4月9日(金)
今回は筍に見る、「自分ファースト」になってしまった日本人の話。
今日は朝から良い天気。
桃の花を見に行こうか?とも思う程。
しかし、新しいコロナ対策が今日発令されそうだ。
県を超えての外出は自粛。
そこで、予定が無くなったので、竹林を見に行って見た。![]()
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今年は、例年になく沢山の筍が収穫できました。
今年最初の収穫。
次はさらに大量の収穫でした。
こんなに掘ったのに、
今日見に行くと、また何本か顔を出していた。
本当に筍は元気です。
私も、この筍の元気が欲しい!![]()
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この元気な筍に関する事件が発生!
筍の盗難!
その事件は、
隣の竹林の持ち主のオジサンが持ってきた。
今日、筍掘りに来たオジサン。
竹林を探すが、掘る筍がない!
よく見ると、竹林のあちこちに筍を掘った跡がいっぱいある。
どうやら筍を盗まれたようだ。
オジサンはガッカリ顔。![]()
オジサンの竹林は斜面地で、下には道路がある。
盗む人は、人目の付かない道路に車を置き、筍を盗んでいったようだ。
酷い話しだ‼️
でも筍盗難は今始まった事ではない。
我が家でも以前は良くあった。
我が竹林は、回りに民家があるので、夜盗まれる。
でも、時には「知らない人が竹林に入って筍を掘っているよ!」と近所の人から通報も入ることもあった。
隣の竹林所有のオジサンは、この竹林で養蜂をしたり、椎茸の原木を置いたりといろいろチャレンジしている。
しかし、どれをやっても、盗みに入る人がいるらしく、椎茸も盗まれ自分では幾つも食べられなかったようだ。
その椎茸は、盗難を避けて我が家の竹林に移動。
隣より人目につくので、美味しい椎茸を頂いています。![]()
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オジサンは・・・
盗難があまりに酷いので、警察に相談したこともあるようだ。
そうしたら、「見える所に私有地であること、立ち入り禁止であることを明記」しないと取り締まりも出来ないと言われたそうだ。(オジサンの話で未確認)
そんな話をお聞きしたので、我が家でも竹林周りにロープ張ったり、張り紙をした。
我が家の竹林も、いろいろな事で悩みは多い。
筍以外にも、生ごみや犬の糞がビニール袋事捨てられていたり・・・
時には粗大ごみも捨ててあったことも。
ペットボトルや、小さいゴミはあちこちに散乱するのは日常茶飯事。
そのままにしていると、さらにゴミは増えるので、常に綺麗にしておかないといけない。
だから、草を刈ったり消毒したり、竹の伐採など、平時から綺麗にする必要がある。
この作業が結構大変なのです。
最近の日本人は自分ファーストが多い?
昔は、筍を盗む人なんて誰も居なかった。
思いやりや労り、助け合いの優しさがあった。
今の人と昔の人は何が違ったのだろうか?
私なりに、当時と今の生活の様子から考察してみる。
・昔の家の屋根は茅葺屋根が普通。
その屋根を葺くのは一人では出来ないので、隣近所の人が手弁当で手伝いに来てくれた。
お互い様なので、屋根葺きの話があると、皆で協力しあった。
葺いてもらう家では、タオルやシャツなどを用意し、食事をして頂いた。
お金でお礼をすることはなかった。
また、昔の葬儀は土葬。
土葬なので、お葬式には墓堀が必要です。
その墓掘りは一人では出来ないので、隣近所の人が掘ってくれる。
隣近所の人がいなければ、葬儀を出すことも出来ないのです。
これも隣近所の互助が必要だった。
昔の農家は、収穫したお米も自宅で精米。
精米するには、収穫した米を庭に広げ、天日で干す。
農作業で留守の時に雨が降ったりすると、干したお米は濡れてしまう。
折角干しているのに、濡れたら大変なこと。
そんな時に助けてくれるのが隣の人達。
留守を知っているので、雨が降ってきたら、広げてあったお米を倉庫に取り込んでくれた。
一人では生きていくことが出来ない世の中だった。
だからこそ、互いに持ちつ持たれつ。助け合いが必要だった。
お互い様だったのだ❗
当然、物を盗む人はいないから、家に鍵を掛けるという習慣もなかった。
こんな嘘みたいな互助と信頼関係が、私の子供の頃は普通だった!
それが今は・・・
・屋根の修理は屋根屋さんがやってくれる。
・お葬式は、火葬になり墓掘りも不要。
葬儀も葬儀屋さんがすべてやってくれるので、手伝いも必要なくなった。
さらに家族葬が多くなり、親戚も知らない間に葬儀が終わっていた!なんて言う話も聞くことが多くなった。
お金さえあれば何でもできる世の中。
なんでも自分だけで済ますことが出来る。
だから人に頼ることが無くなってしまった。
これは良いことだが、その分人との繋がりがなくなってしまった。
昔は隣の家族の事は、何でも知っていた。
今は、隣の事はほとんど分からない。
これが当たり前の世の中。
何もない時は、今の世の中の方が煩わしくなくて良いかもしれない。
でも、いざ大きな災害など起きた時はどうなるだろうか?
こんな状態だから、ますます自分の事だけしか考えない人が多くなる。
皆「自分ファースト」中心の考え方となってしまう。
だからコロナ禍はいつになっても治まらない?
寂しい世の中になったものです。![]()
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ところで・・・
筍堀に来た隣の竹林のオジサン。
一本も掘れずに、寂しそうな顔している。
手ぶらで帰すのは可愛そう。
そこで今日掘った筍をお裾分けしました。
少しだけ互助の心のお裾分け。
オジサンは、これで美味しい筍をやっと食べられる!と喜んで頂けました。![]()
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オジサンが帰った後、
竹林に目を向けると、枯れかかった竹が気になる。
それらは、いずれは枯れて倒れてくる。
筍を盗まれたり、ごみを捨てられたりされないよう、手入れが必要です。
まだ昼まで時間があります。
少し手入れをすることにしました。
その様子は次回でご紹介します。
最後までお付き合い有難う御座いました。![]()



