11月19日(金)
河口湖のもみじ回廊を後にして、そろそろ帰路につきます。
その途中、「北口本宮冨士浅間神社」があります。
折角ですから、お参りに寄りました。
道路沿いの第一駐車場が満車。
そこで神社傍の第二駐車場へ行って見ました。
そこもほぼ満車ですが、何とか停めることが出来ました。
早速参拝しに行って見ましょう。
ここへのお参りは一昨年の6月以来です。
大きな鳥居
鳥居を潜ろうとしながら後ろを見ると、白無垢と紋付き袴の二人がいました。
カメラマンが向きを変えては撮影しています。
左に居る老夫妻は親御さんでしょうか?
めでたい時に出会えて、早速良い事がありそうな気配です。![]()
白無垢を見るのは随分と久しぶりです。
これからの人生がお二人にとって幸せでありますように!![]()
ところで、白無垢って珍しいですね。
白無垢と言う言葉自体、普段は聞かない言葉です。
その意味は、
・結婚をきっかけに新しく生まれ変わるという意思の表れ。
・結婚して嫁ぎ先の嫁として生まれ変わる!と言う意思表示。
・白は何色にでも染まる色なので、婚家の色に染まっていくという意味。
・白色は邪気を払うとされていて、神様に仕える巫女の衣装も白ですね。
そんな意味も、今の世界ではふ~ん!と聞き流されそう。
そんなことを考える事自体、古いのかもしれませんね。![]()
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余談は終わりにして、お参りしに境内へ行きましょう。
境内へ行くと、大きなイチョウの木が
真っ黄色。
随神門です。
門を潜ると、境内中央に神楽殿。
先ほど、門の外で見たイチョウの木が凄い!
イチョウの下では、休憩する人や楓も撮影している人達。
地面は黄色く染まっていました。
このイチョウの木は、樹齢約400年のようです。
手水舎周りの樹々も綺麗。
拝殿左手前に「冨士太郎杉」
幹周は8. 2m、樹高は30m、樹齢約1000年
凄い迫力です。
根元も凄い。
吸盤のような形の根元は、皮も剥がれています。
化石のような色をしているが、それでも木の上は元気です。![]()
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木の生命力に人間は敵わない。
こちらが浅間神社拝殿。
お守りなどが並んでいます。
拝殿上には大きな鈴や二つの天狗のお面。
拝殿左側から、裏の方を巡ることが出来ます。
今日も行って見ました。
拝殿裏に当たる所にも大きな杉。
「冨士次郎杉」です。
樹高は約30m、幹の太さ約7.8m、根の太さ約17.2m。
「拝殿」に食い込んでも成長し続けています。
その脇に「夫婦梅」
さらに裏側へ続く道。
丁度本殿の裏側の所に、ガラス戸があります。
その中に「恵比寿社」
ガラスが光って見えないので、陰になるようにして撮影してみました。
中におられた恵比寿様。
左側の鯛を抱えている恵比寿様は、日光東照宮の「眠り猫」で有名な左甚五郎作と伝えられているようです。
さらに進むと、拝殿右側奥へ出ます。
この門は登山門と呼ぶようです。
ここが富士山への吉田口登山道の起点です。
奥に見える社は、「祖霊社」。
富士講の支えとなった3柱、富士講の開祖・藤原角行、北口本宮冨士浅間神社の復興に尽力した村上光清、江戸庶民に富士講を広めた伊藤(食行)身禄が祀られているようです。
回りには色々な石碑もあります。
登山門を背にして境内へ向かう左側に、社がいっぱいあります。
これは何を意味しているのでしょうか?
拝殿向かって右側に諏訪神社。
日本三奇祭のひとつ、吉田の火祭りが行われます。
このお祭りは
毎年8月26日、27日に行われる「鎮火大祭」は、「吉田の火祭り」と呼ばれ、北口本宮冨士浅間神社と諏訪神社の両社の秋祭り。
この神社と北口本宮冨士浅間神社の二社で行うようです。
26日午後、本殿祭、諏訪神社祭が催行され、大神輿、御影は参拝者で賑わう氏子中に神幸。暮れ方に御旅所に奉安されると、時同じくして、高さ3メートルの筍形に結い上げられた大松明90余本、家毎に井桁に積まれた松明に一斉に点火されると、街中は火の海と化し、祭りは深夜まで賑わう。
27日午後、二基の神輿は氏子中を渡御し夕闇迫る頃、浅間神社に還御する。氏子崇敬者が「すすきの玉串」を持ち、二基の神輿のあとに従って高天原を廻ると祭りは最高潮に達する。27日を「すすき祭り」とも称する。(fujiyosida cityふじよしだ)
両側にお神輿が展示してあります。
左の富士山の形のお神輿は重さ1トン有るそうです。
左右どちらの神輿も、火祭りの時に使用されるようです。
火祭りは、凄い迫力のあるお祭りのようです。一度は見て見たい。
諏訪神社から見る境内。
神楽殿まで戻って来ました。
着物を着たお子さんが二人、拝殿へ向かっていきます。
七五三のお参りでしょうか?
おめでとうございます。![]()
これは何と言いう気でしょうか?
枝ぶりがとても素敵ですね!
先ほど大勢いたイチョウの下に人影がありません。
そこで、イチョウの写真を撮っていました。
大分葉が落ちています。
樹の上を見ると、枝が目立ちます。
もう直ぐ全ての葉が落ちそうですね。
この写真を撮っていたら、枯葉を掃くオジサンがいました。
「今の季節の枯葉掃きは大変ですね!」とお声を掛けました。
そしたらそのオジサンは、作業の手を休めて笑顔でいろいろお話をして下さいました。
一人で境内の枯葉を掃いているようで、一日掃かないと大変なことになるそうです。
今日もこれからイチョウの葉を掃くそうです。
年齢は70歳少し前。
お子さんは女の子4人、孫8人。お婿さんはお医者さん。
健康の事は心配無さそうですね。
火祭りも今でも世話人として頑張っているようです。
今年の火祭りは、関係者だけで行われたようです。
いろいろなお話の一部をご紹介。
この火祭りは、富士山のお山じまいとして毎年8月26日、27日に行われる祭り。400年以上の歴史を持ち、日本3奇祭、日本10大火祭りにも数えらる富士吉田を代表するお祭り。
その祭りの途中に、1トンもある神輿を地面に3回落とすという変わった事をするそうです。
落とすということは、荒ぶる富士を鎮める為だそうですが、皆さんお酒を飲んで神輿を担ぐので、落とした時に足を潰してしまう事故も何回も起きているそうです。1トンもの重さを足の落としたら、歩けなくなり義足ですよね。それ程凄いお祭りだそうです。参道が500mも有る神社はここだけなんだよ!
お話は楽しくきりがありません。
お仕事の邪魔にもなるので、途中でお話を切り上げました。
またお参りに来ます!と次回の出会いを約束しました。
オジサンは、軍手を脱いで握手を求めてきました。
コロナ禍の今、肌を触れ合うのは自粛中ですが、オジサンの熱意に負けて、力強く握手しました。
その手は携帯懐炉で手を温めていた様に、ポカポカに暖かかった。
体が暖かいという事は健康の証拠です。
私は反対で、今日の外を歩くときは手袋をしないといけない程冷たいのです。
血の巡りが悪いようです。
だからあちこち不具合が出るのですね。![]()
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それに引き換えオジサンは、婿さんがお医者さんなので健康管理は万全ですね。
羨ましい限りです。
私もお医者さんを婿に欲しい。![]()
握手しながら自己紹介。
素敵な人柄のオジサンのお名前は、富士吉田にお住いのSさん。
覚えましたよ!![]()
Sさんと握手を終え、笑顔でお別れしました。
オジサンは一輪車を押して、イチョウの木の下へ行きました。
お元気で! 必ずまた来ますよ!![]()
とても素敵なオジサンでした。
来た時に出会った白装束のお二人が、鳥居の所にいました。
沢山素敵な写真撮れたかな?
鳥居の傍に祠がありました。
お稲荷さんです。
血の巡りが良くなり、健康になりますようお祈りしました。![]()
お参りを終え、今回の予定はすべて完了です。
帰りも一般道をのんびり景色を楽しみながらドライブです。
その道は山中湖畔経由です。
山中湖から見る富士山も綺麗でした。
河口湖と比べ、ずっと静かな山中湖畔です。
山中湖の石碑と一緒に富士山撮影。![]()
その石碑に標高が書いてありました。
標高980.5m
河口湖は標高830m程なので、150mくらい山中湖の方が高いですね。
平均気温も山中湖は河口湖より1度から2度くらい低く、雪も河口湖より降りやすいようです。
そのためでしょうか、河口湖は見頃な紅葉だったけれど、山中湖は終わった様子。
少ししか離れていないのに、この差にビックリです。
賑やかで明るい感じの河口湖。
静かでゆったりとしている山中湖。
どちらも好きだけれど、のんびりするには山中湖がいいかな?
そんなことを考えながら、道志みちを走りました。
カーブの多い道志みちは、今日もライダーが大勢。
私も車で、カーブと上り下りの道を、ハンドルとアクセルワークを楽しみました。
途中の「道の駅どうし」まで降りて来ました。
道の駅には今日も車とバイクがいっぱい。
ライダーには人気の道ですね!
山中湖から大分下ってきましたが、道の駅からもさらに下りです。
回りの樹々は、下るにしたがって色が綺麗になります。
山梨県と神奈川県の境の「両国橋」
回りの山は綺麗な色です。
青根キャンプ場近くの上野田大橋まで来ました。
もう少しで圏央道の相模原ICです。
少し走り付かれたので、今日はそこから圏央道に乗って帰るとしました。
昨日今日と一泊で出かけた河口湖。
初めて訪れた滝が素敵でした。
また河口湖のもみじ回廊も最高に綺麗でした。
河口湖は日帰りの出来る場所ですが、1泊することで見られる所も変わってきます。
また泊まりながら、新しい河口湖を見つけに出かけたいと思います。
最後までお付き合い有難う御座いました。![]()












































