11月15日
常楽寺の後は、北向観音

常楽寺から北向観音へ行く道にあった消防団の車庫
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書かれている絵は、地域の観光を支援していますね。
グッド!

その通りにあったマンホール
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マンホールには別所温泉に伝わる「岳の幟」というお祭りのデザイン。
青竹に反物をくくりつけた幟の行列が練り歩く雨乞いのお祭りです。

向こうに見えるのが北向観音。
本通りから見る参道。
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北向観音の名前の通り、北を向いているので、
後ろ側が北ということですね(笑)

参道には、色々なお店が並んでいます。
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階段を登ると、北向観音の境内。
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登り切った右側に鐘楼
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その足元にお地蔵様
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鐘楼の後ろに、愛染カツラの木。
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そうです!
この木が北向観音に二つある「別所五木」の一つ!
愛染カツラ
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その説明書き
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この木が世に知られる契機

この木が世に知られるきっかけは、川口松太郎の小説『愛染かつら』で、このカツラの木と木に隣接する愛染明王堂に着想を得て、1編の恋愛ドラマを書き上げた。小説及びこれを原作とした映画の大ヒットによって、この木も「愛染カツラ」と呼ばれるようになったそうだ。(ウィキペディアより抜粋)


北向観音は恋愛成就のパワースポットと言われているようで、
その一つが、この愛染カツラの木。
小説の内容からパワースポットになっているのだろうか?

このパワースポット、
若い時に知っていれば…!
思わず独り言(苦笑)


境内へ戻ります。

手水舎
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手を清めるために、手に水を掛けてビックリ。
なんと、水が温かいではないか。温泉です!

飲めると書いてあったので、口にすると、
間違いなく温泉水でした。
パー


愛染堂
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札所観音堂
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中には沢山の観音様

札所観音堂の由来
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額堂
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本堂左側に大きな杉の木
北向観音のもう一つの「別所五木」、夫婦杉です。
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根元から二つに分かれている大きな杉の木。
これが、別所五木の一つ「夫婦杉」

北向観音は愛染カツラやこの夫婦杉。
愛いっぱいのパワースポットですね。


境内の中央にどっしり立っているのが
北向観音堂の本堂
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早速お参りさせて頂きました。
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北向観音の由緒と白秋の詩
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ここには書かれていないが、北向観音は、
平安時代初期の天長2年(825年)
比叡山延暦寺座主・慈覚大師 円仁によって開創されたようだ。

境内にもう一つあった謂れ
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本堂脇に願い事がいっぱい
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本堂より見た境内
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向こうに上田市内が一望です。
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愛染カツラの木の奥にあったお堂。
高い所に建っています。

温泉薬師瑠璃殿 
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崖の上に建てられた「医王尊瑠璃殿」
一度焼失した後文化6年(1809)に地元湯本薬師講中により再建。
温泉の効能で病気を除くという深い温泉薬師信仰が由来のようだ。
「瑠璃殿」という名は、薬師如来を瑠璃光如来とも呼ぶところから。

この温泉薬師瑠璃殿を見たら、
形から、京都の清水寺を思い出した。

崖に寄り添い建つ姿に、信仰の深さを感じる。
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温泉薬師瑠璃殿の足元にあった歌碑。
北原白秋の詩
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1923年に別所温泉を訪れた時の詩のようだ。
観音の この大前に 奉る 絵馬は信濃の 春風の駒
白秋の顔とともに刻まれていました。

北向観音のお参りを終え、参道に戻ります。

参道にはお蕎麦屋さんもありました。
そう言えば時間も昼過ぎ。

最初のお蕎麦屋さん「だるま家」へ入ってみました。
素敵な店内
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参道の見える窓際の席に座ろうとしたら、
生憎予約席。残念!
仕方なく、中ほどの席に座わりました。

テーブルには、新聞の一部がパウチして置いてあった。
それはこのお店が新聞で紹介された記事。
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ここのご主人は、高校野球の審判員などをされていたが、
趣味が高じてこのだるま家を開業したようだ。

新聞に紹介されるほどのお店です。
新蕎麦で手打ちとなれば、期待が膨らみます。

しばらくすると、二人連れのご婦人がやってきて予約席へ。
この二人は、お店のおかみさんと顔馴染みのようです。


お蕎麦ですが、少し待ち時間が長いように感じた。

じっくり手間暇掛けて作って?
でてきたお蕎麦がこちら

まずは「天ぷら蕎麦」
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もう一品がこちらの「いくさ蕎麦(えごま)」
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いくさ蕎麦は、味噌味の汁とえごまがとても良い味を出していた。

期待のお蕎麦ですが、青木村特産のタチアカネ。
その蕎麦を使った二八蕎麦。

喉越しが良く汁にとても良く合い、とっても美味しかった。
帰りがけには、ご主人と奥様がお見送り。

お腹も、心も満腹になった「だるま家」での昼食でした。


ところで、まだお土産を買っていない。
そこで、前のお店でお買い物。

しかし、店内にはお店の方が一人もいない。
商品も決まったが…どうしよう?と思ったら、
だるま家さんから、予約席に座っていたご婦人がやってきて、
レジをしてくれました。

どうやら窓際で、
お店にお客さんが来たかどうか見ながらの昼食のようです。
隣で昼食なら、それも可能ですね


お土産も買い求め、今日の予定はこれで完了。
街並みを楽しみながら帰りがけ、こんなお店が有りました。
鎧や吊るし飾りです。
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お店には店員さんは居ないが、ご自由にご覧ください!と書いてある。

遠慮なく拝見しました。
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つるし飾りと言うと、稲取を連想するが、
ここのつるし飾りは、上田地方が日本最古と言われているようだ。

また、毎年7月~8月につるし飾り祭りが行われるそうだ。

上田のつるし飾り、ご覧ください。
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つるし飾りまで楽しむことが出来た別所温泉のお寺巡り。
本当はここで温泉へ入る予定だったが、
少々風邪気味です。
悪化させてはいけないので、このまま帰る事に!

しかし、時間はまだ13時まえ。
途中で、予定外の思いつき行動となりました。

その様子は次回にご紹介します。


別所温泉・お寺巡りに
お付き合い有難うございました。