1月17日(木)
新春早々、香西かおりショーを見に行ってきました。
このショーは農協に貢献している人をご招待するもの。
農協と縁のない私は、毎年友人の親戚の券を頂き、友人と行かせて頂いています。
こちらが今年の招待券。


開場は14時半。
良い席を取るために朝から並んでいる人もいるようだが、並ぶのが嫌いな私達は、14時に到着。
入口には既に大勢の人がいました。

招待状を座席券と交換し、中へ入ります。
入口で農協の人達がお出迎え。

縫いぐるみはJA相模原市のマスコット「さがみはらッコ」
私達の席は1階席の後ろの方だった。

開演中は写真撮影は禁止なので、画像は開演前の様子まで。
客席にはマスクをしている人が多かった。
インフルエンザが流行っている昨今、予防が大切ですね!
当然、私達もマスクをして席に着きました。
14時30分開演です。
まず最初にお決まりのJA相模原市の役員の挨拶。
今回の招待に感謝です!
今回のステージは、1日2回、3日間行うそうです。
流石に政令都市の農協です。お金持ちが多いですね(笑)
ショーは「香西かおり」の歌の他、
「チャーリーカンパニー」の漫談や金澤栄社中の演奏、そして「エドアルド」と言うブラジル人演歌歌手の歌も有りました。
「チャーリーカンパニー」の漫談は、「楽して金儲け」というテーマに、ボケと突っ込みのやりとり。
なかなか面白い。
ボケ役の人はかなりお年寄りの様子だが頑張っていた。
後で調べたら70歳。負けてはいられないですね!
漫才の世界も高齢化のようですね。
定年制度無いだろうし…
香西かおりの演歌もたっぷり楽しみました。
彼女はお酒が好きで、とても酒豪のようだ。
そんな関係からかお酒の歌が多いと自分で言っていた。
その一つが「酒のやど」
最近TVで演歌を聞く事が少なくなったが、演歌を聞くとホッとする私。
金澤栄社中の三味線、尺八、太鼓の演奏も素晴らしい。
和楽器の音は心に響く。日本人ですね!
そして、金澤栄社中の演奏で、香西かおりが唄う民謡がとっても素晴らしかった!


今日歌った曲とは違うが、ちょっとお聞きください。
自分でも言っていたが、幼い頃から民謡を唄っていて、各種の賞を受賞経験もあるようだ。
さらに民謡のレコードも出しているようだ。
ところで彼女は今は85~6歳のお父さんとの二人暮らし。
(ショーのお話しより)
お父さんを見ながらの歌手活動。
本当に頑張っていますね!
香西かおりの次に歌ったのが、ブラジル人の男性の演歌歌手。
ブラジル人が演歌???
彼の名前は「エドアルド」
100%ブラジル人の彼は、ブラジル・サンパウロで生まれ。
生みの親は子供を育てるお金も環境もなく、生まれて2日後、養母(日本人二世)に預けられ、育てられることになった。5才の頃、ふと耳にした『浪花節だよ人生は』を聴き、感動する。
26才にひとり日本にやってくる。その時一生の別れになるかも知れないと、生き別れた母に会ってくる。その後養母もブラジルを離れ、エドアルドのいる日本にやって来て、母はパンの工場に勤め、エドアルドは10時間のアルバイトをしながら生計を立てる生活が始まる。(エドアルド[プロフィール]より)
凄い人生を頑張って来たエドアルド。
ブラジル人とはいえ、十分演歌の心を持っているようだ。
彼の歌はどれも素晴らしいが、個人的には、美空ひばりのカバー曲が良かった。
美空ひばりのカバー曲ではないが、少し歌声をお聞きください。
今回もこの姿で歌っていました。
如何ですか?
彼はステージで、「エドちゃんと呼んで!」と言っていた。
それを受け、あちこちから枯れた黄色い声で、
エドちゃ~ん!と声がかかっていた。
私はエドちゃんと聞くと、エド・はるみを思い出してしまった 

それにしても上手いな~と聞き惚れてしまう歌声だ。
彼の話によると、
BSプレミアムの番組で、彼の歌が聞けるようです。
1月20日 NHK・BSプレミアム
↓
もしご興味ある方はお楽しみに!
今回も素晴らしいショーを堪能しました。
友人に感謝です。
ところで、今回の招待客はお年寄りが殆ど。
(私もその一人だが)
そして、年寄はトイレが近い。
歌っている最中に席を立ち、トイレへ向かう人のなんと多い事か。
ショーの間中途切れることが無かった 

トイレに立つ人が気になりながらも、楽しい歌謡ショーはアッという間に時間が過ぎ、とうとう最後の曲となってしまった。
ステージでは、香西かおりが最後の歌を唄い始めたら、
そりゃー無いだろう!
という光景が・・・
それは、ステージから客席へ向かって、お辞儀をしながら歌っている香西かおりを無視し、
我先に!と席を立ち、帰り始めるお爺さんやお婆さん。

そうなるともう止まらない。
曲の半ば頃には殆どの人が帰り始めた。
せめて幕が閉じるまで座っていようよ!


思わず心の中で叫んでしまった。
歳をとると自由奔放になってしまうのかな?
ねえ!お爺さんお婆さん
私もそうなっているのか心配です 

皆さん立ち上がってしまったので、もうステージは見る事が出来ない。
私も、歌声を背にその流れに飲み込まれた。
押し出されるように出ると、JA相模原市の人達に見送られ、家路を急ぐ人達でした。

外へ出てホ~ッと一息ため息が出てしまった 

冬の日が沈むのは早い。
すでに隣の公園に人影が無かった。

友人と別れ帰路に着きました。
今日は、お爺さんの漫談や、香西かおりの民謡。
そしてブラジル人演歌歌手のエドアルドの見事な歌、そして老人パワーの凄さ!


いろいろと楽しかったショーでした。
最後までお付き合い有難うございました。
