昨年春ごろより痛くなった左肩。
50肩ならそのうちに治るよ!と皆の話し。
そうだね!様子を見るとしよう!

それ程気にすることも無く半年過ぎた秋、
高枝ばさみで庭木の剪定をしている時、今度は右肘が痛くなった。
筋が伸びたのかな?時間が経てば治るだろう!

しかし、塗り薬を塗っても駄目。
かぶれるのが分かっているが貼り薬を貼り、痒みとの戦いをするも、
こんな寒さの影響だろうか、痛みが益々気になって来た。

デスクワークでも肩まで痛くなる。

我慢できず1月末頃より、
以前、腰痛の時頂いた薬を飲み続けるが良くならない。

流石に、そのうち治るよ!・・・も信じられなくなった。
そこで自然治癒は諦めて、病院へ行く事にした。


さあ、病院へ行こう!
と決めたのは良いが、ここで悩むのが病院選びだ。
三多摩には沢山の病院が有るのだが、
今までの経験から、どうしても病院選びが悩む。

何度かお世話になった近くの整形外科は、人気なのか兎に角混む。

しかし、人気のはずだが、
先生は患者の様子を聞こうともしない。

レントゲン見て「ハイ、リハビリーしましょう」
説明も少なく診察終わり。

肝心のリハビリーも自宅で十分できる内容。
薬も効くのか効かないのか?即効性は無い。

これなら行かなくても治るよね!
と、それっきりの事が多かった。それで済んでいた。


ならば、
総合病院へ行くのが、一番良いのかもしれない。

しかし総合病院は1日がかりに成る程、待ち時間との戦いだ。
待っていることで、さらに体調不良になりそうだ(苦笑)

さらに1年もすると担当医が変わることが多く、
先生が変わると、対応も変わる。


以前こんな事があった。

内科でお世話になった先生が
「体調が悪い時、記録をつけて置くと良いよ!」
と言うので、以後、体調不良の時は必ず記録をつけた。

とても話しを聞いてくれ、説明も分かり易い先生だった

次回調子悪くなり、その先生に見て貰おうと病院へ行ったが、
前回の先生は大学へ戻ったようで、新しい先生が担当。

診察の初めに、取り続けた記録を新しい先生に見せると、
チラッと見ただけで「神経質になりすぎですよ」の一言。

症状もあまり聞かず、直ぐ検査。
検査結果を見ながら
「薬を出しますね!これで様子を見ましょう」で終わり。
その薬の中には精神安定剤も入っていた。

随分いろんな総合病院や医院へ通ったが、結局、
大小関係なく、先生次第と言う事が良く分かった。


ところで、良い先生とはどういう人の事を言うのだろうか?

これは長年病院通いしてきた私見だが、こんな先生なら良いなと思う。

       ①患者から、不調な様子を聞いてくれる。
       ②その病気を解消するための適切な検査をする。
       ③その結果から患者が分かり易い原因説明と処置説明。
       ④経過後の様子確認など、患者とのコミュニケーション。

医者の仕事は人間相手。ある意味接客業だと思う。

とても腕の良い先生なら、
検査や状態で治療や処置も分かるのかもしれないが、
上目線ではなく、患者と同じ目線で接して欲しと思う。


さて、今回悩んだ末の結果、

混むのはやだし、検査してもらえればいいね!
と言う気持ちで、いつも空いていた近くの病院へ行って見た。
近くの総合病院だ。

空いているから、
風邪薬を貰ったりするのに便利な病院と仲間内では評判。

内科は近くの医院でお世話になっていたのだが、
今回は整形外科なのでこの総合病院となったが8年振り位。

患者は殆ど老人で、
20台位の駐車場だがいつ行っても停められた。

しかし、今回行って見てビックリ。
久々の病院の駐車場は4倍位の広さになっていたのにも驚いたが、
更に、広くなった駐車場に空きがない。

なぜこんなに混んでいるの?
連休明けだから?混むと思って午後来たのだけど…

早速、中に入り整形外科の窓口へ行き初診の手続き。
問診表には、50肩とテニス肘?と記入。

40分程待ち診察室へ入り60歳代の先生に見て貰う。
おもむろに左ひじを捻る。
痛い!

右肘も関節部分を握って曲げる。
痛い!

先生は、様子も聞かずにレントゲンを撮りましょう!」

30分程待ってレントゲン撮影。
肩と肘合わせて3枚。

またまた30分程待ったのち診察。

レントゲン写真を見て
「骨は大丈夫だね、どうします? 注射しますか?
とお爺ちゃん先生。

注射しないならどうするのだろうか?

答えが無いので、
治るなら注射する方が早いだろう?とお願いする。

おばあちゃん看護師が「少し痛いと思うけど…」
言葉少ない先生の代わりにお話してくれる。

先生がおばあちゃん看護師が用意した注射器で肩にブス!と一刺し。

さらに右肘の関節部分へ、ボールペンで印をつける。
おばあちゃん看護師が「そこは凄く痛いのよね、我慢して」
と声を掛けてくれた。

同じく印をつけた所へブス!とお爺ちゃん先生が注射。
あせる

おばあちゃん看護師が「痛みはどう?」と聞いてくれる。
動かしてみると少し良い!

「注射してもらってよかったよ!」
おばあちゃん看護師へ返事をする私。

お爺ちゃん先生が「薬はどうしよう?」
私は、何と答えて良いのやら?

机の前に貼り薬がいっぱい貼ってあるのが目に止まる。
「張り薬出して下さい!」とお願いする。

結局、今回はおばあちゃん看護師が患者目線で、
話をしてくれたので気は楽になったが、
肝心の病気は、この後どうしたら良いのか不明。

帰りがけ、おばあちゃん看護師が
「注射するなら1週間程開けてね」と言ってくれた。

・・・と言う事は、
痛みが取れなかったら、また注射しに来なさい!
と言うことかな?と一人納得。

帰宅後様子を見るが、痛みが続くので湿布薬を貼る。
でも、今朝もあまり変わらない。

注射しても即効性は無いが、飲み薬は出なかったし、
また注射しに行くようかな?
(以前もらった薬も効果なかったし・・・)

また悩みが増えた。


春が待ちどうしい寒い冬だが、
春になると、庭木も元気になるので剪定作業が始まる。
それまでに治ると良いのだが…


痛みを癒すのはクラシック一番!と音楽聴きながら、
緑の少ない庭を眺めている午後です。

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余談ですが…

何処の病院へ行っても、年配者が多いですね。

これだけ患者が多いと先生も大変なのだろうな?
私が言う良い先生の様に、
一人一人対応していたら体が持たないのかも。


昨年末、こんなニュースが流れたのが記憶に残る。

香川県の病院では医師不足が原因で、
残業2000時間超えの医師がいた、と報じていた。

そう言えば、今回行った病院も、
医者はお爺ちゃんだし、看護師はお婆ちゃん。

大きい大学病院ならいざ知らず、
地方や小さい総合病院では医師の数が少ないのかもしれない。

それに引き替え、
いつも行っている個人の内科病院や歯科医院は若い看護師もいる。
先生が一人でやっている方が、経営的には有利なのかな?

今回お世話になった総合病院も医師募集をいつもしている。
年収1500万円~ 夜勤5万円/1回とある。

一般サラリーマンなら羨ましい限りの給与だが、
それでも来る先生がいないのだろう。

病院経営も大変で、先生も大変なのですね!

少しは医者の気持ちに、
患者もならないといけないのかもしれない。

患者は医者目線、医者は患者目線。
お互い様ですね。

日本の先行き不安な医療事情。
一番大切なのが、
病院にお世話にならないよう、自分で健康管理。
グー

早速、撮りだめた
『名医とつながる!たけしの家庭の医学』
を見て、健康の役に立てるとします。
パー



皆さんもお身体ご自愛くださいね。