もうすぐ5月だというのに、新型コロナウイルスの終息が見えてこない。
そして、じわじわと私の周りにも、新型コロナウイルスに関わることが発生している。
その一つが親戚の葬儀。
3月末のある日、娘婿のお祖母ちゃんが無くなられた連絡が入る。
高齢にもかかわらずとても元気だったが、最近ケアセンターに入所されていた。
そのお祖母ちゃんが無くなられた。
娘婿を本当に可愛がってくれた方だ。
しかし、時期が時期。
娘からの訃報を聞き、思わず「コロナ?」と聞いてしまった。
幸いなことに、死因は新型コロナウイルスでは無かった。
一安心。
年齢は93歳。長寿でした。
残念ながら亡くなられると葬儀となる。
娘婿のお祖母ちゃんの葬儀だ。
娘の実家としては参列が礼儀。
お祖母ちゃんの住まいは箱根。
参列するにも準備をしなくては!とお通夜や葬儀の準備をしていると娘から電話。
「連絡があったけれど、参列者は人数制限となるようだよ!」
新型コロナウイルス問題もあるので、参列者限定の家族葬として執り行うようだ。
娘婿に確認をしてもらうと、本当に近親者だけで行うようになったそうだ。
そこで、残念だが娘達に香典を届けてもらうことにした。
そして通夜当日。
娘婿は会社を休み、孫娘と3人で箱根へ出かけた。
通常なら通夜は遅くまで親族一同が集まり、亡くなった方を偲ぶのが通例。
しかし、今回は通夜式が終わると早々の散会。
娘たちもビックルするほど早く戻ってきた。
そして、葬儀。
お別れにも、新型コロナウイルスの影が差している。
菩提寺で葬儀をしたのち、火葬場へ行くのも少人数。
最後に家族だけで菩提寺に遺骨を預けて葬儀は終了。
そして納骨。
5月中頃の予定だが、新型コロナウイルスの状況によっては伸びそうだ。
葬儀もゆっくり故人とのお別れも出来ず、本当に寂しい限り。
もう一つが病院の話。
いつもお世話になっている相模原の友人から電話が入る。
話の内容は、昨日病院へ行った時の事。
友人は昨年末、前立腺の不調で近くの総合病院へかかっていたが、今年になり大学病院を紹介されたそうだ。
そして2月、3月と大学病院で検査をしたりして診てもらっている。
二回目の3月の中頃に行った時の話。
大分新型コロナウイルスが騒がれ始めた時でもある。
担当医から診察の後「病院にあまり来ない方がいいよ」と言われたそうだ。
医師はそれ程重病でないから言ったのだろうが、友人はちょっと戸惑ったようだ。
しかし医師の心配はあたり、この大学病院も内科医が新型コロナに感染とのニュースが流れる。
病院へ行ってコロナ感染は避けたいと、薬を飲みながら多少の不調は我慢してきた友人。
しかし、2か月も経つと薬も無くなり体調も良くない。
そこで、我慢できずにゴールデンウィーク前に!と昨日大学病院へ行ったそうだ。
病院内も患者は少ない?と思ったらしいが、若干少ない程度で、予想以上に患者は多かったようだ。
病人はコロナの治まる日を待ってはいられないからね~。
待合室に表示される診察中の医師の名前は8名あるが、診察している医師は二人だけ。
気になりながらも1時間半ほど待ち、やっと友人の順番。
さあ診てもらおう!と中に入ってビックリ。
そこにいた医師は、なんと20代の若い女医。
孫とも言えるほどの若さだったそうだ。
前立腺だから、診察してもらう部位も部位だけに戸惑う友人。
恥ずかしい思いで受診。
女医は症状を聞きはするが、途中で裏に行き先輩女医に相談している様子。
しばらくして先輩女医(先輩と言えども若く30代?)が中に入ってきて、ひとしきり説明をして終わり。
こちらの話を聞く様子もない。
結局、若い女医は薬を出してくれただけで、説明もありきたりのことだけだったようだ。
結局大学病院まで行ったのに、体調不良の改善する回答がなかったようだ。
調子悪くて行ったのに・・・
先輩はがっかり。
そこで私に電話が入った。
「どこか泌尿器科の良い病院知らないか?」
「総合病院では駄目で大学病院へ行っているのに・・・」
友人は半泣きの状態だった。
私が友人に話したことは・・・
病院も大変な時。医師も足りないのだろう!
もう少し様子を見て、コロナが治まるのを待って再診に行くことを勧めた。
友人も
「今回はコロナのせいで特別だったのかな?」
「でも、コロナが治まらないと、大学病院へ行っても同じ」
「長引くようなら泌尿器科専門病院へ行くことも考えるよ!」
友人の力ない声に、かける言葉もなかった。
早く元気になることを祈るばかりだ。
ところで、今回の大学病院の話を聞き、病院も大変な状態なんだろうな!と推察できる。
大学病院の医師は、違う病院を掛け持ちしている医師がほとんど。
この時期、コロナで余計に忙しいから大学病院へ来れなかったり、休んだりとなっているのかも!
予定の先生が来ないので、急遽研修医?が駆り出されたのではないだろうか?
それだけ病院も切迫しているのでは!
本来の大学病院の役割を果たして貰うためにも、早く新型コロナウイルスが治まって欲しいものだ。
医療従事者は、いま大変な時。
我々にできることは、健康管理に注意して、不要不急の外出は控え、少しでも病気に罹らない、新型コロナウイルスに罹らないために、じっと自宅退避を頑張るしかないね!
話は変わり私事だが、
祝日の今日、どうしても緊急で必要な部品を買い求めにホームセンターへ行ってビックリ。
駐車場は地上も屋上も満車状態。
店内は人でいっぱい。
ホームセンターの様子を見る限り、新型コロナウイルスのことを忘れてしまう光景がそこにあった。
店内にはカートに物をいっぱいの人が多く、長いレジ待ちの列。
私は必要な部品1個を手にし、セルフレジで会計を済ませ、慌てて家に戻りました。
それにしても、この温度差は何なのだろう?
もっと真剣に、怖い病気の新型コロナウイルスのことを考える必要があるな!とつくづく思う。
明日我が身となるかもしれない病気がそこにあるかもしれないのに!
もう一度思い返そう!
皆が意識して病気にならない、遷さない努力を求められていることを。
そのためには、
「三蜜を避ける」
「不要不急の外出を控える」
いつお世話になるかもしれない病院です。
必要な人が必要な時に診てもらえるよう、皆で守りましょう!
最後に・・・
新型コロナウイルスが治まり、医療従事者の業務が早く平時に戻れることを願うばかりです。
本当に毎日のご努力に感謝しています。