6月25日(火)
南高尾山稜を、城山湖から大洞山往復して来ました。
城山湖に車を置き、大垂水峠間で行こう!と歩きだす。

鳥の鳴き声が素敵な城山湖。
今日もウグイスやホトトギスの鳴き声が響き渡っていた。
鳴き声に誘われて木を見上げると青い実が目に止まる。
何という木なのだろうか?

南高尾山稜の道は愛好家も多く、ボランティアの方達が作った案内板が分かり易い。

行き交う人に「花は咲いていますか?」と聞かれることが多いが、この南山稜に、花は少な目だ。それでも、所々に咲く花が疲れを癒してくれた。
少ないながらも、道沿いに出会った花達もご紹介します。
アカショウマ

南高尾山稜には、ボランティアの方々が作ったベンチあちこちにある。

ベンチの側にオオバギボウシ

最初、花の名前が分からなかったのだが、後程大洞山で知り合った方に教えて頂きました。
我が家の庭にあるギボウシの花がこちら

ギボウシにもいろいろ有るのですね。
トラノオ

根っこが張り巡らす林の道。

紫陽花

突然大きな岩が出現!

南高尾山稜の道で、こんな大きな岩はここだけだ!
トラノオの花に休むアサギマダラ

綺麗な蝶ですね!

南高尾山稜で唯一の眺望の良い場所に到着。
場所の名前も「見晴らし台」

このベンチや後ろのリュック掛なども、愛好家のボランティア作品。
ここからは、名前のように見晴らしが良い。

晴れていれば富士山が見られるのだが、今日は霞の中。

見える景色は、三ヶ木バス停からプレジャーホレストの中間あたり。右の方には石老山。
いつもは、ここで富士山を眺めて戻るのだが、
今回はもう少し先へ行く予定。
休憩していると、私達の後から来たグループが先客と親しく話し始めた。
耳に届いて来たそのお話し内容は…
昨日来たけど、○○さんとは合わなかったよ!
○○さんは買い物に出かけた様だよ!
どうやら、南高尾山稜の愛好家仲間のようだ。
山仲間は良いですね!
微笑ましく、届いて来る会話を楽しみました。
私達は水分補給をして、更に先に進みます。
この道は、関東ふれあいの道

左は急斜面の細い道。

人通りが多いと譲り合いが大変だが、静かな南高尾山稜なら大丈夫。
なだらかな尾根道が続く南高尾山稜だが、珍しく長い上り坂を登り切った所が金毘羅山。
標高514.7m

ここにも手づくりのベンチとリュック掛。

さらに綺麗なテーブルとベンチがある。
ここで一息ついていたら、先ほどのグループがやって来て、昼食会を始めた。
新しいベンチとテーブルは、この人達の手作りのようだ。
ここからの大垂水峠までの様子をお聞きすると、大洞山からは大垂水峠まで下り坂。
城山湖まで戻るなら、大垂水峠まで降りずに、大洞山で引き返した方が良いよ!
・・・と、アドバイスを頂く。
以前、南高尾山稜を歩いた時、
毎日来ていると言うオジサンが、いろいろ教えてくれた。
ご自分達で作った山の上の休憩所2か所まで。
その時オジサンは80歳と言っていた。
それから2年、今年は82歳になっているはず。
お元気かな?
気になったので、オジサンの様子をお聞きしてみました。
○○さんはお元気ですか?
まだまだ元気だよ~、ここにも来ているが、
今日は鮎釣りに行っているよ!
やっぱりご存知でしたね。
お元気そうで何より!またお会いしたい。

初めての南高尾山稜、
そしてオジサンとお会いした時の様子はこちら
↓
本当に仲の良い南高尾山稜愛好仲間ですね。
皆さんはここで昼食し、城山湖へ戻る様です。
宴も盛り上がりつつあります。
私達は失礼して、アドバイス頂いた大洞山へ行って見ます。
金毘羅山からさらに進むと、程なくして坂の上にベンチが見えて来た。

頂上手前にオオバギボウシの花がお出迎え。

大洞山に到着。

大洞山 536m

関東ふれあいの道の案内。

今日歩いて来た道を、赤い線でご紹介。
南高尾山稜の愛好家のアドバイスを参考にして、今回はここまでとしました。
お腹も空いたので、
持って来たお握りとカップ春雨で昼食です。
城山湖からここまで約5.5㌔。
約1時間50分でした。
昼食をしていたら、大垂水峠から登って来たお兄さん?一人。私達の隣でお食事です。
この道沿いにお花は咲いていましたか?
と問いかけてきた。
ここで、しばしお花談議となりました。
彼はカメラを首から下げて、道沿いの花を沢山撮って来たようだ。
山野草がとっても詳しい彼に、来る途中、デジカメに撮った名前不明の花をお見せると、一目で「オオバギボウシ」と教えて頂いた。
このお兄さんは、府中在住の方。
今朝、電車で京王高尾山口に来て、それから高尾山6号路を登り、紅葉台の先を下り大垂水峠を経由し、大洞山へ到着したようだ。
時間は1時間半程だったようです。
お持ちの地図を拝見すると、これから、南高尾山稜を経て草戸山経由で高尾山口へ。
初めて歩くコースとの事で、南高尾山稜から高尾山口への事を聞かれたので、草戸山への道をご紹介しました。
彼が食後のコーヒーをバーナーで入れ始めたところで、お別れをして、先に出発。
帰りは来た道です。
来る時よりは気持ちも楽ですね!

道に大きな実が落ちていた。
黒松の実のようだ。

金毘羅山まで戻って来ると、南高尾山稜愛好仲間の楽しい宴が、まだまだ続いていた。
会話の邪魔をしないよう、ベンチの横を控えめにご挨拶しながら通ると、皆さん笑顔でお見送りしてくれました。
今度会ったら、
私達も愛好仲間入り出来るかな?
南高尾山稜は本当に静かです。
歩く人も少ないのでユックリ楽しめます。
見晴らし台まで戻りました。
トレイルランニングをするオジサンが汗拭き休憩。

この道は、トレイルランニングする人が結構多い。高低差が少ないから走りやすいかも。
山歩きする人と同じ位の人が走っていた。
このオジサンは、私と歳の差なさそうだが、山道走る元気が羨ましい!
三沢峠に戻ってました。

前回、ここから梅の木台へ下り、20号線を歩いて高尾山口~草戸山一周した時の入り口。
その時の距離は12.4㌔、時間は4時間半。
今回の南高尾山稜は、その時より随分楽に感じるが、連れ合いは、今回の方が疲れている様だ。
今日は蒸し暑いからかな?
前回の高尾山口までの話しをしながら水分補給していたら大洞山で出会ったお兄さんがやって来た。
地図を見ながら、草戸山から高尾山口へのお話しをしながら一緒に歩き、榎窪山の分岐でお別れしました。
そこから、私達は駐車場までの緩やかな長い下り坂。
爽やかな鳥の声に元気を貰いながらゴールへ歩きます。
道沿いに、珍しい蝶々がいた。
後でしらべたら、アゲハモドキのようだ。

城山発電所脇の芝生の中に咲いていた花達。
クモマニガナ

ニワゼキショウ

芝生の間に小さなキノコ

キノコの側にネジバナが咲いていた。

少ないながらも楽しませてくれた花達でした。
花を楽しみながら、駐車場に無事到着。
今回の記録
総時間:約4時間30分(昼休憩含)
総距離:11.1㌔
高低差:250ⅿ
今回の山行は、多くの人達との出会いが有りました。
山を愛する人達との会話は、本当に楽しいですね。
特に、南高尾山稜を愛する人達は、山を愛するとともに、人との触れ合いも楽しんでいるようだ。
そんな楽しみ方も素敵ですね!
また、82歳のオジサンに会いに、南高尾山稜を歩きに来るとしましょう!
南高尾山稜に
最後までお付き合い有難うございました。
