12月4日
久し振りに景信山へ行ってきました。
行く途中、日影沢の道路が通行止めとナビの案内。
さらに登山道が崩落で通行止め!と、大変な登山となりました。
朝、ゆっくり出発。
車で日影沢を目指していると、車のナビが日影沢の高速道路少し先で通行止めと案内。
不吉な予感がする。
どうしようか?
迷ったが、行ける所まで行き駄目だったら戻り、高尾山登山に変更しよう!
高速下を少し進み、ナビの通行止め辺りを通るが、通行止めは無かった。
ただ、道路脇が崩れている所があったが、先日の台風被害のようだ。
取り敢えず通行出来て良かった。![]()
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小仏バス停から登山する人達が大勢歩いていた。
その脇を通り抜け、無事に景信山登山口の駐車場に到着。
紅葉が綺麗です。
今日も登山を楽しめそうだ!
支度して、さあ!出発。![]()
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しかし、駐車場から数歩進んだ所に、無情にも「通行止め」の案内。
小仏峠へ行く道が駄目。
しっかりゲートが設置されている。
ならば右隣の直接景信山への登山道を行こう!と思ったが、そちらも通行止め。![]()
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悩んでいたら、一人の男性が小仏峠へ登る道を下りて来た。
話しを聞きそこなってしまったが、下りて来たのなら登れるかな?
今までも通行止めと書いてあっても、問題無く通れるところが殆どだった。
今回もそれ程では無いだろう!
行ける所まで行って見よう!![]()
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でも自己責任!
十分注意して、無理なら戻ろう!と軽い気持ちで歩き始めた。
しかし、今回の通行止めは、本当に通行止め!であった。![]()
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歩き始めて直ぐに倒木が道を塞いでいる。
ここは、まあいつもある事と、木の下を潜って登って行く。
そんな軽い気持ちが打ち砕かれる光景が出現。
目の前の道が消えているではないか!![]()
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倒木を乗り越えて、大きくえぐれた所を滑らない様に渡って行く。
水の力は凄い!
道路が一面無くなっている。![]()
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えぐられた所には、今も水が流れている。
大きく深くえぐられた道を流木が塞いでいる。
手前の足元には太い土管も見えていた。
景信茶屋へ荷物を運ぶ車も通っていた登山道は、ご覧の通り跡形もない。
えぐられた深さは、人の背程もある。
溝に落ちたら這い上がるのが大変だ。
水の力は本当に凄い!![]()
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途中何か所かえぐられた川底を越えながら、何とか難所を通り抜けて進む。
回りの景色を楽しむ余裕などないが、途中休憩した時に見た山は、一面紅葉だ。
いつもなら、この紅葉を楽しみながら登っているはずだったのだが。
今年は何処も台風の傷跡が痛々しい。
ある程度登ると、川の水量も少なくなるからか、水の被害も少ない登山道になった。
ホッとして登って行たら、大きな木が道路を塞いでいる。![]()
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止むを得ず、山側へ少し登り倒木の下を潜り、何とか通り抜ける事が出来た。
倒木を過ぎると、間もなくして小仏峠へ到着。![]()
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酷い道でした。
途中何度も引き返そうと思った程だ。
しかし戻るのも怖いので登って来たが、何事も無くて本当に良かった。
今年はあちこちの通行止めの所を歩いて来たが、今回ばかりは従った方が良かったと反省しきり!![]()
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何とか狸さんを見る事が出来た。
いつになく狸の顔が見られて嬉しい!![]()
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ここまでこれば、景信山はもう直ぐ!
途中、都内が見えた。
程なくして景信山の頂上。
無事、景信山登頂!![]()
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目の前に相模湖。
その右側に富士山が綺麗。![]()
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目の前に広がる景色。
左向こうには江の島も微かに見えた。
景信茶屋前には綺麗な紅葉
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時間は丁度昼時。
この景色を見ながら昼食としましょう。
食事を始めると、どこからか猫がやって来た。
足元に寄って来た猫は、物欲しそうに私の顔を見る。
景信茶屋へ荷物を運ぶ道が崩落しているので、茶屋も長い間休んでいるのだろうか?
そのため、お腹も空いているのかな?
いつもは餌をやらないのだが、この目で見つめられたらたまりません。
少しお裾分け。
「今回だけだよ!」
美味しそうに食べてくれた。
しばらくして、もう貰えそうもないな!と思ったのか、隣の人の方へ行ってしまった。
猫は正直だ。![]()
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食事休憩を終え、横田基地が見える側へ行って見た。
広場の紅葉が綺麗。
平日にしては大勢いた。
この茶店もお休み。
景信山には2つの茶店。
そのどちらも、日影沢からキャタピラの運搬機で荷物を上げていた。
(数年前に見かけた運搬機)
しかし、今日見て来た崩落の道では運搬機は使えない。
品物が無い事には店を開けられない?
気になり調べたら、今は背負い籠(ボッカ)で担ぎあげているようだ。
でも運べる量は運搬機の約5分の1位。
早く道が開通しないと大変だね~。
林道の復旧は一年掛かる模様。
早く登山道が直る事を祈るばかり。
ベンチでは大勢の人が食事休憩中。
皆さん、この景色を見ながら休憩!
都心や埼玉方面を一望。
景信山の山頂標識。
景信山は八王子市と相模原市の境で標高は727,1m。
標識の足元は、霜柱がいっぱい。
高い所はもう冬ですね。
この茶店の裏から見える富士山。
そろそろ戻るとしよう!
景信茶屋の紅葉は本当に綺麗。
茶屋越しに見る紅葉と眺望。
素晴らしい景色を楽しむ人達。
さて、帰り道だが、いつもは来た道を戻るのだが、あの崩落の道を戻る気力が無い。
そこで、もう一つの道を下ることにした。
景信山を少し下りた所を、真っ直ぐ小仏峠登山口脇へ降りる道。
ここは綺麗な林の急斜面に造られたつづれ織りの道。
しかし、この道も、降り口に通行止めのロープが張ってあった。
悩んだが、登って来る時、一人のオジサンが下りて行ったのを見かけた。
人の行動に影響を受けやすい私は、ここでも「大丈夫だろう!」とロープを潜って下山開始。
道は綺麗で問題無さそうだ。
途中、登って来たオジサンに様子をお聞きすると「小仏峠への道よりはまだ良いよ!」との事。
その話を聞き安心して下りて行きます。
しかし、半分位下りた頃から、だんだんと様子が変わり大変なことになっていた。
山に降った雨は、下へ行くほど集まって道を削ってしまったようだ。
その道はこんな状態。
かなり下りてきている。
安全な道を下りるとなると、登って来た道は駄目だ。
そうなると、車へ戻るには今来た道を登って景信山へ戻り、高尾山まで遠回りするしかない。
そんなに歩く勇気も体力もない。![]()
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しょうがないね!
このまま、転ばない様に気を付けて下りるしかない。
ここも道です。
倒木を避けて転ばない様に歩きました。
気を付けて降りていたつもりだが、途中で足を滑らせて尻もちをついてしまった。
幸いにもけがはなかった。
登りより下りの方が転びやすい。気を付けなくては!![]()
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途中で、80歳近いご夫婦が登って来られたが、登りは良いが帰りは大丈夫だろうか?と心配。
焦らず、急がず、転ばない様に気を付けながら、ユックリ下りました。
しばらく下ると、やっと駐車場が見えて来た。
無事、けがをせず下山出来ました。![]()
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車に戻り、帰り支度をしている時、役所の車がやって来た。
職員らしき人達が、ゲートを見ながら登って行きました。
復旧作業の下見だろうか?
その時、丁度これから登ろうとしていた人がいた。
しかし、役所の人達の姿を見たからか、ゲート前で登るのを諦め帰って行きました。
色々な場所で通行止めの道を登って来たが、今回の景信山への崩落状況は最悪だった。
通行止めの表示を無視して、登った私が言うのも変ですが・・・
景信山登山口から景信山への道は2コースあるが、どちらも登らない方が良いですよ!
怪我をしては元も子もありませんからね。![]()
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復旧する日を待ちましょう!
崩落が酷い日影沢から登った景信山の様子でした。
最後までお付き合い有難うございました。













































