頑張って幾つかの尾根を登った所が虎丸山。
狭い広場に社。
虎丸神社だ。
格子扉の中の様子を失礼して撮影!
今回の無事をお祈りしました。![]()
山頂からの景色は、残念ながらあまり良くない。
葉を落とした梢の間から、微かに冨士山が見えた。
この虎丸山一帯は、展望台から見ると杉の山だった。![]()
そのせいか、急に鼻水が止まらなくなる。
かなり酷い症状に、花粉の季節に虎丸山に来たことを後悔する程。
花粉症の方は、春は避けたほうが良いコースですよ!![]()
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早く花粉の雨から抜け出そうと、休憩もせずにいくつかの山を乗り越えた。
そして最後の山を登った所で、能岳でお別れしたIS さんがいたのでビックリ。
どうしたのかな?と思ったら、一度駐車場まで下りて、道脇の笹を刈っていたのだが、能岳で教えてくれた「雨降り山」への道が違っていたそうで、その間違いを訂正しに、わざわざ降りた坂道をまた登って来て下さったようだ。
駐車場から登る道は、滑りやすい急坂で、かなり時間もかかったはず。
私は、かえって恐縮してしまった。
来て頂いた事にも驚いたが、その山道を登って来られた健脚にも驚いた。
そして、さらにIS さんは凄かった。
間違いを訂正すると、この道はいつも小走りで降りるのよ!と言い残し、ストックも持たずに、滑りやすい急坂をあっという間に見えなくなった。
それに比べ、私はストックを手に周りの木の枝を頼りにしながら、滑らないようユックリ降りるのが精いっぱい。
女性の年齢は控えるのが礼儀だが、60代半ばを過ぎているそうだ。内緒ですよ!
仙人のようなISさんでした!
鍛える!という事は、こういう事なんだな!と納得。
少しでも仙人に近づけるよう、頑張ります。![]()
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駐車場がチラホラ見える頃、建物が1つ。
中には二つの社が祭られている。
左が「山ノ神」。右が「厄神」
今日の無事登山出来たことに感謝と、災いが降りかからないようお祈りしました。
お参りを終え、目の前の駐車場へ降りて行きましょう!
駐車場の一段下にあるのが、上野原市立上野原中学校。
生徒の元気な声が聞こえる程近い。
その校舎の右側に見える富士山。
今日は一日、美しい姿を堪能できました。![]()
駐車場に着いたとき、IS さんの姿は何処にもなかった。
またお会いしたい、素敵な方でした。
今日の記録
時間:3時間30分(休憩含)
距離:約5Km
コース
(YMAP)
ところで、この八重山は昨年広報で紹介されたようで、八重山を登る方が増えたようで、今日も以前より多くの方達とすれ違った。
八重山は草花がとても楽しめる山でもあります。
これから春になるとさらに八重山は、人気となる事でしょう。
人気になり過ぎるのも・・・
、と個人的には思うが、この素晴らしい八重山はお勧めです。
展望台なら初心者でも安心。
その広報とは、市が無料配布している「やまなしハイキングコース100選」は好評で、増刷をしているようだ。
ネットでも見られるので、ご紹介します。
八重山の紹介パンフレット
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この中に、パンフレット配布場所の紹介もあります。
八重山・五感の森
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冨士山の綺麗な八重山登山に、
最後までお付き合い有難う御座いました。![]()
追記
山を歩いていると、何処へ行っても杉の木は付き物。
杉と言えば、スギ花粉。
その花粉飛散量は過去10年間で最も多く、非常に多量の花粉が飛散すると予想。(東京都は150%、神奈川県は194%)
八重山は神奈川県の隣。花粉症の私は、花粉症の処方薬を飲んでマスクをしての登山だったが、キツイ山道でのマスクは息も苦しい。
どうしても外すことも多くなるが、そうすると鼻水が止まらない。
山登りは体力勝負だが、これからは花粉との戦いも続きそうだ。
花粉症の方は、マスクとティッシュをお忘れなく!![]()
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