TVを見ていたら、湘南の海が人でいっぱいだというニュースが流れていた。
皆さん、自粛自粛で疲れ果てたのだろうか？
広い海岸だから密にはならないと思うからか？
その気持ちわかります。
今は我慢の時！と思っている。
でも、体は待ってくれない。
動きたがっている。
そしてストレスは溜まってくる。
外に出かけたい！という気持ちは本当にわかる。
私も一緒です。
外を歩きたい。
そこで、人の少ない場所を選んで外出している最近だ。
4月22日
ここなら静かだろう！と、城山湖一周を歩きに行ってきた。
ところが・・・
駐車場は満車状態。
今まで、土日でもこれほど駐車場がいっぱいだった事はなかった。
皆さん、自粛疲れで外出したい。
そして、ここなら人も少ないだろう！とお出かけしてきたのかな？
あまりの多さに、マスクをしっかりしてスタート。
今回は右回り。
歩くには最適な気候。
とても爽やかだ。
ゆるく長い上り坂を歩いていると、元気な子供の声が響いてくる。
平日だが、お父さんがお休みなのだろうか、子供連れの家族が目立つ。
それにしても、人が多い。
こんなに多いのは初めてだ。
これでは、ここも湘南の海と同じ。
三蜜になりかねない。
そこで人を避け、坂の途中から道を逸れて峯ノ薬師へ向かう。
今日は混んでいそうな城山湖一周をやめて、南高尾山稜を大垂水方面へ歩くことにした。
流石に、抜け道的なこの道を歩く人はいなかった。
静かな斜面の道を歩き、峯ノ薬師と三沢峠へ続く道に出る。
そこから峯ノ薬師へは行かずに三沢峠へ向かう。
道沿いにはツツジが綺麗に咲いていた。
春の山道は、花がいっぱいだ。
ツツジの向こうに鉄塔が見えてきた。
これは神奈川県防災行政通信網の城山基地局。
しばらく歩くと、三沢峠に出る。
いつもはご老人が大勢休憩している三沢峠だが、今日は誰もいなかった。
城山湖一周は家族連れが多いようだが、南高尾山稜は静かだった。
しかし、大垂水方面へ続く南高尾山稜の道は狭い。
混んでいたら、新型コロナウイルスが気になる。
今は安全第一。
大垂水方面をやめ梅ノ木平方面へ下り、途中から草戸峠へ抜けるコースに変更。
予想どおり、この道に人は少なかった。
三沢峠からは緩やかな下り坂。
その道脇には山野草が沢山咲いていた。
「ヨゴレネコノメ」
こんな可愛い花なのに、なぜ「ヨゴレネコノメ」という名前だろうか？
「クサイチゴ」
「アオキ」
「二リンソウ」
「ミヤマケマン」
「？」
「ヒカゲスミレ」
大分下ってきた所には、未だに残る台風の傷跡。
さらに下ると東屋が見てきた。
ここで小休憩。
ここまでに出会った人は1人だけだった。
コース変更して正解だ！
この道は三沢峠を少し下ったところから、道脇に小川が流れている。
その水音を心地よく聞きながらウォーキング。
水音と競い合うように、ウグイスの見事な鳴き声が響いている。
静かな静かな山道は最高！
東屋から少し下った所に、八重桜が満開の「高尾グリーンセンター」
いつも開いている敷地への入り口は、ロープで閉じられていた。
ここも新型コロナウイルスのため閉園だろうか？
庭には、満開の花が寂し気に咲いている。
来年は、この山桜を大勢の人が見られるといいね！
ここからの道沿いにも、お花がいっぱい。
「ツルカノコソウ」
「ツボスミレ」
「タンポポ」
「マルバアオダモ」
小さい花がイッパイ。
川が流れる林道の道。
癒しの空間だ！
高尾グリーンセンターから更に下ると、右脇にお地蔵さん。
お地蔵さんの前が草戸峠への登り口。
まずはお地蔵さんにお参りです。
よく見ると、左のお地蔵さんだけグリーンの帽子を被っている。
グリーンに見えたのは苔だった。。
何故頭だけに苔が生えているのだろうか？
気になり、近づいてみると・・・
頭に毛糸の帽子を被っており、その毛糸の帽子に苔が生えたようだ。
とてもおしゃれな苔帽子！
このお地蔵さんを見ていたら、ひとりのご婦人が梅ノ木平の方より来られた。
お地蔵さんの苔帽子の話をすると、既にご存じのようだった。
距離をとりコロナ対策しての会話を少しする。
今日は城山湖から西山峠まで南高尾山稜を歩き、そこから梅ノ木平経由してここまで来られたようだ。
このコースは、前回私が歩いたコースだ。
距離は約７ｋｍ、時間は2時間半前後。
週一度は城山湖から南高尾周辺を歩いているそうだ。
今日も駐車場の9時の開門に合わせて歩き始めたそうだ。
それにしても一人で山歩きとは、かなり健脚のご婦人だ。
お話をもっと聞きたいが、コロナもあります。
長いお話は控えてお別れしました。
私はこれからお地蔵さんの脇の急坂を草戸峠へ向けて登ります。
上までは距離は短いが、ロープが張ってるほどの急坂が続く。
途中、登る斜面に建物がある。
よく見ると、扉の上に郵便マーク（〒）がついている。
帰宅後調べてみるがわからない。
一つだけ小樽での情報があった。
それは、昔は電話も郵便も「逓信省」が管轄して、電話の通信電流が弱まるのを防ぐための施設のようだ。
ただ、ここにあるものが、小樽と同じ内容のものかどうかは不明だ。
気になる建物だ。
息を切らしながら登り切った所が、高尾の四辻から草戸峠へ抜ける道へ合流。
左したが今登ってきた道。右が四辻方面。
草戸山から四辻への道は、やはり人が多い。
何組かの人達とすれ違う。
しばらく歩くと草戸峠。
幸いな事に、休憩していたオジサン達が出発してベンチが空いた。
人がいなくなったベンチで小休憩。
そろそろ昼時。
本来ならここで昼食したいが、今日の予定は城山湖一周だったのでお弁当がない。
景色見ながら小休憩とした。
目の前には高尾山が見える。
休んでいたら、お地蔵さんの所でお話ししたご婦人がやってきた。
ご婦人は、草戸山は人が多そうだから「ここで昼食しよう！」と、離れたベンチでお弁当タイム。
ご婦人はお食事しながら、お花のお話をしてくれた。
本当に詳しくて、名前不明な花の名を教えて貰いました。
お話をしていたら、草戸山方面より大勢やってきた。
三蜜になってもいけないので、ご婦人にお礼を申し上げ先に出発。
前回は草戸峠を避けて境川源流方面へ行ったが、今回はこのまま草戸山経由。
この道沿いにもお花がいっぱい。
「チゴユリ」
今日はお花をいっぱい楽しめました。
何組かの人とすれ違いながら草戸山に到着。
やっぱり人気のコースは人が多い。
草戸山の休憩所では、3組が昼食中。
ここでの休憩は避けて、先を急ぎます。
草戸山から八王子駅前の景色。
霞んではいるが、サザンスカイタワー八王子や西部ドームが見えた。
草戸山からほどなくしてダム堰堤。
堰堤脇にツツジで書かれた「しろやまこ」の文字。
そのうち「ろ」の文字だけピンク色になっていた。
今日の城山湖は静かです。
堰堤脇に白い花をつける木。
よく見ると、小さい花が咲いていた。
確か、山桜の木だと思うのだが？
違ったのかな？
今刀比羅宮に到着。
境内のツツジが満開
神社下の広場に「ホウチャクソウ」がいっぱい。
広場手前のベンチで歓談するご婦人たち。
その左向こうにも、ベンチに並ぶご婦人4人も三蜜状態。
マスクも無く、２ｍ離れていないよ！
大丈夫？と心配になる。
広場ではキャッチボールやバトミントンする子供たち。
こちらでは、親子が遊んでいた。
土日のような風景だ。
駐車場は相変わらず車がいっぱい。
これでは城山湖一周は人でいっぱいだったな！
コース変更して正解。
今までは空いていた城山湖。
その城山湖にまで、新型コロナウイルスが押し寄せてきた。
これからは早く出かけるか？
他の穴場コースを探すか？
家の周りを朝早く＆夜歩くか？
健康維持にも頭を使わなくてはならない時となってきたな～。
最後までお付き合いありがとうございました。
