10月15日(金)
蓼科山登山、その①登りです。
朝の八ヶ岳は雲一つない快晴です。![]()
今年最高の八ヶ岳を見る事が出来ました。
今週は雨が降る日も多く、晴れた日は貴重です。
当初、今日の予定は紅葉見学予定でしたが、快晴の天気に急遽変更。
山登りすることにしました。
登った山は「蓼科山」。
ずっと前から「一度は登りたい!」
と思いながら、今日まで登ることが無かった山です。
何としても頑張って登りましょう!
同行者はうちの奥さんです。
以前調べていたら、駐車場は広いが満車になる程人気の山のようです。
今年8月初めの様子だと、6時頃行ったら満車と言う情報も。![]()
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車で行くので、車を停められないのは大変です。
そこで、少しでも早く到着したいので、準備出来次第出発しました。![]()
行きのコースは白樺湖経由。
道向こうに、クッキリと蓼科山がそびえ立っています。
さあ、あの聳えている山を登るぞ!![]()
車外温度は12℃
登るには快適な気温です。
白樺湖畔を走っていると、湖畔に漂う朝霧が幻想的。![]()
あまりの素晴らしさに、車を停めて撮影しました。
その素晴らしい景色!
蓼科山を背景に、霞む湖畔の姿は息をのむほど美しかった。![]()
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早起きは良い事がありますね!
道も空いていて、45分程で「蓼科山7合目駐車場」に到着。
初めて来た駐車場は、第一と第二があるようです。
今回は、手前の第二駐車場に停めました。
第二駐車場は、既に1/3程停まっていました。
ここにはトイレもあります。
長い登山となるので、トイレがあると助かります。
念願の蓼科山登山。8時20分スタート。![]()
歩き始めた周りの景色。
緑多く素敵な森の道です。
ところが、道を進むにつれて石が多くなってきました。
回りは、白駒池を思い出させるほどの、苔の森です。
白駒池を思い出す。
25分程登った所にケルン。
途中で、登って来た道を振り返って見ました。
北斜面の登山道は、陽が当たらず暗いが、陽が当たって明るい。
左側に下山して行くご夫妻。
すれ違った時少しお話させて貰いました。
昨晩山小屋に泊まり、素敵なご来光を見てから下山して来たそうです。
下からは二人連れが登ってきます。(赤丸)
お二人に負けないよう、頑張って上を目指します。![]()
しかし、登る程石ころは大きく歩き難いし、運動不足で息も切れる。![]()
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予想以上に登りがきつかった。
何回かの水分補給しながら頑張りました。![]()
その時振り返って見ると、下の方に女神湖が見えました。
その向こうには雲海が広がっています。
朝日に照らされた苔が、めげそうな気持を元気づけてくれました。
頑張って石の坂道を登って行くと、上の方が明るくなってきました。
将軍平にある「蓼科山荘」に到着です。
登り始めて1時間20分。
登山地図では1時間30分とあるので、何とか平均で登れたようです。![]()
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山荘前で、数組の人が休憩していました。
ここでは水分補給をして、頂上を目指してスタート。![]()
ここから頂上までは、登山地図には25分とあります。
しかし、登って来る時に一人で下山して来たオジサンとの話を思い出す。
「皆は隣の山へ行ったけど、私は運転手役なので車の移動の為一人下山だよ!我々のグループは役昭和19年生まれもいる老人グループなので、将軍平から山頂まで25分とあるけれど1時間以上かかってしまったよ!」
昭和19年生まれより後の生まれだが、そうは違わない私です。
運動不足もあるし、平均より多くかかるかも・・・。![]()
無理をせず頑張りましょう!![]()
道も思ったより凄くない。これなら大丈夫。![]()
そう思ったのもつかの間。
少し登った所から、足元の石はだんだん大きくなり、程なくして道はこんな状態。![]()
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途中には鎖場もありました。
足は、膝と黒節の後ろ側にある下股三頭筋が悲鳴を上げて来た。
前を登っていたご夫婦が、後ろを見て感動している。
私も息を整えながら、後ろを見ると・・・
そこには、綺麗な雲海が広がっていました。
素晴らしい景色と比べ、目の前の岩はどんどん大きく急になってくる。
滑って転んだら大けがです。
充分に注意しながら、焦らずユックリ登りました。
頑張って登って行き、上を見上げたら空が見えてきました。
この先が頂上のようです。
岩を這いつくばりながら登った登山道も終わりです。
無事に、山頂にある山小屋に到着しました!![]()
蓼科山頂ヒュッテです。
蓼科山山頂の文字。標高2530m。
山頂は、さらに上の方です。
岩を登って行くと、目の前の山頂がこちら。
山頂は岩がゴロゴロした広~い広場です。
見渡してみると、東側の小高い所に人が集まっています。
行って見ました。
ここが蓼科山山頂、標高2530.7m。
一等三角点のある場所です。
長年思い続けて来た蓼科山登山、達成です。![]()
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傍にあった案内図を見ると、中央に蓼科神社奥社があるようです。
行って見ましょう。
しかし、ここからどういったらよいのか分からない。
一面の岩で道はない。
岩から岩を飛び歩いて行くようだ。
滑って転んだら怪我をしそう。![]()
滑らないよう気を付けながら、鳥居のある神社へ行って見ました。
こちらが蓼科神社奥社。
心を込めてお参りさせて頂きました。![]()
中央では景色も見られない。
そこで、山頂南側へ行って見ました。
そこには、丸く小高い展望台?らしきものがあります。
皆さん、そこに登って写真を撮っていました。
何でしょうね?と近くの人と話をしていたら、蓼科山に詳しいオジサンが教えてくれました。
ここには以前方位盤があった所だが、長年の腐食で方位板が外れてしまい、今は小高い場所?となっているようです。![]()
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その少しだけ高い所から、私も順番を待って撮影してみました。
東南方面に八ヶ岳連峰が見えました。その向こうに南アルプス。
そして右の方に中央アルプス。
北西には北アルプス。
写真は割愛しましたが、北方面には浅間山と、360度遮るものがありません。
目の前に、白樺湖。
車山が下の方に見えます。
いつも見上げている八ヶ岳も、同じ高さに見えました。![]()
初めての蓼科山登山は、山登り初級者の私にはかなりきつかった。
しかしそのご褒美は、今まで見たことが無い程素晴らしい景色でした。![]()
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展望台?の上から景色を楽しんでいたら、元気に岩を飛び渡って歩いていたお二人。
しばらくしたら、女性が足元を滑らせコケてしまった。
しばらくしたら起き上がり歩き始めました。
怪我がなかったようで、良かったですね~。![]()
素晴らしい展望を楽しみました。
登って来るまで風も無く、汗を掻くほどだったのだが、山頂は風が強い。
景色を見ていたら、体が冷えてきました。
下へ降りて、周りを見回すと、岩陰で昼食をしている人が大勢。
時間は10時半頃だが、お腹も空いてきました。
私達も岩陰を探して、作って持ってきた「お握り」を頂きました。
手作りのお握りだけですが、とても美味しかったです。![]()
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登って来る時の疲れもあったので、少々眺めの昼食タイムを楽しみました。
充分?疲れも取れたので、いよいよ下山開始です。
展望台?傍で風を避けての昼食を終えて山小屋へ戻ります。
振り返って見ると、向こうに見える小高い展望台?がある所。
大きな岩、岩、岩を、ひたすら転ばないよう歩いて戻りました。![]()
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風が無い所では、残暑の日差しは厳しかった。
温度計を見ると・・・
2500mの高所は快適な気温です。
でも、空気の綺麗な高所は紫外線が多い。
同行の奥さんは、慌てて紫外線除けのクリームを塗っていました。![]()
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何歳になっても、女性ですね!
色やけが気になるようです。
さて、この後山小屋で記念の品を購入して下山です。
下山も、上りに負けずにいろいろありました。
そのお話は次回でご紹介します。
ここまでお付き合い有難う御座いました。![]()




































