11月15日
上田市の西南に広がる塩田平一帯は、信州の鎌倉と言われる所。
そこにある別所温泉のお寺巡り、行ってきました。
昨日は一日雨が降り、山はどうやら雪だったようで、
白樺湖から見る蓼科山も、頭が白くなっていた。

外気温は2℃。本当に寒い。
蓼科山の横を抜け、大門街道をひたすら下って行くと、
回りの山々は、絵の具をこぼした様に綺麗。

延々と続く黄色く染まった山を見ながら、別所温泉へ向かいます。
信号の少ない道は、渋滞もなく快適。
58Km程の行程を、1時間程で別所温泉へ到着。
早速温泉街を抜け、黒門を潜って安楽寺の駐車場へ向かいます。

黒門の説明書き

駐車場は秋真っ盛り

参道わきに弁天堂

安楽寺案内図

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この辺りは信州の鎌倉と呼ばれる所。
何故鎌倉?
ここに書かれていることで納得ですね。
更にもう少し詳しく
上田市の西南に広がる塩田平一帯は、鎌倉幕府の重職であった北条義政からその孫まで、三代に渡り約六十年、塩田北条氏が信濃の一大勢力としてこの地方を統治したことから「信州の鎌倉」と呼ばれており、鎌倉時代から室町時代にかけて造られた神社仏閣など、数多くの文化財が残っています。そのため、塩田平は、美しい日本の歴史的風土準100選に選定されています。
(上田市HPより)
早速、拝観に向かいましょう。
参道わきにあった言葉。

「恨みは水に流し、恩は心に刻め」
忘れてはいけない言葉です。
参道

回りはモミジが綺麗!

参道の落ち葉も絵になりますね。

安楽寺山門

境内には象徴的な高野槇

木の下に、「祈りの別所五木」と書かれてある。

別所五木?
気になりますね!調べてみました。
大湯薬師堂の「ねじりもみじ」、北向観音堂「愛染かつら」「夫婦杉」
常楽寺「御舟の松」、そしてこの安楽寺「高野槙」
今回、五木のうち4本は見ることができました。
後々ご紹介します。
高野槇の反対側に鐘楼。

安楽寺のりっぱな本堂


その脇に庫裡

本堂にお参りしたあと、受付で拝観料をお納めしてから、
国宝の八角三重塔へ行って見ました。

入って直ぐの所に経堂。


前にあった境内案内

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経堂の前に紅葉に染まる池

三重塔はさらに上のようです。

右側に本堂を見ながら登ります。

本堂の上に傳芳堂

ここには、安楽寺開山の樵谷惟仙と、
2世住職の幼牛恵仁の頂相 (肖像彫刻) が納められているようだ。
そこから見るモミジが綺麗だ。

階段を登った所に「国宝 八角三重塔」

屋根の数をみると、四重塔だが、
良く見ると最下段と二番目の間は階が無いようだ。
なので三重塔ですね。
塔の脇にあった説明書き

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これによると、我が国に現存する唯一の八角堂のようだ。
昨日降った雨が、日差しに温められて湯けむりが登っていた。

秋一色の三重塔

見事な造りです。

皆さんは三重塔の回りまでだが、
塔の裏からさらに登って行けそうなので、行ってみました。

登り切った所にはゆったりとした墓地。

素敵な墓地ですね。
お寺にゆかりのある家のお墓でしょうか!
お墓に一礼して三重塔に戻りました。
塔の後ろの墓石の苔の上に、枯れ葉が綺麗だ。

帰り道、階段途中にあったお地蔵様。

境内へ戻りました。
庫裡の裏山も秋色に染まっていた。

帰りの参道わきの苔に花?

苔にも秋満載

いたるところ、紅葉見ごとな安楽寺でした。

駐車場に戻りました。

駐車場脇に、森林公園の案内。
近そうです。歩いて行けそうな感じもする。
これだけ綺麗な紅葉を見ていると、さらに!と欲が出る(笑)
時間の都合もあるので、車で行ってみました。
ところが…
安楽寺から2.3Kmもあり、すれ違い不可の狭い道だった。
戻ることも出来ず、車が来ないか?
冷や冷やしながら、行きました。
その後、別所温泉に戻り、常楽寺へ向かいます。
森林公園や、常楽寺のお話は次回でご紹介。
最後までお付き合い有難うございました。
