7月31日(日)
昨日夕方、窓の外を見ると、八ヶ岳は厚い雲の中。
明日の天気はどうかな?
八ヶ岳に虹
暫くして、八ヶ岳を眺めたら、編笠山の上に虹が出ていた。![]()
見ているとドンドン長く輝きだした。
虹が出たので、明日は良い天気になるかな?
しかし・・・
夜の10時過ぎた頃、土砂降りの雨で警戒注意報が出る程。
一昨日も夜大雨だった。
よく降る大雨に、明日の天気が心配。
そして7月31日(日)
朝見る八ヶ岳には雲一つない快晴だった。![]()
これだけ綺麗な八ヶ岳は、今回初めて。
混雑する日曜日の外出は控えているが、折角の良い天気を見て、出かける事に決定!
その行く場所の候補としては以下の3つ
①蓼科山登山
②車山~八島ヶ原湿原をぐるっと一周
③白駒池~ニュウ登山
一番行きたいのは①蓼科山
しかし、蓼科山を登る体力が心配。
もう少し体力をつけてからにしよう!
②の車山~八島ヶ原湿原
このコースも素敵だが、八島ヶ原湿原は先日一周したばかり。
次の機会にしよう!
という事は、最後の③白駒池~ニュウ(標高2352m)登山にに決定。![]()
白駒池~ニュウ登山
山の天気は午後崩れやすい。
早めに出発。
ビーナスラインからメルヘン街道をどんどん登って行く。
登り切った所が、メルヘン街道最高地点の麦草峠。
ここから白駒池の駐車場は直ぐの所。
行ってみたら、まだ8時半過ぎたばかりと言うのに、既に建物等あるメイン駐車場は満車。
係員に反対側の駐車場に誘導され、無事駐車。
広い駐車場は、もう半分程埋まっていた。
私が駐車した隣では、登山の準備をするご婦人。
車のNoを見ると、島根だった。
携帯蚊取り線香も用意して、準備万端の様子。
私も靴を履き替え、準備して出発。
駐車場から出る時、係り員に昨日、土曜日の混雑状況をお聞きしたら、同じ時間で既に満車状態だった様子。
やっぱり日曜より土曜の方が、混雑するようだ。
土曜日に来なくて良かった!![]()
さあ、いよいよ登山です。
ここが白駒池への入口。

皆さん、ここで記念撮影をする所だ。
入口から木道。

軽装姿のペア。

白駒山荘位までなら、道は整備されているので軽装でも大丈夫。
途中の分岐点を左折して、白駒池右回りのコースを進む。
程なくして青苔荘だ。

青苔荘前の湖畔が、秋には紅葉の撮影スポットで賑わう所。

今の季節は人も少なく静かだ。
山荘隣の広場には、テントがいっぱい。
青苔荘の向こう岸が「にゅう」への登山入口。そこまで木道の散策路を歩いて行きます。

途中にある東屋。

一組の家族が休憩中。
ここからの散策路周辺は苔の森。

狭い木道の上で、ガイドさんが苔の森の説明中。
目の前には綺麗な苔がビッシリ!
深い森はとても涼しく、20℃を下回っていた。
でも苔が育つほど、湿度は高い。
青苔荘の反対側までやって来たころ、周遊路がV字型に分岐。

右は白駒池周遊路。
左がニュウ・稲子湯。
ニュウ登山なので、左側へ進みます。
ところで、ニュウって面白い山の名前だ。
名前の由来は、刈り取った稲を円錐形に積み上げる「にう」からと言う説や、遠くから見る姿が「乳」に似ている等、諸説あるようだ。
その表記も「ニュウ」「にゅう」「にう」など、決まりが無いようだ。
今回の投稿は以後「ニュウ」の表記とします。
分岐点からの道は木道ではない。
昨日降った雨のせいか、道はグチャグチャ。
歩きやすいよう木を置いてあるが、雨で濡れた木は滑るので怖い。

ぬかるんだ道を避け、森の中に細い道が出来るほど。
転ばないよう歩いていたら、下って来るご夫婦と出会う。
お声を掛け、何時ごろ登り始めたのかをお聞きしたら、駐車場出発が6時前とのこと。
お会いした時は9時半前。随分早く登られたようだ。
奥さんが「登る途中、岩で転んでしまったので、山頂では最後の高い岩の上へは怖くて登れなかったのよ!」と話してくれた。
天気が良く、見晴らしは良かったようだ。
さあ、私も頑張って登り、素晴らしい景色を眺めよう!![]()
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お別れしてからも、荒れた登山道は続く。
写真で見ると小川のように見えるが、ここも登山道。

雨が降ったら、本当の小川になりそうだ。
この荒れた状態が続く登山道は歩くのが大変。
自然破壊は避けたいが、荒れた道は危険なので、森の中に新しく出来た小道を歩く。
それにしても凄い状態だ。

暫く進んだら、何か様子がオカシイ。
人の声が右奥の方で聞こえる。
ヤマップの地図で現在地を確認すると、「ニュウ」への登山道と違う道を歩いていた。![]()
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少し手前にあった分岐点を通り過ぎ、違う道を進んでいたようだ。
慌てて地図の分岐点辺りまで戻って見ると、分岐点には案内がしっかりあった。

どうやら、荒れた道を避けた森の中の道を歩いていたので、分岐の案内が見えなかったようだ。
ヤマップの地図があったから間違いに気づいたが、もし地図が無かったら!とぞっとする。
スマホで現在地を確認できる地図は、山登りには欠かせない!と再認識。
分岐点からは登山道は一変する。
回りは木の根っこがいっぱいで、足元にもいっぱい。

前を行く人達も、足元に気を配りながらの登山だ。

こんな上り坂が途切れず続く。

さらに登って行くと、今度は大きな岩がいっぱいの登山道となる。

幸いな事に、この岩は乗っても滑らない。
その岩を渡り歩きながらの登りとなる。
しかし足場の悪い急登に、暑さで怠けていた足が悲鳴を上げはじめた。![]()
無理をせず?と言っても無理をしないと登れない!
ユックリ息を整えながら、頑張って登りました。
登っていると、上の方がだんだん明るくなって来た。
最後の岩の道を登ると、そこには青空が広がっていた。

山頂の少し広い場所には素晴らしい景色が待っていた。

さらに高い岩山を登る人達。
あの上が「ニュウ」山頂だ。

広場では、昼食休憩する人達。
下でお話した奥さんは、ここから先へ登る事が出来なかったようだ。
でも、上に見える岩山からの景色を楽しまなくては、素晴らしい景色は楽しめない。
順番に登って、360度の大パノラマの景色を楽しみました。![]()
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ここが「ニュウ」山頂。

岩の向うは絶壁で、傍へ行くと足がすくむほど。
向うに見える平地は、南牧村あたりかな?
広がる景色の中に小さく見える湖が、先ほど歩いて来た白駒池。
随分歩いて来たな~!と感慨深い。
ここからは北八ヶ岳では珍しく富士山も望むことが出来るが、生憎富士山は見えなかった。
前回(’18年8月22日)登った時に見た富士山。
この姿を見に、また登って来ようと思います。![]()
暫くするとガスが出て来た。
爆裂火口跡が怖い程だ。
さらに雲が上がって来た。

山の天気は変わりやすい!
山登りは朝早くが一番だね。
一番高い岩の向う側で記念撮影。

標高2352m、ニュウ山頂での記念撮影![]()
来年も体力を鍛えて、必ず登って来るよ~!と青空に誓った。![]()
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山頂は木陰も無いので森の中より暑かった。

駐車場から山頂まで約2時間。
時間は10時半を過ぎていた。
朝早かったのでお腹も空いたので、狭い広場の邪魔にならない所で昼食とした。
昼食と下山の様子を続けて紹介したいが、長くなってしまうので次回とします。
ここまでお付き合い有難う御座いました。![]()
















