4月20日(水)
満開の桜を堪能した後、次に向かったのは直ぐ近くにある「大王わさび農場」です。
桜は無い?とは思うけれど、ワサビ田の素敵な風景が見たくて行って見ました。
その「大王わさび農場」には何度も訪れているが、今日は違った姿を見せてくれました。
素敵な景色と歴史が詰まった「大王わさび農場」散策
天候にも恵まれて、青空に山頂が白い北アルプスを眺めながらのドライブです。
光城山の駐車場からわさび農場へは、思ったより近い。
5Km程の距離を15分程で到着。
ゴールデンウィーク前の平日です。
駐車場は思ったより空いていました。
早速、駐車場前にある川の流れを見に行って見ました。
それは、絵葉書のような景色です。
透き通った水の流れ!
川沿いには水車小屋が連なります。
水車小屋の横に「唐箕(とうみ)」がありました。
私の幼少の頃に、我が家にもあった懐かしい農具です。
・唐箕の事を少しご紹介。
逆三角の漏斗に脱穀した米等を入れると下に少しずつ落ちます。その時、右の丸い所の羽を回して風を起こして、落ちて来た籾を吹き飛ばす。実の入った重い米は直ぐ下の所から排出。軽いものは次の出口。残った藁葛や籾殻などは左横へ吹き飛ばされる!と言う仕掛け。これで籾殻など無いお米(籾)だけを取り出すことが出来る優れもの。
懐かしい農具を見て、しばし遠い昔を思い出してしまった。
隣にあるのは、餅つきの臼と杵。
これで餅つきしたことも思い出した。
最近、昔の事を懐かしむことが多くなってきた。
これは、年をとったという事なのかな~?
遠い昔の思い出はさておき、今日はわさび農場を楽しみましょう!
この農場が出来た時から流れているであろう綺麗な川です。
心がホッとする素晴らしい景色です。
この清らかな流れの向こう側にも、川が流れているそうです。
手前は湧水の流れ。向う側は川の流れ。
この先で二つの流れが合流するが、少しの間色が違うようです。
理由は、湧水は一年中冷たく川の流れは温かい。
その温度の違いで水の色が違うそうです。
この事は、安曇野を訪れた数日後、TVの特集番組で「大王わさび農場」を放送していた時に紹介していました。
TVで特集番組となる程、素敵な「大王わさび農場」なんですね!
調べて行けば、その混ざっている所も見られたのに!
予習不足です。
流れが合流する辺りに、ピンクと白の箒桃の花が咲いていました。
その前に広がるのが、広~い「ワサビ田」
温度調節用の黒い寒冷紗も取り払われ、一面ワサビが見られます。
TVでは、このワサビを引き抜いて、そのままかじっていました。
すりおろさないと、あのワサビの辛さはないようです。
わさび田の説明がありました。
アップして見ると、白いワサビの花が咲いていました。
散策を続けると、行く先に石碑が並んでありました。
安曇野には道祖神が多いですね。
以前、安曇野の「道祖神巡り」をしたことを思い出しました。
この道祖神は「双体道祖神」で、安曇野の道祖神の多くは「双体道祖神」。
この「双体道祖神」は、男女が仲睦まじくしている姿。縁結び、恋愛成就ともいわれているようです。
映画『君の名は。』のクライマックスにも登場していたようです。
見逃したのか記憶にない。
農場内散策を続けます。
ワサビ田の脇にある建物。
レストラン等のお店の建物です。
敷地内の案内図がありました。
大きなワサビの像がありました。
その脇にあった説明書き。
ここのワサビは湧水で育っているようです。
ワサビ田に沿ってさらに進むと、鳥居がありました。
脇には皇太子(現天皇)と美智子妃の行啓記念碑。
その先の神社には、大きな「わらじ」が左右にありました。
大王神社です。
何故わらじ?
脇に説明がありました。
農場開拓時に履いていたわらじに感謝して奉納とあります。
それだけ、開拓が大変だったのでしょうね。
石碑もありました。
大王神社の由緒がかかれています。
大王と言う名前にも、ちゃんと理由があるのですね!
更に奥にある社。
ここが大王のお墓かな?
更にご興味ある方はこちらを↓
散策していると、向う側へ橋を渡って行けるようなので、行って見ました。
渡った突き当りに、しめ縄の付いた洞窟があります。
祠の脇にあった説明書き。
その昔、「魏石鬼八面大王」と言う人が安曇野を納めていたようです。
その人が棲んでいた有明山の麓の岩屋を再現したもののようです。
その中の様子がこちら
右側の洞窟。
祠の右側に階段が続きます。
行って見ると、向こうに白い彫刻らしきものがあります。
女性の彫刻です。
大王と関係ある人なのかは不明?
この像の後ろが小高い山(築山)。
階段があるので登って見ると…
丸いオブジェの様な物がありました。
何だろう?と思ったら、ここは八面大王の見晴らし台(築山)で、この石は「太陽の石」。
説明を読んで納得!
ここからワサビ田が良く見えます。
更に奥の方にもワサビ田は続いていました。
さらにこのワサビ田に囲まれた小高い丘は、先へも続いています。
そこには案内図を見ると、桜並木が綺麗なようですが、チラッと見るとほとんど散っていました。
次回は、桜の咲いている時に来てみたいですね!
この丘は、ワサビ田の開拓を大正時代に始めた時、雑木の生い茂る湿地を切り開き、開拓。
その作業は建設機械の無い時代です。全て手作業で行われたようです。
その時に掘り起こした不要な土や石を積み上げたのがこの丘。
出来上がったその姿は、今でも見る人を感動させるほどの景色となっています。
昔の人は凄いですね!
この辺で来た道を戻りましょう!
太陽の石があった見晴らし台の傍に、水が流れる祠発見!
相対した所にも、同じように水が流れる祠。
大勢の力で開墾した広いワサビ田を、守る水神様かな?
災害も無く、ワサビが末永く育つように!と、このワサビ田を作った人達の願いが込められているのでしょうね!
その丘から見る、「大王わさび農場」のレストランやショッピング施設。
緑がとても綺麗ですね!
そろそろ向う側へ戻りましょう!
橋の手前の右側にピンクと白い花が綺麗でした。
この道は「ワサビ田の小道」
橋を渡り、お店を散策。
当然お目当てはソフトクリーム。
ワサビ・ソフトクリームです。
色はワサビ色ですが、味は甘く美味しいソフトクリームでした。
もう一つ買い求めたのが「ワサビお焼き」
ワサビの葉が入っているのですが、辛くなく美味しかったです。
このお店には、「わさびコロッケ」もありましが、今回は買いませんでした。
しかし、後日放送されたTVの中で、この「わさびコロッケ」が人気のようです。
それを聞いて、買わなかったことを後悔。
次に行った時は、絶対「わさびコロッケ」も買うぞ!
「大王わさび農場」散策もそろそろ終了です。
時間はまだ午後1時前。
帰るには早すぎます。何処へ行こうかと迷ったが答えが出ないので、案内所へ行って聞いて見ました。
優しく教えてくれたお姉さんのお勧めは、「国営アルプスあずみの公園」。
丁度チューリップが見頃のようです。
迷わず行って見る事にしました。
お姉さんにお礼を申しあげ、外に出ると三体の像。
鬼の像かな?
ここは建物の正面入口脇です。
なぜ、ここに鬼の像があるのか?
意味があると思うのですが…
後で調べて見たら、これは魏石鬼 八面大王のようです。
でも、何故三体?
やっぱり今度来た時、お姉さんに聞いてみる事としましょう。
この後車に戻り、次の目的地「国営アルプスあずみの公園」へ向かいました。
教えてもらったチューリップは、想像以上でとても素晴らしかったです!
その様子は次回でご紹介します。
ここまでお付き合い有難う御座いました。