住まいの中には、いろいろなものがある。
あって当たり前で、普段気にも留めない物が多い。
しかし、いざ不具合が起こると、大変なものも・・・。
その中の一つがトイレ。
トイレは、家の中で目立たない存在。
そのなくては困るトイレから、最近ポタポタと音が聞こえてきた。
気になるが、そのうち治るかな?と、様子見していた。
しかし、その水音は数日たっても止まらない。
流石に気になる水音。
そこで昨日、重い腰を上げてトイレの水音退治を始めました。
その音がしているトイレがこちら。
新築時に取り付けてから、何も異変が無かったトイレ。
何が原因なのだろう?
早速、音のするタンクの蓋を開けて見る。
蓋を開けると、中にはさらに水が跳ねないようプラスチックの蓋が付いていた。
その蓋を取った中の様子。
矢印の所から水がチョロチョロ出ていました。
この部分一帯の部品名はダイヤフラムと言うらしい。
水漏れ部品の先に付いているのが丸い浮き玉。
これは、使用後に水がでて、既定の所まで水がくると、この浮き球が持ち上がり、根元のレバーで水を止める役割。
水漏れ箇所は、このダイヤフラムのようだ。
そのパッキンが不良で水漏れ?
そこで、水の漏れている下を回して外し、中のパッキンを掃除して再度取り付けた。
水を出してみるとやはり水漏れする。
だとすると、原因はほかにありそうだ。
さらに、あちこち見て原因を探るが分からない。
お手上げです。
そこで、TOTOのサポートセンターへ電話して聞いてみることに。
電話すると、直ぐ出てくれたサポートセンターのお姉さん。
分かりやすく教えてくれました。
水を止める所は、他にもパッキンが二か所。そのパッキンが古くなると、水を止めきれずに便器へ流れ出る。
結果、常に満タンにならないため、水がチョロチョロ出てしまうようだ。
そして、そのパッキンが問題ないとすると、ダイヤフラム一式交換もありそうだ。
説明で、タンク内の構造は分かりました。
そこで電話を一度切り、教えてもらったパッキンを確認してみることに。
確認する場所は、タンクの一番下側。
このままでは手が入らない。
そこで、この先に付いている赤丸部分を取り外す。
このレバーは、トイレを流す時に、大や小に水量を変えるもの。
説明書を見ながら、無事取り外すことが出来ました。
これで下側が見え、手が入ります。
下にあるのが、電話で聞いたパッキンのある所。
これが持ち上がると、便器へ水が流れていく。
そして、これが閉まると便器への水は止まり、タンクに水が溜まる。
その水を止めるためのゴム製パッキンが、2カ所に付いていた。
説明書を見ながら取り外した。
(TOTOの取扱説明書より)
取り外してみると、接触する所が少し白くなっている。
カルキだろうか?
ヌルっとする。
その白い所を洗い流そうと擦ると、ザラザラと黒い物が取れた。
パッキンのゴムが、劣化しているようだ。
さらに擦ってみると、ザラザラが取れツルツルになってきた。
これなら水が止まるかも?
無事水が停まることを期待しながら、パッキンを取り付けて見る。
そして、水を流すレバーの部品も取り付けて作業は完了。
さあ、水を流してみましょう。
不安な気持ちで、止水栓を開く。
水がどんどん溜まり、浮き玉が浮いてきて水が停まった。
さあ、ここからだ。
水が漏れるか・・・?
水は止まった。大丈夫です!
これならパッキン交換は、少し先延ばし出来そう。
さらに様子を見ていたが、何とか水漏れは無し。
大丈夫なのを確認して、もう一度サポートセンターに電話。
教えてもらったお姉さんにお礼を伝えました。
そして、今回掃除したパッキンの価格と手続きの仕方を教えてもらった。
理由は、そう遠からず駄目になりそうなパッキン。
その時、部品を依頼するために!
一時は「出張修理を依頼?」と思っていただけに一安心。
この程度なら、今後も自分でも修理できそうです。
それにしても、メンテナンス不要と思っていたトイレ。
どんな物も、長年使うと痛んできますね!
定期的に点検する必要を感じました。
人間と同じですね~
そういえば、今年の健康診断はまだしていない。
コロナ禍が心配で先延ばしになっている。
どうしようかな?
今年はパスしようかな?とも思っています。
ところで、我が家にはもう一つトイレがあります。
こちらはタンクが無く、水道直結タイプ。
今回修理した物とは、水を流す構造が違います。
こちらの不具合はどんなことが起こるのか?
今回の反省を活かして、点検方法を調べておこうと思います。
今回はトイレに教えられました。
「住まいも人も定期検査が必要」
という事を・・・!
追記:修理翌日の今日、トイレの水は止まっています。
当分は大丈夫そうです。
TOTOのウェブサイトに、修理説明がありました。
トイレ修理に
最後までお付き合いありがとうございました。