3月26日(月曜日)
春休み中の孫娘と山登りです。
前回登ろうと思って近くまで行ったが、
工事中で通行止めだった伊勢原の大山へ行こうと計画。
でも、家から見える大山は、先日の名残雪で真っ白。
でも、もう日にちも経ったし、大丈夫かな?と思ったが、
今回は子連れです。念のために調べてみた。
結果は、
山頂には雪が残っているが、それ程問題は無さそう。
しかし、登山道が雪解けの水でグチャグチャのようだ。
8歳の子供連れでは、ちょっと大変そう。
またまた大山は諦めざるを得ない。
そこで、
雪の心配が無く、子連れでも登れる山を検討。
箱根は駄目だし、富士五湖方面も駄目ですね~。
候補に挙がったのが、
景信山、石老山、八菅山、大月の八重山。
色々考えた末、八重山に決定。
決めた理由は、ここは「五感の森」といい、
五感(みる、きく、かぐ、さわる、あじわう)を鍛えて
楽しんでもらえるように植物を植えた!
と、上野原市観光協会のパンフレットに書いてある。
子供連れには最適!
孫娘と連れ合いと私の3人で出かけました。
行く道に、大きな桜が満開!

上野原中学校の傍にある駐車場に到着。
今回のコース

(地図は上野原市公式サイトより拝借)
時間は丁度10時。準備して出発。

登山道は整備されています。

歩き始め、中ほどの道脇にパネル。
そこには五感の森の一つ「きく」について書かれてあります。

聞くと言う事、音についての事が分かり易く説明。
手を叩いた時の音は、右手の音?左手の音?
木からはどんな音が聞こえてくる・・・などなど。
孫娘は、耳を澄ませ、鳥の鳴き声や梢の音を感じた様だ。
さらに進むと、今度は「かぐ」のパネル。

花の匂い、草の匂い、土の匂い。
普段意識して嗅ぐということは少ないな~。
足元にある草の葉に花を近づけたり、木の幹に花を近づけたりして見る。
自然の匂いは、ほのかで優しい。
匂いと言えば、最近問題になっている香害。
柔軟剤の香りが強すぎて、健康被害も引き起こしているようだ。
確かに、私も「その匂い強過ぎるのでは?」と思うこともある。
山ですれ違った人の強い匂いは、皆さん同じ匂い。
個人的には、あまり好まない匂いなので、不快に思える事もある。
そう言う私の使っている柔軟剤も、
香りが少ないとはいえ、多少なりとも匂う。
五感の中で、意識的に使わない?「かぐ」
しかし、これも大切な感覚ですね。
次に出てきたのが「さわる」

早速、木に触れて感触を確かめていた。

感想は「ゴツゴツと硬い!」
目をつぶらせて、掌に枯れ葉を載せてあげた。

感想は「軽~い、カサカサしている」
なかなかこんな事をする機会はない孫娘。
面白がって感触を楽しんでいた。
この季節、花は少ないが、道脇にスミレの花が咲いていた。

こちらには、野イチゴの花

次に出てきたパネルは、
「あじわう」

「あじわう」は、この場で確かめることは出来そうにない。
落ち葉を口にすることも出来ないし。木を舐めるわけにもいかないし…
この「あじわう」は昼食の時としましょうね!
さらに出てきたのが「みる」

知っている栗の木を見つけて指差す孫娘。
パネルの「みる」と言う事は結構難しい。
興味あったら読んで見て下さいね。
結局、見ると言う事は、見た事を脳が判断することにつながり、
初めてその意味を理解するようだ。
この説明は、まだ8歳の孫娘には難しそうだ。
もう少し大きくなってからの宿題ですね。
孫娘にとって
パネルを見ながらの登山は楽しいようだ。
パネルも終わり、後はひたすら登り道、
孫娘が、
「しりとり」しようよ! 食べ物ね!
提案を受け入れ、
皆で「しりとり」しながら、楽しく登りました。
展望台に到着。

展望台の足元に水仙の花

早速展望台へ登ってみる。
そこからの景色が素晴らしい。

目の前に真っ白な富士山

左のほうには丹沢連峰。右の方には扇山まで見る事が出来る。
富士山の反対側にモクレンの花。

モクレンの向こうに見えるのは陣馬山。

白馬は見えないが、茶店がクッキリ見える。
ここから陣馬山は本当に山一つ向こうのようだ。
展望台脇にあったハイキングコースの紹介。
季節毎のみどころの紹介もある。

展望台の脇には大きな鐘。

孫娘は、鳴らそうと紐を引くが鳴らないようだ。
横に引かないと鳴らない。
私が抱っこして、やっと引く事が出来た。
鳴らすことが出来た孫娘は大喜び。
鐘を鳴らせて、元気になった所で、尾根道を進みます。
次の山の上に石碑。

この「八重山」の名前の謂れになった、水越八重さんがお話し。
水越さんは、
昭和4年に個人所有の山を寄付されたそうだ。
そのお陰で、
私達は五感を勉強でき、素晴らしい景色を楽しむことが出来ています。
感謝ですね。
この石碑を見ていたら、
我々が進む先から来られたオジサン。
何処から来たの?と私達に声を掛けて来た。
少しお話をしていたら、
今の時期、花が少ないが、シュンランがそこに咲いているよ。
来た道を戻り、シュンランの花を見せてくれた。

花言葉は「気品、清純、飾らない心」
清楚な姿が素敵ですね!
オジサンとお別れした後、連れ合いが
あのオジサン、昨年来た時「霜の花」を教えてくれた方だよね。
すっかり私は忘れていたが、確かにそうだ。
自転車で30分程の所にお住まいの方で、毎日八重山へ来ているそうだ。
八重山を愛されているのですね。
その時の様子はこちらを
教えて頂いたシュンランを愛でながらさらに進みます。
こんなパネルも有りました。

指の角度で富士山の距離が分かると言うお話のようだ。
8歳には難しそうなので、ここはスルー。
アップダウンが続きます。
ちょっと疲れて来た孫娘。ユックリだが頑張っています。

登り切った所が八重山頂上。

標高531m
ここからも富士山が綺麗に見えます。

頂上の東家で昼食としました。

先ほどの「あじわう」を復習をしながらの昼食。
食べ慣れたご飯も、味わいながら食べるのもまた格別。
復習しながら40分、いつもより眺めの休憩でした。
ユックリ昼食を済ませ、再スタート。
山頂付近にはヤマツツジが咲いていた。

八重山から程なくして「能岳」

標高542.7m
599mの高尾山より少しだけ低い高さですね。
今回のコースは何処からも富士山が見られます。
ここからも見事な富士山。

ここからは、更に先へ進むコースがありますが、
今回は、ここから駐車場へ戻ります。
この頃になると、ちょっとお疲れ気味の孫娘。
下り道が怖~い、手を繋いで!
と言い出す。
転んでもいけないので、
ここからはズ~と手を繋いでの道中となった。
少し下った所に夫婦岩。

孫娘が夫婦になるまで元気で居られるかな?
そんな事が気になるジージです(苦笑)
更に下った所に馬頭観音。

頭に、馬の顔が載っている観音様。
馬頭観音については、
前で紹介した昨年のブログで触れているので、
今回は省略させてもらいます。
馬頭観音を下った所で、犬連れのご婦人に出会う。
孫娘は大喜び。
連れ合いは、可愛い~とかけより、
写真を一枚撮らせてもらいました。

犬種不明だったのでお聞きすると、雑種との事。
大人しそうなワンちゃんでした。
緩やかな道でも、手を離さない孫娘。

いつまで手を繋いでくれるかな?
中学生になったら、まず駄目だろうな・・・?
そんな事を考えるとちょっと寂しくなるジージです。
このまま下りと思うと、いくつか登りが出現。
幾つか上り下りをした所に虎丸山。
標高468m

前回は、ここで昼食をした場所です。

今回は、ビールケースに腰かけて、水分補給。

手を引いてもらって歩いて来たので、元気いっぱいの孫娘。
今、流行っている?というダンスを踊りだす。

後は下りです。
道は厚く積もった枯れ葉で滑りそう。
足元に気をつけながら、下って行くと駐車場が見えて来た。
駐車場少し手前にある社

無事下山で来た事を感謝しました。
駐車場に14時前に到着 


一人で歩くより気を使ったせいか、
ちょっと疲れました(苦笑)
まあ、嬉しい疲れですけどね!
今日の記録
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総時間:約4時間(休憩50分含)
総距離:4.7㌔
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孫娘と歩いた八重山。
勉強しながら楽しく歩くことが出来ました。
子供って元気ですね。
でも流石に疲れたようで、
車に揺られているうちに、ウトウトお休みです。
一緒に山登りしてくれるうちに、
出来るだけ孫娘との山登り楽しもうと思います。
次は大山にチャレンジですね。
楽しみです。
孫娘と歩く五感の森・八重山
最後までお付き合い有難うございました。
