4月8日(金)

強羅を出発して、箱根恩賜公園を散策しました。

 

桜の開花に合わせるのは、なかなか難しいですね。

 

場所によって、開花時期は随分変わる事を実感した今回の旅となりました。

 

さて、帰りがけの最後の立ち寄りです。

それは境内にチューリップの花が咲くお寺。

そして、お寺の事も考えさせられる素敵なお寺でした。

 

 

  秦野・泉蔵寺のお釈迦様とチューリップ

 

今回立ち寄った所は「曹洞宗 萬年山 泉蔵寺」

 

本通りから細い道を入って行くと、お地蔵さんがいっぱい。

 

車を停めて歩き始めると、早速チューリップの花がお出迎え。

 

土手の上にもチューリップ。

 

 

お寺への入り口はこちら。

階段の上が境内です。

 

階段脇に、こんな張り紙。

お釈迦様の誕生日と言えば「花まつり」!

 

なんと、その誕生日が今日(4月8日)とはビックリ。

 

子供の頃耳にした「花まつり」という事さえ、すっかり忘れていました。

 

たまたま訪れた日がお釈迦様の誕生日とはグー

これも何かのご縁かもしれません。

 

早速お参りさせて頂きましょう。パー

 

 

階段を登った所が境内。

その左側にドラえもんの石像と、沢山のチューリップ。

 

こちらには、キティーちゃんの石像。照れ

 

境内の数か所にチューリップの花壇がありました。

流石に「チューリップの名所」ですね。

 

お花は見頃です。チョキニコニコ

 

 

本堂左側の枝垂桜も満開。チョキ

 

箱根恩賜公園で桜の花が見られなかっただけに、桜の花を見てホッとしました。OK

 

こちらが本堂。

入口には「中へ入って参拝」を促す張り紙。

 

用事がないのに本堂に上がる事等通常は出来ませんよね。

ちょっと、遠慮気味に上がらせて頂きました。

本堂手前にテーブルが置かれ、上にはお花がいっぱい。

 

その中央に、甘茶の入った器。

器の中には小さなお釈迦様がいました。

 

ここでワンポイント情報。

 

花まつり・灌仏会とは…

お釈迦様の誕生を祝う仏教行事のこと。
キリスト教でイエス・キリストの誕生を祝うのがクリスマスであるのと同じで、仏教ではお釈迦様の誕生を祝うのが花まつり、ということになります。
「花まつり」として知られるお祭りの正式名称は、「灌仏会(かんぶつえ)」。

“仏に灌(そそ)ぐ”ことから「灌仏会」と名付けられ、降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)、竜華会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)ともいわれます。

「承和七(840)年四月八日に、清涼殿にしてはじめて御灌仏の事を行はしめ給ふ」との記録が残っており、その起源は平安時代までさかのぼるといわれています。また、花まつりの名称は明治時代に浄土宗が採用したものと推定されています。

 

甘茶を掛けるという行為

体を洗い清め、子どもの身体健全や諸願の成就を願います。甘茶をかけることは、昔虫よけやまじないにも使われたそう。

花まつり中、お寺によっては甘茶を振舞ってくれることもありますが、そもそも甘茶って何?と思う方も多いでしょう。甘茶とはアマチャの木から作られた、独特な甘さのあるお茶のこと。(じゃらんニュース

 

 

早速、甘茶をお釈迦様に掛けさせて頂きました。

お誕生日おめでとうございます。お願い

 

 

「花まつり」に参加し、甘茶をかけて祝う!という事は、生れてはじめてです。

素敵な体験をさせて頂きました。

 

 

こちらが本堂の御仏。

 

曹洞宗のご本尊は釈迦牟尼仏。

お線香を上げさせて頂き、お祈りさせて頂きました。お願い
 

左の方にはお釈迦様。

お釈迦様はゴータマ・シッダールという仏教の創始者のことで、2500年前頃に生まれたとされています。ネパール西南部の釈迦族の国の王子であったため、釈迦と呼ばれるようになりました。一般的には釈迦のことを仏陀と呼びますが、仏教では悟りを得ることを仏陀と呼び、本来は個人を表すものではありません。家族葬のファミーユ

 

 

天蓋も立派です。

 

このお寺は、誰でも受け入れてくれるお寺のようです。

 

今回初めて訪れた私達にも、温かい甘茶の接待をしてくださいました。

甘茶の接待は、お釈迦様の誕生日だけのサービスのようです。お願い

 

 

頂いた甘茶のお盆をお返しに庫裏に行くと、奥様?がとても気安く、いろいろなお話をして下さいました。

 

 

一番心に残ったのが…

このお寺は、誰でも気軽に来て頂けるようにしている。そのために、本堂の入り口も鍵を掛けず開けやすいよう工夫をしているそうです。

 

ドラえもんキティちゃんの石像を置いてあるのもそう言う事なのでしょうね。

 

明るいチューリップの花を沢山育てているのも、そのお気持ちの表れなのでしょう。

 

こんな気さくで解放的なお寺があるとはビックリ。

 

私の知っているお寺は、お葬式や法事などを行う、暗く硬いイメージ。

気軽に立ち寄って、いろいろお話が出来る!と言う感じはありません。

 

今日、始めて訪れた私にも、とても優しく居心地が良く、心安らぐ感じがしました。

 

それは、何処かキリスト教の教会の様な、心に温かさを感じるお寺でした。

 

今日も玄関脇の広間では、近くの主婦達でしょうか?大勢の方が談笑されていました。

 

暗いイメージ?のお寺に皆さんが集まり、談笑をする!

これが本来のお寺の姿なのかもしれませんね。

 

私の菩提寺も「こんなお寺だったらいいな~!」と思いました。

 

 

この事がずっと心に残り、改めて仏教の事を調べて見ました!

 

お釈迦様が仏教を説かれたのは「すべての人に生きる目的を知ってもらいたい」、そして「本当の幸せになってもらいたい」という御心ひとつでした。

 

本来仏教とはそう言う事が目的であって、付随する仕事として葬儀や法事などがあるのかもしれませんね。

 

悩む人がいたら、その悩みを解消する方法を教えてくれる所がお寺であり、お坊様が先生と言いう事かな上差し

 

コロナ禍の今、大勢の方が精神的不安を抱えている。

こんなお寺があったら、どれだけ多くの方が救われるだろうか!と思ってしまった。

 

またプーチンさんがお釈迦様を知っていたら、戦争も起きなかったことでしょう。

 

 

調べたサイトをご紹介。

 

 

今回訪れた泉蔵寺と同じ曹洞宗のお寺でも、同じような事を言っているサイトがありました。

 

コロナ禍の影響で、葬儀のあり方も随分変わり、家族葬が中心となりつつあります。

時代は変わっているのです。

 

こんな時だからこそ、お寺も原点回帰が必要な時なのかもしれませんね。

 

 

さてさて、私の菩提寺はどうかな?

恥ずかしいけれど少しだけご紹介。

 

お坊さんと成人されているお子さん二人だけ住んでいます。なのでいつ行っても留守。お子さんいても出てこない。電話しても留守電。お葬式や法事以外お寺との関わりは持てないし、葬儀以外の話が出来る雰囲気も無いな~。枯れたお花などを捨てる箱はいつもいっぱい。通路や空いているお墓は草がボウボウ…

 

今回訪れた泉蔵寺とは大違いです。ショボーン汗

 

泉蔵寺の檀家の皆さんが羨ましい。

 

まだ泉蔵寺のご住職とはお話をしたことが無いですが、ちょっと立ち寄っただけでも「心を動かされる何か」がこのお寺にある事を感じました。

 

機会があったら、是非ご住職とお話しをしてみたい。

 

住職の奥様?に、温かい接待に感謝を申しあげ、お寺を辞しました。お願い

 

 

お話を聞いた帰り道。

お寺の回りに咲くチューリップが、より安らぎを感じさせてくれます。パーニヤリ

 

さり気なく斜面の上に咲くチューリップ。

このさり気なさもこのお寺の優しさ!なのかもしれませんね!パー照れ

 

お墓に咲く桜の花。

 

墓地の脇に鎮座する六地蔵。

お寺の事が少しだけでも分かった帰り道は、目に入って来るものが、どれも心が救われる気がします。

 

優しさの溢れるお寺とチューリップ。

 

 

心の中で、再度手を合わせて帰路に着きました。お願い

 

 

今回立ち寄った泉蔵寺のご紹介↓

 

 

今回、色々な所の桜やお花を見ながらの強羅温泉への旅。

温泉で体を癒し、お寺で心癒された旅となりました。パー照れ

 

行き当たりの「思い付き行動」も、今回は大成功でした。チョキ

 

また、こんな素敵な出会いを求めて、旅をしたいと思います。

 

皆さんも素敵な旅と出会えますように!

 

 

最後までお付き合い有難う御座いました。バイバイ