5月23日(日)
日曜日は外出自粛の日。
何して過ごそうかな?と考えていた朝、電話が鳴る。
孫娘からです。
用件は何であっても、孫娘からの電話は嬉しいです。![]()
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「どうしたの?」と聞くと、「今日は歩きに行かないの?」
その質問に、ちょっと考えてしまった。
孫娘と一緒に歩きに行きたいが、今日は日曜日。
コロナ禍の今は、人出が多い日曜日は外出自粛のほうが安全。
今日は父親もお休みなので、お出かけは?と思い聞いてみた。
「お父さんと出かけないの?」
その答えは・・・
「新しい車が来たので、シートカバー付けているから出かけないみたい」
そうなのか!
家族でのお出かけないのなら、ジージと出かけようか!![]()
でも、今日は日曜日。
人が少ない所で小学生が喜ぶ所はあるだろうか?
いろいろ考え、一番人が少なそうな所を選んで聞いてみた。
「津久井の城山に行こうか?」
返事は
「うん!行きたい!行こう行こう!」
と、一つ返事。![]()
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孫娘とは、高尾山や南高尾山稜など、何度か一緒に歩いている。
この城山なら運動靴でも大丈夫です。
場所が決まれば、即行動!
急いで支度して、孫娘を連れて城山登山してきました。![]()
城山登山コースはいくつかあります。
いつもは根小屋地区の駐車場に停めるのだけれど、土日は駐車待ちで渋滞する程。
そこで、駐車場の余裕がある?津久井湖の「花の苑地」脇から登るコースと決めた。
行って見ると、「花の苑地」の駐車場もいっぱい。![]()
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そこで、少し先の駐車場に行って見ると、空いていました。![]()
車を停め、国道20号線の歩道を歩いて、「花の苑地」へ向かいます。
向こうに見える、道路に架かる橋を渡って、右側の城山頂上を目指します。
途中、真っ赤の木。
「ノムラモミジ」かな?
道路に架かる橋を渡った所に、早速毛虫。![]()
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今年は、毛虫が多い?
毛虫を見た孫娘は急に駆け出した。![]()
そうだった!孫娘は虫が大嫌いだった。
毛虫はしょうがないとしても、綺麗な蝶もダメなのです。
そんな孫娘を、虫がいっぱいの山歩きに連れて来た私がいけない。
しょうがないですね!
幸いなことに、前回来た時よりずっと毛虫は少ない。
それでも、いろいろな虫がいる山道。
私が先に歩いて、虫を避けて歩くことにしました。
道沿いに「ユキノシタ」
虫も居るが、お花もいっぱいの山道です。
お花は好きな孫娘。![]()
ユックリ楽しみながら登ります。
「サイハイラン」
最初「ヤブレガサ」と思ったが、「サイハイラン」のようです。
途中、何か所もこのような跡が・・・![]()
誰かが掘り起こした跡です。
多分、イノシシが餌になるミミズを探した跡かな?
こんな話をすると、怖がりそうなので、孫娘には内緒です。![]()
北斜面の登り道は涼しかった。
孫娘も頑張って登り、分岐点に到着。
右下から中年カップルが登って来ました。
その道は、根小屋地区側からの登山道です。
ここへの登山は、根小屋地区からが多いようです。
左への道は神社。
取り合えず、城跡まで行きたいので、右後ろの道をもう少し登ります。
孫娘は少し疲れたようで、城跡には行きたくないようだけど、励まして行って来ました。
城跡広場から見える八王子方面。
霞んではいるけど、八王子駅南口のサザンスカイタワーが見えました。![]()
広場には、誰も居ません。
静かです。
ここは津久井城址。
今は城の痕跡は何もないが、戦国時代には北条氏の有力支城として、この地域一帯の統括拠点だったようです。
関東平野の西側にある「城山」という山に作られた山城。
当時は見晴らしも良かったハズ?だけれど、今は樹木で覆われ視界はほとんど無し。
樹々の隙間から少し見えるだけ。
当時は津久井湖も無く、前は相模川。後ろは丹沢山。
城としては最適な場所だったのでしょう!
調べていると、津久井城についてはいろいろなサイトがありました。
今は、名前だけの城山だけど、歴史的にも重要だった所のようです。
色々ある中の一つ。
津久井湖城山公園 津久井城について (kanagawa-park.or.jp)
城跡の一段下のベンチでは、景色を見ながら休憩するカップル。
日曜日でも、静かな城山城址でした。![]()
しばらくすると、二組の中年カップルが登って来ました。
我々は、広場を一周して、来た道を戻ります。
その道沿いに大木を切り倒した跡。
年輪を数えだした孫娘。
数えにくいが、その数は60以上ありそうです。
「ジージと同い年位?」
「もういらないから切ったのかな?」
切り倒された切り株と孫娘の言葉は、複雑な心境です。![]()
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「ジージはまだ元気で頑張るからね・・・」
先ほどの分岐点まで戻りました。
そこから、分岐点傍の神社へお参りしました。
ここが神社。
ここにお城があった時、津久井城の守護神として祀られた「飯縄神社」
神社の右下へ行って見ます。
一段下がった所に、ベンチのある広場。

こんな案内板。
この近辺には、沢山の狼煙場があったようです。
可愛いお花も咲いていました。
「ニガナ」
「タツナミソウ」
ここでユックリ休憩。
「静かな城山」を満喫していたら、急に爆音が響いて来た。
何が起きたのだろう?とビックリする程。![]()
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その音はさらに大きくなり、随分長い間続いていた。
それはバイクの音です。![]()
この辺りはツーリング族に人気の場所のようです。
相模川沿いから宮ケ瀬ダム、そして中津川沿いをグルッと回るコースは、動画もいっぱいあるようです。(友人情報)
今日は日曜日。
沢山のグループが集まり、集団で走っているのだろうか?
雷よりも大きな音で凄かった。![]()
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あまりに賑やかなので、休憩もそこそこに下山開始。
帰りは山頂の分岐点を根小屋地区へ降ります。
そこには、遊具のある「四季の広場」もあります。
孫娘は、その遊具で少し遊びたいようです。![]()
ここが、今降りて来た根小屋地区周遊路からの登山道登り口。
ここからは整備された周遊路です。
登山道と違い、のんびり散歩です。
深い緑の中に、ひと際際立つ「アザミ」の花が目に眩しかった。![]()
展望広場に到着。
目の前に丹沢の峰々がクッキリ。
前回来た時、毛虫がいっぱいだった周遊路の手すりに注意書き。
ビッシリいた毛虫も、今は見当たりません。
もう、蝶に変身したようです。
一匹だけ居ました。
5月7日に来た時の様子。
この時は凄かった!
一匹でも怖がり、遠回りする孫娘です。
前回連れてきたら大変だったと、ホッとしました。![]()
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道脇には、白い花を付ける「ヤマボウシ」
自然の中のヤマボウシは、とても元気です。
前回はなかった「マイマイガ」の注意書きが貼ってありました。
「キアシドクガ」が終わったら、「マイマイガ」茶色い羽の蛾の出番ですね。
まだまだ苦手な毛虫は出て来そう。
「花の苑地」と「四季の広場」、そして「山頂」への分岐点に到着。
手前にピンクの花咲く木がありました。
「ハコネウツギ」です。
遊具のある「四季の広場」へ向かう道沿いには、アジサイがいっぱい。
もう少しすると、アジサイの花が満開です。
爽やかな森の周遊路。
林の中に白い花。
「トラノオ」と思ったら、「アカショウマ」でした。
分岐点から5分ほどで「四季の広場」に到着。
子供達が大勢遊んでいます。
早速孫娘は遊具で遊び始めました。
山を登ってきたというのに元気です。![]()
私は東屋で休憩。
ベンチに座って、遊ぶ様子を見ていたら、隣のベンチに何か落ちて来た。
毛虫です。![]()
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ビックリして見上げると、天井に毛虫がいっぱい。
私も毛虫は苦手です。
東屋から逃げ出しました。![]()
芝生に移動すると、そこに小さな可愛い花。![]()
「ニワゼキショウ」
小さいけど、素敵な花です。
20分程、遊具で遊んでいた孫娘が戻って来ました。
自分より小さい子供達ばかりなので、遊び難いようです。
早めに切り上げましょう。
帰り道にも、上から糸でぶら下がる毛虫があちこち。
怖がる孫娘は、フードをすっぽり被って毛虫対策。
バーバも一緒にフードを被りました。
毛虫が頭に落ちてきたら、誰でも嫌ですからね!![]()
帰り道はゆったりした下り坂。
この道は、「花の苑地」脇の橋まで続いています。
いつもはこのまま行くけれど、今日は手前の駐車場です。
途中から住宅街を経由して道路へ出る道を選びました。
周遊路から直ぐの所に菖蒲の花。
コガネムシがいますよ!
虫がいることは、孫娘には内緒です!![]()
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菖蒲のある広場には神社がありました。
「小網諏訪神社」です。
初めて訪れた神社。お参りさせて頂きました。![]()
神社から国道は直ぐ。
少し橋本方面へ歩くと、車を停めた「花の苑地P2」です。
道路向こうの斜面には、「花の苑地」から「根小屋地区」へ続く周遊路が見えました。
いつも歩いている道だが、凄い所だったのですね。![]()
虫を怖がりながらも、無事城山登山出来た孫娘。
「どうだった?」の問いに、
「疲れた~」と返事。
その顔は、少し口元が緩んでいました。
連れてきて良かった!と思えた瞬間です。![]()
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帰り道、孫娘の要望がありました。
「シャトレーゼでアイス買いたい」
一昨年、娘夫婦が孫娘をつれて長野へ出かけた時に、山梨県北杜市白州町にあるシャトレーゼの工場見学をしたようです。
その時食べたアイスがお気に入りのようです。
そのアイスがこれ!
近くにシャトレーゼ有るかな?とナビで調べて買いに行きました。
お店にはいっぱいアイスが売っていました。
お気に入りの「チョコバッキー」と、他に数種類のアイスを買ってご満悦。
これも、日記に書けるかな!![]()
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孫娘と過ごした外出自粛中のお出かけは、人も少なく安全に登山出来ました。![]()
今日の歩いたコースと時間。(右回り)
ところで・・・
歩いている間、ずっと気になっていることがありました。
それは、何故孫娘から誘いの電話をしてきたのか?
それには理由があったようです。
歩いている途中、ジージには内緒でバーバに話してくれたそうです。
「いまでも休みの宿題で日記があるんだ。今日歩いたことが日記に書ける」
その話を聞いて、
「なんだ!日記の題材作りのお手伝いか!」
ちょっとウツムキ気分だけど、こうして一緒にお出かけでいるのは大いに結構。
宿題を出した先生に感謝です!![]()
孫娘との城山登山に
最後までお付き合い有難う御座いました。![]()











































