各地で雪の話題が聞こえてくる季節。
今年もいよいよ冬到来ですね！
そこで、今年も窓の結露対策をしました。
寒くなると、気になるのが窓の結露。
以前の住まいは一枚ガラスで、窓の結露が酷かった。
そこで、家を建て替える時には、結露しない窓を考えました。
結果として、ペアガラスの樹脂サッシ。
でも、考えることもなく、標準がペアガラスでした。
設計士も、「この窓なら結露は大丈夫！」という。
寒い日に加湿をどんどんすれば別だろうけど、普通の生活なら大丈夫！と、私も効果を期待。
しかし、大丈夫と言われた窓が結露したのです。
設計士さん、結露するじゃないか！
加湿してない時でも、気が付くとサッシ枠の下部分がシットリ。
結露しないとはいえ、完全には無理なのだろう。
しかし、数年経過すると、窓枠下の木部が結露してシミになっている。
羽目殺しの窓枠のシミがこちら。
結露で色が変わっている。
これはまずい！
このままにして置く訳にはいかない。
しかし不思議なことに、結露するのは「羽目殺し窓」だけ。
両隣にある同じ大きさで網戸のある「縦すべり出し窓」は結露なくシミも無い。
縦滑り出し窓。
（これはビニール施工後の写真）
考えるに、開閉の出来る縦滑り出し窓は、網戸を付けたり開閉するために樹脂サッシの枠が大きいので、結露し難いようです。
それに比べると、羽目殺しの窓は、樹脂サッシとガラスだけ。
なので、温度差が直接樹脂サッシに伝わり結露して、窓枠に染みるようだ。（私見）
他の引き違い窓を見ると、樹脂サッシも多少は結露するが、窓枠のシミは無い。
という事は、羽目殺し窓だけの対策を考えれば良さそうだ。
そこで、結露対策をいろいろ考えてみた。
①トリプルガラスの窓に交換。
二枚のガラスよりさらに断熱効果の高い三枚ガラスの窓。
YKK・HPなど。
②内側に窓ガラスをもう一枚つける。
これはかなり効果を期待できそうです。
③窓にプチプチを貼る。
一番簡単で、自分でも貼る事が出来るので費用も安い。
結露対策としては①のトリプルガラスがベストの対策と思う。
ガラスの枚数が多くなるほどに、窓の断熱効果は高くなる。
だけど、羽目殺し窓だけ交換すると、外観もおかしくなる。
窓全部交換と言うのも大がかりで、日数と費用が・・・
これから新築するなら検討したい窓です。
②の内側に窓ガラスをもう一枚つける！と言う方法が現実的かもしれない。
友人が風呂場の窓に取り付けたところ、湿度の多い風呂でも結露しなくなったそうだ。
ただし、これも費用がそれ相応にかかる。
我が家では、羽目殺し窓は良いとしても、縦滑り出し窓には窓を開けるハンドルもあるので、取り付けは難しそう。
③のプチプチは、費用も安く自分でもできる。
しかし、小さな丸い空気層があるので、これを貼ると外が見えずらい。
どれも長所短所がありますね。
一番現実的な方法は、③プチプチを窓に貼る！です。
でも、プチプチを貼ると、窓の外が見えずらい。
外から見えずに光を取り入れる！という障子効果を考えるならベターだが、外の景色も少しは見える方が良い。
いろいろ考えた末に「透明ビニールを窓内側に貼る」という事に行きついた。
現在ペアガラスなので、プチプチ程の断熱効果はそれ程必要としていない。
結露対策出来れば良いので、ビニールで部屋と外との温度差を空気層で遮断出来れば大丈夫と考えた。
さて、そのビニールをどうしようか？
取敢えずDIYへ見に行くが、厚みが予想以上にある。
張り付ける方法を考えると、厚みが問題だ。
そこで、取敢えず効果を見るために、手元にあるビニールを使ってみることに決定。
そのビニールとは、こちら。
家庭用ごみ袋です。
「ゴミ袋を窓に貼るとは・・・」と言う意見もあるが、そこは無視。
しかし、手元にあるゴミ袋は半透明。
これでは外が見えなくなるので、透明のゴミ袋を買いに行く。
ところが、透明ゴミ袋は見つけるのが大変だった。
理由を考えるに、ゴミ出しは中身が見えない半透明の方が需要があるからでしょうね。
何件か回って、何とか透明の袋を買いました。
買ったのは一般的な４５ℓのゴミ袋。
対策したい窓は、W＝60cm、H＝1ｍ20cmなので、横幅は大丈夫。
縦は両サイドを切れば2ｍ40ｃｍになるので大丈夫です。
一つ気になるのが、袋の底の合わせ目が見える事。
まあ、試しに貼るのだから良しとしましょう！
このようにカットしました。
袋の両サイドを、カッターナイフで切り広げます。
さらに縦と横を窓の大きさにカット。
これで準備は完了。
あとは貼るだけです。
寒い季節は窓も開けることもないので、羽目殺し窓と一緒に縦滑り出し窓も貼りました。
換気は、部屋の他の窓で出来るので。
貼る前の窓
貼るには、セロテープで四隅をしっかり貼り付け。
たるまないよう、ビニールを引っ張りながら貼ります。
少し張りながら貼ると、しわも少なく綺麗に貼れました。
貼り終わった窓。
袋の底の合わせ目も、それ程気にならない。
外の景色も、多少は見え難くなるが、ほどほど見えます。
結果は、
羽目殺し窓の結露は無くなりました。
少しは暖房効果も上がったと思います。
見た目はインプラスや、トリプル窓ガラスには敵わない。
でも、良い事もあります。
費用は安いし、自分でできる。
そして、結露しない季節には、取り外して通常の窓として使える事です。
ゴミ袋を使った結露対策は、お恥ずかしいので今まで非公開でした。
良かったら参考にしてみてください。
羽目殺しの窓には、リスの置物を入れて貼ってみました。
温室みたいで温かいかな？
我が家の結露対策に
最後までお付き合いありがとうございました。
