5月28日（金）
今日は晴れ予報。
山歩きに出かけて来ました。
行く先は、ほとんど同じ場所です。
そこは、人も少なく安心して登れる山だが、1年以上同じとなると・・・。
たまには、違った場所も歩きたい。
人が少なく、感染の可能性が少ない場所なら、許してもらえる？
随分悩んだが、考えに考えて場所を選んで行って来ました。
その山は、お隣の山梨県上野原市にある八重山。
中央道を経由して1時間程の所です。
この山は、毎年元旦に登っていた山。
富士山がとても綺麗で、初冨士を見るのが恒例でした。
しかし、昨年の１２月２１日に来たのを最後に、５ヶ月もご無沙汰していました。
人は少ない！とは思うが、早めに出かけました。
上野原市立上野原中学校傍にある駐車場に９時半到着。
車は３台だけと空いていました。
県外からの人は来ているだろうか？
県外から来た私としては気になります。
見ると、府中、相模、八王子と全て県外車でした。
県外ナンバーの車を見て、少しホッとしました。
こんな後ろめたい気持ちにならずに、登りに来たいな～
駐車場の前は中学校。
その校舎の向こうに富士山がクッキリ！
少し、沈んだ気持ちを癒してくれました。
さあ、八重山展望台からの富士山が楽しみです。
頑張って登りましょう！
靴を履き替え、いざ出発。
登山道入り口には昨年末、来た時にはなかった立て看板。
そこには・・・
首都圏で、緊急事態宣言の発令や蔓延防止等重点処置が適用されています。
不要不急の外出は、控えましょう。 上野原市
え～と、私が今回来たのは、不要不急の外出・・・ではない。
でも・・・、
許してください。マスクもしていますので！
登山道を遠慮しがちにスタート。
歩いて行くと、沢山蝶が飛んでいました。
キアシドクガです。
高尾山周りでは、この乱舞は終わっていたが、ここでは今が最盛期のようです。
八重山は、高尾山より気温が低いのかな？
久し振りに訪れた八重山への道は深い森の中。
この景色は久しぶり。
その道の斜面に、沢山の札が立っています。
何だろうと、立ち止まって覗いてみました。
それは、この八重山で見られる鳥や動物の紹介でした。
蛇の紹介もあります。
蛇は苦手です。
コンクリートの側面に、苔がいっぱい！
ビロードのように綺麗
右側が小川です。
ここは湿度が高いようです。
そのせいか、この辺りは苔や樹々が生き生きしています。
気持ち良い程、素敵な森。
このころから、どこからか聞こえる「ししおどし（鹿威し）」カ～ンと森に響く音。
何だろう？
展望台へ登る途中、気になりました。
周りには一昨年の台風19号の傷跡があちこち。
昨年は、幸いにも大きな台風が来なかったが、今年はどうだろうか？
コロナ禍の今は、特に来て欲しくない！
緑の中に赤い「ヘビイチゴ」
食べられるようだが、あまりおいしくは無さそう。
私は食べたことがありません。
展望台へのコースが崩落したままなので、別ルートを歩いて行きます。
この階段の上が展望台。
最後の階段を登った所に、オシャレな5角形の展望台。
久し振りです。
展望台の前に広がる景色。
中央に富士山。
青空ではないが、見事な富士山が見えました。
この富士山を見たくてやってきたのです。
やっぱり、ここから見える富士山は良いですね～。
富士山に向かって左側に「さがみ湖リゾート・プレジャーフォレスト」の観覧車が見えました。
空気が綺麗だと、その向こうに横浜方面も見えるはず。
今日は霞の中でした。
後ろ側には陣馬山の茶店もくっきり！
しばし、この素晴らしい景色を堪能しました。
展望台から見える富士山を眺めていたら、嬉しい人と出会いました。
その人は、八重山をこよなく愛している「小林さん」。
初めて八重山に来た時に、「シモバシラ」の茎に出来る氷花（結晶）を、教えてもらった方です。
その後も、何度かお会いしたが、今日は久し振りの出会いです。
小林さんは毎日、八重山を登っておられ、その様子をブログに投稿されています。
そのブログには、八重山の今の情報が満載。
八重山にご興味ある方は、お勧めです。
今回お聞きしたお話の中で、特に楽しかったのはアライグマのお話。
この展望台のテラスに、今日もアライグマの糞が落ちていた。
その糞を目当てにオオムラサキやアサギマダラが飛んでくるそうです。
このお話は、登山道入り口にあった紹介パネルにもありました。
あのパネルも小林さんが作られたものですね！（未確認）
その紹介パネルから、アナグマの紹介部分を拡大してみました。
本当に、八重山の隅から隅までよくご存じで、ブログでは樹々や山野草の紹介もされています。
今回は、八重山近くのお勧めの山を紹介して貰いました。
そのときに頂いた地図。
この地図を見ながら今度チャレンジしようと思います。
気が付くと40分も話していました。
楽しいお話は尽きません。
続きは次回として、お別れしました。
山での出会いは、本当に楽しいですね！
八重山・山頂を目指してスタート。
展望台の隣にある鐘。
展望台を少し登ると、石碑がある広場。
八重山の名前の由来が書いてあります。
『八重山』は、上野原で生まれ育った水越八重さんが、上野原の町と上野原小学校に、お世話になった恩返しに！と寄付。その八重さんの名を山の名前としたようです。
今日も素敵な山歩きを楽しめるのは、八重さんのお陰ですね。
黒い蝶が飛んできました。
「ダイミョウセセリ」のようです。
先日、相模川で見かけた蝶ですね！
展望台から15分程で、八重山・山頂に到着！
ここにも東屋があります。
ここからも、目の前に富士山が見えます。
写真だけ撮って次の目的地、能岳へ向かいます。
能岳は今回一番標高が高い山。
これからも上り坂が続きます。
能岳・山頂に到着。
先客がいました。
とても仲の良さそうなご夫婦？
今回出会った3組のうちの一組です。
標高543ｍの山頂からも、目の前に富士山。
今回のコースの山頂は、どこからも目の前に富士山が見えます。
富士山を楽しむなら最高。
時間は11時半も過ぎました。そろそろお昼です。
予定ではここで昼食だが、一つしかないテーブルです。
蜜を避けたいし、仲の良いお二人の邪魔をしては申し訳ない。
直ぐ出発し、来た道を戻りながら昼食の場所探し。
今日の予定はこの後、虎丸山を経由して、駐車場に戻るコース。
しかし、そのコースにはベンチも無く、昼食がし難い。
久し振りに来た八重山です。
ユックリ富士山を見ながら昼食を楽しみたい。
そこでコースを変更して、八重山の東屋まで戻る事にしました。
八重山に戻ってきました。
東屋には誰も居ません。
今日の昼食です。
来る途中買ってきたパンとお握り、そしてカップうどん。
標高が高いので、どの袋もパンパンに膨れています！
30分程、富士山を見ながらの昼食でした。
帰りのコースですが、来た道を戻るのもつまらない。
そこで、何度か通った事がある「シュンランコース」を戻る事に！
しかし、東屋の前にあるその道には、トラロープが張ってありました。
でも、半分ほど空いていたので、通れるだろう！と、行って見ることに。
下っていくと、道は草に覆われていました。
途中で、やっぱり通行止めだったのか？と不安になるが、取り合えず行って見ることに。
草をかき分けながら進むと、目の前に崩落した斜面がパックリと口を開けていた。
落ちないように気を付けながら通り抜けました。
渡り終わって振り返ると、通行止めと書いてあった？と思われる案内。
やっぱり八重山・山頂のトラロープは通行止めだったようです。
それが、月日が経つうちに外れたのかな？
皆さんも、八重山・山頂からのシュンランコースは気を付けてくださいね！
降り切った所を左折した所が、今回歩いて来た崩落があるコース。
地図を見ると、降りきった所を真っすぐに降りれば、通行できたのかも？
（未確認）
さらに進むと、通行止めのトラロープが張って有ります。
振り返って見るその場所。
注意書きもありません。
でも、しっかりロープが張ってあるので、間違わないですね。
右は頂上への道。
左が今通ってきた八重山への道です。
何事もなく通行出来て良かったです。
ここからは、人が歩いた気配の有る道。
しばらくすると展望台へ上った道に合流しました。
見慣れた道はホッとします
緊張していた気持ちも楽になりました。
そんな気持ちを和らげてくれた「ホタルブクロ」。
下っていくと、今は通行止めになっている展望台への道。
以前はここを登って行きました。
ところで・・・
登るときに気になっていた「ししおどし（鹿威し）」の音。
この通行止めの向こうの方から聞こえてきます。
その音は近い。
ロープはあるが、気になるので見に行ってみました。
その音源は、ロープから入ってすぐの折り返しの所にありました。
やっぱり「ししおどし（鹿威し）」でした。
小さな水の流れをパイプに溜めて、鳴らしていました。
今はチョロチョロとした流れの小川です。
でも、2019年9月の台風の時には、この小川も洪水となったようです。
洪水となったらこの「鹿威し」も流されてしまう。
いつまでも、この音が楽しめると良いですね。
ここまで来ると、素敵な森の道。
森林浴を楽しみながら、駐車場に戻りました。
今回の記録
時間：3時間10分（休憩含）
距離：4.5Km
登り下り：390ｍ
（ヤマップ）
５ヵ月ぶりの八重山はとても静かでした。
中学校から国道20号へ向かう途中、道脇に黄色い花がいっぱい。
とても綺麗でした。
ところで、今回の八重山・登山。
どうしたわけか、疲れました。
今までは、それほど「体力を使わない山」でした。
でも、久し振りに登った八重山は、予想以上に「登った！」と充実感。
足腰が疲れました。
コロナ禍になってから、控えていた山登り。
その間に山登りの体力は随分減っていたようです。
もっと体力つけなくてはいけないな～
反省しながら、の帰り道となりました。
素晴らしい富士山を見に、また八重山に行こうと思います。
最後までお付き合い有難う御座いました。
