2月20日
雨が心配な朝、
そっとカーテンを開けると、雨は降っていない 
雨が降っていなければ、今日の予定は山登り。
強羅温泉から直ぐ傍にある金時山。
金時山は、2014年4月に登って以来。
今日はとっても温かく、日に当たっていた車内は20℃もあった。
窓を開けて走る程。
強羅から10分程で駐車場に到着

駐車場に着く頃の外気温は15℃。
最近の寒さがウソのように温かい。
いつも着るジャンパーは着ずにリュクに入れた。
9時40分、登山開始。

まずは、駐車場脇の公時神社(金時神社)に参拝。

ここは金太郎伝説の所。
境内には土俵と大きなマサカリが祀られています。

手水所(金時水)にも、金太郎の手形?

社殿で登山の無事をお祈りしました。

神社の脇から山頂まで続く登山道。

道脇に石碑

大人4~5人の手を繋ぐほどの大きな丸い石。

金太郎がこの石を手鞠代わりに遊んだという伝説の金時手鞠石かな?
この辺りは苔の付いた石がいっぱい。

10分程で林道。頂上は真っ直ぐ登って行きます。

案内には金時山まで55分

登山道脇にこんな文字が

金太郎が悲しんではいけません。
そう言えば、駐車場脇のトイレには、ゴミ用の新しいビニール袋が沢山吊ってありました。
山を愛する人のマナーです。
ゴミは持ち帰りましょう!
登山道を延々と登って行くと、さっきより大きな岩。
金時宿り石

根元には木の棒がいっぱい。
転がらない様に!との願いで置いていったのかな?
雨で土を流された根っこが凄かった。

中程まで登ると開けた景色。

大涌谷が目の前だ。

噴煙が良く見えます。

この頃から、ジャリジャリの火山灰土が目立つ。

石ころの道を登っている時、帰り道はどうしようか?という話になった。
前回は、頂上から乙女峠の方へ抜けて下山したが、距離は結構長かった。
長い上り坂でくたびれて来た連れ合いは、「長いのは嫌だからピンポンにしようよ」
「えっ ピンポン? どこでピンポンするの?」
どうやらピストンと言い間違えたようだ!
意地悪く答えると、やっと間違いに気づいたようだ。
ダジャレのつもりだったのか、ボケていたのか?
それとも痴呆の始まりか?
ダジャレであって欲しいものだ。
ボケるのは私より後にして欲しいと願うばかり 


冗談のやり取りで、少しは元気になりました。(苦笑)
樹齢がありそうな大きな木が逞しい。

ボケないよう幹に手を当て、パワーを頂きました 
明神ヶ岳が眼下に見えてきた。

明神ヶ岳との分岐点。

登るにつれ芦ノ湖も良く見えてくる。

以前の記憶だと、金時山はもっと楽に登れる山と思っていた。
その記憶とは裏腹に、平坦地は無く、何処までも続く石ころの登り。
息を切らしながら登っていると・・・

山頂到着!

標高1212mからの景色は素晴らしい筈だが、生憎、富士山は雲の中 
本来なら、この富士山が目の前に見えるはずだが・・・

(2014年4月16日撮影)
富士山は、次回のお楽しみとしましょう!
金時山周辺のコース案内図

今日登って来たコースを赤く記してみました。

帰り道は矢倉沢峠を経由して、と思ったが、来た道を下ることにしました。
景色を楽しんだ所で昼食とします。
隣のベンチで食事中の仲の良いご夫婦。

しばらくしたら、ご夫婦の足回りに猫がやって来た。
こんな頂上に猫?

猫一匹と思ったら、もう一匹やって来た。
金時猫と呼ばれているようだ。

私達の傍にも寄って来た。

可愛い顔して、食べ物を狙っているようだ。
あれあれ~と思っている内に私達の足元に3匹。

さらに反対のベンチで餌をねだる猫も。

隣のベンチから、猫の様子を物珍しそうに見つめる外国人カップル。
傍にいたオジサンが、猫達を見て、
誰かがここに捨てたようだ。
どんどん増えて困り、市職員が捕獲しようとしても逃げてしまうようだ。
餌をあげないで欲しいのだが・・・
と話していた。
可愛い瞳で見つめられたら、思わず餌を揚げてしまう気持ちも分からなくはないが、与えないと生きてはいけないだろうし。
難しい選択ですね。
(見ている限り、今日餌を与えている人はいませんでした)
良し悪しは別として、猫を見て、心癒された一時でした。
富士山は見えないが、芦ノ湖に浮かぶ船が見えた。

頂上にあった猪鼻権現を祀る石祠

頂上のモニュメント

ここには金時茶屋があります。
金時娘さんがいる事でも有名な茶屋ですが今日はお休み。
富士山も楽しみの一つだが、金時娘さんにお会いするのも楽しみのひとつ。
その金時娘さんは一昨年転んで大腿骨を骨折して入院されたようだ。
昨年、車いす姿を見かけたという話も。
今もお元気で、ここまで登ってこられているのだろうか?
次回お会いできるのを楽しみにしたいと思います。
目の前に噴煙を上げる大涌谷。

噴煙を見ていたら、また温泉に入りたくなった(笑)
30分休憩した後下山開始。
ピンポンならぬピストンで来た道を下山。
滑りやすい道は下りの方が注意が必要。
転ばないよう気を付けて下りました。
降りきった所に公時神社社務所

ここにもマサカリ。
無事に登山出来た事を神社にお礼して駐車場に到着。
振り返ってみると、さっきまで厚い雲で覆われていた空が、今は見事な青空です。

今から登ったら富士山が見えるかも!
どうしても富士山に会いたいようだ。
そこで、乙女峠沿いの富士見茶屋で富士山を見ることに。

青空は広がっているが、富士山は見えなかった。
残念!
そこで、富士山の代わりにソフトクリーム!(笑)

また富士山に会いに来るとしましょう。
さて、本日の金時山登山の記録
総時間:3時間10分(休憩35分含)
総距離:4.2㌔
今回の記録を見てびっくり。
登りに対して下りが5分しか早くなかった。
足元を気をつけていたからか?
今回登ってみての感想は、思ったより足腰の鍛錬になる山でした。
また強羅温泉に入りながら、登りに来たいと思います。
富士山と金時娘に会いに!

以上で、今回の旅は終わりです。
最後までお付き合い有難うございました。
