1月5日(水)
朝9時前に電話が鳴る。
誰だろうか?と出て見ると、近所に住む姉からだ。
姉は習字教室をしていて、パソコンが分からないと直ぐに電話が鳴る。
「またパソコン操作で分からない事があるのかな?」と思ったら違った。
今回は、
「親戚から貰ったTVを繋ぎたいけど分からない。見て欲しい!」と言う要望だ。
パソコンのことでは無いが、今年も正月早々のヘルプの電話。
電話で様子を聞くが、らちがあかない。
しょうがない!行って見る事に。
見に行って直ぐ気が付いたことは、「電源コードが繋がっていない」のだ!
「これぐらい分かってよ!」と文句も言いたいが、痴呆が始まった姉に言ってもしょうがない。コードを探して繋げて完了。
ついでに、TVも掃除。
一番埃が溜まりやすい空気口や隙間部分の埃を、掃除機で吸い取って終わり。
・・・と思ったが、そうはならなかった。
リモコンで操作出来ないのだ。
電池が無い?
そこで、新しい電池を入れ換えてみたがダメ。
そうなると、問題はリモコン内部。
乗り掛かった舟だ。
分解修理開始!
まず裏蓋を開きましょう!
このリモコンは、上下に2本ずつネジがある。
そのネジを緩め取り外す。
このネジは小さいので、精密ドライバーでないと回せない。
電池収納部の内部にもネジで止めてあるものがあるので確認。
このリモコンには無かったので、ネジの取り外しは上下の4本で終わり。
ネジを外しても蓋が明かないのがリモコンの蓋。
上蓋と、下蓋のつなぎ目に、マイナスドライバーの先を差し込みこじ開ける。
この時、写真右側のテープ跡が粘々していて手にべたつく。
洗浄剤で擦っても取れない。後でここも掃除が必要だ。
この汚れを見ていたら、嫌な予感がする。
(この予感は、蓋を開けて見て的中したことを知ることに)
まずは目先のリモコン分解だ。
今回のリモコンは、こじ開けるのが大変だった。
マイナスドライバーで強引にこじらないと開かないが、こじ開けた所がガチガチに傷がつく。
これは致し方ない事(道具が無い事と、取り外し方が下手だから😅)
プラスチック製のドライバー等があれば良いのだが・・・
その傷がつくことには目を瞑り、何とか開ける事が出来た。
(修理終了後に、ギザギザ修理はすることに)
開けてビックリ。埃がいっぱいだ。
埃は有る事は予測していたが、もっと驚いたことがあった。
それは、ゴム製のボタンの裏側が濡れているではないか!
なぜこんなに濡れているのだろうか?半年以上使っていなかったリモコン。
水をこぼしたとしても、時間が経てば乾いているはず?
触って見ると粘つく。
操作ボタン部分を枠から外して見ると・・・
枠に埃がこびりついている!
分解して、各パーツを並べてみる。
全てがベタベタ、埃がビッシリと凄い状態だ。
何故こうなったのか気になる所だが、綺麗にしない事には使えない。
早速汚れ落とし。
ゴム製ボタン部分はお湯と洗剤を付け、歯ブラシで掃除。
何とか汚れは落ちた。
問題は基盤の汚れ。
ネバネバの汚れは、ティッシュペーパーで拭いても取れない。
電子部品も付いているので、あまりしたくないが台所洗剤で洗う。
指で優しく擦り洗いし、お湯で流して何とかネバネバは取れた。
乾いたタオルで水分を取り、ドライヤーの低温風でしっかり乾燥。
(熱い風を当てると部品が駄目になるので注意)
綺麗になった各部品がこちら。
ネバネバも取れてスッキリ。
一番大変だったのが、操作ボタンの枠にこびり付いた汚れ。
洗っても落ちないし、熱湯かけても柔らかくならない。
このままにすると、ヨゴレが落ちて基盤につくかもしれないので、精密ドライバーのプラスのドライバーで、回しながら取った。
ゴム製の操作ボタンは、お湯の中に浸し歯ブラシで擦って汚れを落とす。
汚れが取れた操作ボタンと枠。
汚れを落とし、乾燥させて綺麗になったリモコンの各パーツ。
綺麗になった処で組み立て直し。
まず操作ボタンを枠に納め、基盤を被せる。
その上に、電池収納ケース(裏蓋)を被せ、力を入れて二つを結合。
ピッタリ合わせ、力を込めてパチッと言うまで押し込む。
ここで、操作が問題なく出来るか確認作業だ。
電池を取り付けて、TVに向けて操作ボタンを押すと・・・
しっかり動いた。操作に問題なし。
これでリモコンが使えなかった問題クリア!
後は、最後の組み立て。
四隅がしっかり結合出来ているので、上下2か所、計4ヶ所のネジを止めるだけ。
これで修理は完了。
それにしても、何故ネバネバになるような汚し方をしたのだろうか?
甘いコーヒーをこぼしたのだろうか?
正月早々、酷い汚れのTVリモコンの分解掃除。
今年も姉からのヘルプ電話が鳴り続けそうな嫌予感の年初めでした。
リモコンに水分と埃は天敵。
動きがオカシイ?と思ったら、早めの掃除も大切ですね!
最後までお付き合い有難う御座いました。