桜巡りドライブの旅
④佐久市の旧中込学校
4月18日
ぐっすり眠ることが出来き、
さわやかに目を覚ますことが出来た。
心配していた雨は止んでいた。
窓から見える空は青空だ!

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ゆっくりチェックアウトをし、10時頃出発。
今日は蓼科を目指します。
途中、佐久市にある五稜郭に寄る予定。
走る車の右横に浅間山の噴煙が綺麗に見える。

浅間山の横側を走っている時に見えた浅間山の斜面。
すり鉢の様だ!
そこにはまだ雪がいっぱい。

グル~と回って反対側の浅間山。
南斜面のこちら側には雪も少ない。

八ヶ岳が綺麗に見える。
良い天気になって良かった!

山に囲まれた畑の道を五稜郭を目指して走る。
佐久市に入って直ぐ、
「重要文化財・旧中込学校」の案内が目に入った。
重要文化財?旧中込学校?
気になる 

思いつき行動発動!
寄って来ました。
旧中込学校の説明書き

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この説明書きによると・・・
明治8年に建てられた古い建物。
現在残っている洋風学校建築では最古の物だそうだ。
こちらがその学校。

青空に白い壁の校舎が際立っていた。

草津では咲いていなかった桜だが、
ここは桜巡りにピッタリ。
建物の回りに咲く桜の花は満開だ!
白い壁にルーバー窓。洋風建築の定番ですね!

レトロな外観は素敵だ。中の様子も是非中も見たい。
入場料を払って見学しました。
入口ドアの上は、ステンドグラス。

靴を脱ぎスリッパに履き替えて校舎内見学。
板張りの床は心地良いですね!
最初の教室に、足踏みオルガンが3台。

オルガンは弾くこともOK。
昔我が家に有った古いオルガンと同じ。
ちょっと弾いてみた。
懐かしい音が教室内に響いた。
次の教室には、子供の頃懐かしい机が並ぶ。

腰かけて童心に戻る連れ合い。

何十年前の想い出?が蘇る。
この机でした勉強よりドッチボールをした記憶しか浮かばない。
次の教室は、昔の資料が展示してあった。
これは国語の本(明治7年の単語読本)

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こちらは習字

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流石に、私の頃の教科書はここまで古くはない。
廊下の突き当たりにもステンドグラス。

今でもオシャレな雰囲気だ。
当時の人はビックリしたでしょうね。
こちらの教室にはそろばん。

昔の7つ玉のそろばんもある。
そろばんの歴史

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そろばんは平安の時代にもあったようだ。
当時の学校の写真パネル

重要文化財指定書

二階にあった教員控室。
中は資料がいっぱい展示されていた。

二階のテラス。

当時としては、本当におシャレだったんだろうな!
理科の教科書

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校長室

廊下の照明は、レトロ感いっぱいのランプ。

こちらは音楽の本

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一寸見たが、わかるのは「蛙の合掌」くらいかな(笑)
終身の教科書

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この学校を重要文化財にしようと奔走した、
初代保存会長の紹介等の展示物

日本の歴史

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の他いっぱいの教本や資料の展示がありました。
1階の玄関近くにあった宿直室

こちらがその中の様子。

敷地内にある資料館へ行って見ました。
こちらにも当時の資料がいっぱい。
地図や地理についての資料も展示されている。

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昔懐かしい映写機

当時の建物の写真

お祭りの屋台

解体復元前の鬼瓦(建築当時の物)

二階丸窓の色ガラス(当時の物)

半鐘

建物の屋根に突き出ている所についていたようだ。
時間を知らせる時の鐘ですね。
建築当初は、鐘の代わりに太鼓を吊るして鳴らしていたそうだ。
その為「太鼓楼」とも呼ばれていたそうだ。
学校の詳しい内容はこちらを
足踏みオルガンの脇に達磨ストーブ。

この達磨ストーブ、
建築当時に使われていたかどうかは分からないが、
私も小学校で随分お世話になったな~。
冬には、達磨ストーブの周りにお弁当を置いておくと、
昼にはホカホカになっていた。
お弁当の匂いが漂う教室を思い出す。
ここの卒業生の丸岡秀子さんの紹介パネルや資料。

丸岡秀子さんは佐久市生まれで、女性の地位向上をめざす多彩な活動を続けた人のようだ。
丸岡さんの詳細はこちら

この学校のすぐ裏を鉄道が走っている。
当時は蒸気機関車が走っていたのでしょう。
洋風デザインの学校は、
松本城の傍にある開智学校を思い出す。
学校ではないが、似た造りの軽井沢・三笠ホテルなど、
古い洋風建築って、今でもオシャレですね。
予定外の思いつきで寄った中込小学校。
桜に映えて、とても素敵でした。
今回の思いつき行動は大正解でした。
次は、五稜郭!
ここから直ぐの所にありました。
そのお話は次回に続きます。
最後までお付き合い有難うございました。
