もう幾つ寝るとお正月
アッという間に一年も終わり。
正月を迎えるために、
多くのお宅で大掃除しているのを見かけます。
私は大掃除が大の苦手。
なので、普段から少しづつ場所を決めて
掃除をするようにしています。
それでも、目の届かない所が結構あるもの。
天気も良いので、少し頑張ろうと始めた時、
懇意にしている隣の奥さんが来訪。
今大掃除しているのだけど、
食器棚の中段に付いているコンセントが使えないのよ!
正月を迎えるのに困るので見てくれない?
すまなそう?に救援要請。
ご主人は?と聞くと、
駄目なのよ、家の亭主は電気に弱くて役に立たない!
困った時はお互い様です。早速行って見ました。
問題の食器棚はこんな形。
隣家の食器棚は、奥さんの手前写真撮れないので、
ニトリHPより拝借しました。
このような食器棚はコンセントが付いている。
隣家の食器棚にも二か所にコンセントが付いていた。
そのコンセント両方とも使えない状態だ。
隣の食器棚にも電気製品がいっぱい。
電子レンジと、電気ポット、炊飯器、トースター、
そして、コーヒーメーカー。
さあ!電気が切れた犯人捜し開始。
まず現場確認だ!
電気ポットと炊飯器の電気は切れている。
コンセントにはリセットボタンが付いているが、
押しても電気は流れない。
コンセントでないとすると、
脱衣所にある配電盤内の中かな?
配電盤のブレーカーをチェックすると…
台所に繋がるブレーカーが落ちていた。
(この配電盤は隣家の物ではありません)
注意:このブレーカーは全て「入り」になっています。
ブレーカーが落ちている(切れている)場合は、
その場所の色が緑に変わるからすぐわかる。
(ブレーカーにより色は変わります)
ブレーカーを入れて、問題解決
…ではありません。
電気は通じたけど、犯人(原因)は見つかっていないので、
このままだと、また落ちてしまう。
これからが、名探偵の本領発揮
食器戸棚に戻ります。
その前に、
奥さん!少し状況を聞かせて下さい。
時々落ちるので、その時はリセットボタンを押して直るのよね。
でも今回はリセットボタンを何度押しても使えないのよ!。
この証言から推測すると、
犯人は、食器戸棚の裏にいるのでは?
犯人はもう少しで見つかりそうだ!
早速、ご主人に手伝ってもらい、
食器戸棚を壁から少し移動して裏側を覗いて見た。
食器戸棚の裏から伸びているコンセントのコードは、
壁に1個あるコンセントに差してある。
壁に付いている1ヶ所のコンセントの容量は、1,500Wまで。
電気機器が使える限度が1,500Wと言うことです。
食器戸棚には、最初確認したように、電気製品がいっぱい。
犯人はここに居た。
例えば、電子レンジの定格消費電力は1,460W
電気ポットの沸かす時の消費電力は1300W。
お湯を沸かしている時に、電子レンジを使うと…
1,460+1,300=2,760W
壁のコンセントの容量は1,500W
これでは当然、ブレーカーが落ちますね。
犯人(原因)が分かれば問題解決は簡単です。
2個の電気製品のうち、
片方を違うコンセントに差せば良いということです。
今回とった解決策は…
延長コード。
左側=プラグ
この延長コードのプラグを、違う壁のコンセントに差し込み、
食器戸棚の裏まで邪魔にならないよう這わす。
これから電気製品を使う場合は、
同時使用時に容量オーバーにならないよう組み合わせる。
1,500Wを超えないよう注意することです。
これで、ブレーカーが落ちる事は少なくなるだろう。
奥さんに、上記の使用上の注意点を説明して完了です。
今回の電源が落ちる話しは、以前にもあった。
それは都内に住む姉の家の話。
その時も、使用容量オーバーによるブレーカーが落ちたのが原因。
思ったより起こる事なので、
年末の大掃除と一緒にチェックの機会としてご紹介しました。
もし、思いつく事あったら、確認してみてくださいね。
壁のコンセントに沢山のコンセントを繋いでいないか?
一度に1,500Wを超えていないか?
但し、建物によっては、一つの壁に2つコンセントがあることも。
その場合、
別々のブレーカーとなっている時は、この限りではありません。
(配電盤のブレーカーに名前が書いてあるので、確認できます)
因みに我が家の壁コンセントも食器棚裏面に2か所あるが、
別々のブレーカーとなっていたので少しは安心。
電気は、使い方を間違えると、火災にもつながることもあります。
年末です。
火の元注意!風邪注意!
したいですね
最後までお付き合い有難うございました。
補 足
今回ご紹介した事が詳しく説明している所がありました。
火災にもつながる電気の事です。
分かり難かった方はご覧くださいね。
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