7月2日（木）
久し振りの青空。
歩きに行ってきました。
越境してのお出かけは、まだ気が引ける。
そこでいつもの南高尾を歩いて来ました。
9時過ぎに駐車場に到着。
駐車場は１/4程。まだ空いていた。
9時20分スタート！
まだ歩いている人は少ない。
道脇にはトラノオ。
途中見える景色は霞んでいた。
三沢峠に到着。
見晴台へ！と思ったが、今日は歩いている人も多くなりそうな気配。
そこで、急遽コース変更。
ここを梅ノ木平方面へ下り、途中から草戸峠へ登り、城山湖へ戻るコースとした。
梅雨時です。進む道はいつもより緑でいっぱい！
オニシモツケ かな？
緩やかな長い下り坂を歩いて行くと、道に水がチョロチョロ流れている。
その水が集まり小川に流れ込んでいる。
どうやら昨晩降った雨が流れ出ているようだ。
水溜まりを避けながら歩いて行くと、何かズボンの裾に絡んできた。
何だろう？と足元を見ると・・・
キャー 
カエルだ！
思わず大きな声を出してしまった。
皮膚が恐竜のような姿。
なんていうカエルなのだろうか？
逃げようともせず、じっとしていた。
この蛙はツチガエル(イボガエル)かな？
道は本当に緑いっぱい！
今日も今まで誰とも会っていない程、歩く人が少ないこのコース。
草で道が見えなくなりそうだ！
東屋が見えてきた。
今日も蒸し暑い。ここで水分補給。
少し下がった所にある広場。
いつもはバードウォッチングで賑わう広場に人影はなかった。
さらに少し下ると「宿泊研修施設・高尾グリーンセンター」
コロナ騒ぎ以来ズーっと閉まっていた。
きょう脇を通ると、火が燃えている。
脇にオジサンが材木を切っていた。
営業始めたのかな？
その前の道脇に大きなアジサイの木。
近寄ってみると、花も大きかった。
普通の花の1.5倍はありそうだ。
アジサイを見ながら歩いて行くと、エンジン音が聞こえて来た。
その音の主は、エンジン刈り払い機で道脇の雑草の手入れをしているオジサン一人。
刈り取られた草の匂いが漂っていた。
手入れされた道脇には、綺麗な水の小川が流れている。
せせらぎの音を聞きながら歩いて行くと、分岐点のお地蔵様。
足元にはコップに葉が添えられていた。
誰かがお水と葉を毎日お供えしてるようだ。
このお地蔵さんの前を草戸峠に登って行きましょう！
その道は、山の上から流れ来る清水がチョロチョロ。
水が豊富なので、草も生き生きしている。
靴を濡らさないよう、水溜まりを避けながら登ります。
梅雨時の樹々は、本当に元気だ。
登る途中、上から二組のご婦人が下りてきた。
狭い道なので、互いに譲りあい。
上り切った所で、高尾山入り口方面から景信山へ続く道に合流。
今日は、前回来た時より人が多い。
人気のコースは、徐々に人出も戻ってきているようだ。
草戸峠にあるベンチ。
今日は5人ほど休憩中。
人が多いので、ここでの休憩はパス！
15分程で草戸山に到着。
八王子市内が見えるベンチで小休憩。
オリンパスホール八王子が直ぐ其処に見える。
さあ、あと少しで城山湖の堰堤だ。
もう少し頑張って歩こう！
草戸山から直ぐの所に、境川源流への入り口。
ここを左に下って行くと、すぐに源流の場所。
一度は見に行っても良いですね！
堰堤への道で最後の「はなさき休憩所」に到着。
休憩所脇にはアジサイがいっぱい咲いていた。
こんなにアジサイの木があったとはビックリ。
堰堤脇の斜面が見えてきた。
どこからかエンジン刈り払い機の音が聞こえて来る。
今日は、本当に草刈り作業をしている人が多い。
堰堤脇の「しろやまこ」の文字がある斜面。
その文字も今日は読みずらい。
理由は周りの草が伸びてきたせいもあるが、文字のツツジの木を覆うヤブカラシが凄いから。
本当にこの時期は、草が蔓延る季節だ。
我が家も、また除草作業をしなくてはいけないな～。
堰堤を歩いていると、凄く大きな葉。
これほど大きいと、急な雨が降って来た時に傘代わりになりそうだ。
前回来た時、水が少なかった城山湖だが今日は満水。
堰堤の脇から伸びるヤブカラシの勢いが凄い。
ヤブカラシってすごい名前だ。
名前の由来は、藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛からと言うが、本当に手が付けられない程の生命力なのだ。
我が家でも竹藪に生えてきたかな？と思っていたら、アッという間に藪を占領されてしまった。
昨秋、消毒を3回してやっと枯れた！と思っていた。
しかし先日見に行くと、また生き返って元気にツルを伸ばしている。
長いツルや根を退治しないと再生するようだ。
また蔓延しないよう早めに、ヤブカラシ退治をしなくては！
新型コロナと一緒で、対策が大変な雑草です。
堰堤の上から見る都内方面。
微かだが、肉眼でスカイツリーが見えた。
綺麗になった斜面下に作業車が見える。
何をしているのかな？と思ったら、除草作業で刈り取った草をトラックに積んでいた。
先ほどから響いていたエンジン音は目の前の斜面からだった。
そこには草刈作業をしている人が3人。
転げ落ちなければいいが！と心配するほど急斜面。
斜面脇に来た時、「休憩にしよう！」と、仲間に声掛けしているオジサン。
しかし、エンジン音で聞こえないようだ。
何度も声かけしていた。
今日は雨後で蒸し暑い。
無理をしないで休み休みやってくださいね！
堰堤前の斜面も草で覆われていた。
ここの除草も毎年行っている。
この後ここを除草するのかな？
この季節は草との格闘ですね！
今日は歩いている途中、何人もの除草作業をしている人に出会った。
刈り払い機のエンジン音を聞くと、私も除草作業をしなくては！と強迫観念を覚えてしまった。
帰ったら、草の伸び具合の見て歩こう！と思う私。
金刀比羅宮までやってきた。
今日の無事完歩のお礼をお参り。
駐車場脇の広場へ通じる道。
背丈ほどある草だ。
その中に咲くお花がいっぱい。
ヒメジオンの群生だ！
傍の葉の上に白黒の虫。
初めて見る虫。
牛のホルスタインかジャインアントパンダのような白黒の柄。
調べて見ると、「ラミーカミキリ」と言う虫。
明治初期に中国大陸から輸入された繊維を採るためのラミーという植物にくっついて入ってきたらしい。
20世紀末に多摩地区でも生息が確認。
現在では、八王子市の低山で定着し、最も普通にみられるカミキリムシ。とのことだ。
普通にみられる？
私が知らなかっただけのようです。
傍にはアザミもいっぱい咲いていた。
花を見ていたら、アザミの花に蝶が飛んできた。
山歩きをしていると、繰り返される自然の営みを感じる。
雑草は嫌だが、これも自然の一部なんだな～。
雑草を嫌がるのは人間の身勝手なのか？
心配になってきた。
草の生い茂る道を過ぎ、駐車場入り口にやってきた。
そこでは、電気バリカンで植木を剪定するオジサン。
手入れしないのが、本来の自然なのかもしれない。
でも私は手入れされた樹々を見るとホッとする。
自然を壊さない範囲なら、庭木の手入れは許されるかな？
駐車場は半分程。
まだまだ本来の人出には戻っていない城山湖でした。
今日の記録
時間：2時間20分
距離：６．５Km
今回のコース
地図はヤマップ
今回は南高尾をぐるっと一周。
その間、除草作業している人達に出合ったせいか、家に帰って大変だった。
そのお話は次回に続きます。
最後までありがとうございました。
