ヤビツ峠から残雪の大山を登る
雨上がりの昨日(22日)大山を登ってきました。
当初は、山梨方面の山へ行く予定だったが、
昨日降った雨は、場所によっては雪が降ったらしい。
そこで、
海に近い大山なら大丈夫かな?
・・・と予定を変更して大山へ行ってきました。
大山近くから見る富士山は真っ白。

丹沢も新雪を被っていた。

大山も頂上の方は白く見える。
大丈夫だろうか?と心配になってきた。
大山登山する時、
いつもケーブルカーを利用するのだが、
ヤビツ峠から登るルートもあり、時間も短そうなので、
今回はこちらのコースで登ってみることにした。
秦野から山方面へ進むと花粉が気になる杉林の道が続く。

登る途中「丹沢・大山国定公園」と書かれた大きな案内

脇には広い駐車場もある。
目的の大山登山があるが、ちょっと寄ってみた。
駐車場脇にはオカメザクラが満開。

青空にピンクの桜がとても綺麗だ。
駐車場からは、秦野市内が目の前に広がっていた。

広場の奥には、展望台がそびえ立っていた。

早速登ってみました。
そこから見える景色の一部

写真右下クリックで拡大
右方面には富士山!

駐車場ではお爺さん達が歓談していた。
この景色を見ながらの友好を温めるって良いですね!
景色を楽しんだ後、
目的地のヤビツ峠の駐車場へ向かう。
駐車場には30台位停められると聞いていたが、
ほぼ満車状態。
パトカーや役所の車も停まっていた。
トイレも完備。

ここからは丹沢への登山道もあるようだ。
ここに停まっている車の持ち主は、どの山へ登っているのだろう?
駐車場から秦野方面へ下って行く自転車の人。

登って来る途中、何人ものサイクリングの人が居た。
ここはヒルクライマーの聖地らしい。
彼らは自転車を1gでも軽くする為に、徹底して軽量化に努力し、
体重まで削ぎ落とし頑張っているそうだ。
下から峠まで、
早い人は30分を切るタイムで登って来るらしい。
車とあまり変わらない時間だ!
ヒルクライマーは男性のスポーツと思っていたら、
駐車場には自転車の女性が一人いた。
素晴らしい!
続々と登って来ては、また下って行く。
皆さん鍛えてますね~ 
そう言えば、同じ恰好の自転車の一団と出会った。
伴走車が後ろを走っていたが、
その車体には「Team UKYO」とあった。
気になって「Team UKYO」を調べてみたら、
レーシングドライバーの片山右京率いる
プロのサイクリングチームのようだ。
ここで練習しているのかな?
ヤビツ峠は美味しい水で人気と思っていたが、
こんな人達にも人気の峠とはビックリ!
下って行く自転車を見送った後、
我々は大山を目指します。
11時05分、駐車場脇の登山道からスタート!

登山道は綺麗に整備されていた。

今まで登った山の中でも上位の整備された道。
とても歩きやすかった。
しかし、階段を登りながら、
「ここからの大山への道は、果てしなく続く階段!」
と何処かのブログにあった事を思い出す。
兎に角切れ目なく続く階段を、ひたすら登る。
やっと少し広い平坦地。
そこにあった案内。

ここから頂上まで1.7㌔ 頑張ります。
珍しく平坦地の道は、馬の背のように狭い。

馬の背を抜けたら、次は鎖場。

この鎖場も少しだけで、歩きやすい階段が続いた。
ケーブルカーからの道は見晴らしは限られるが、
こちらの登山道からは景色が時々見えた。
樹々の間から見えた丹沢山や富士山が、
登る背中を押してくれた。

所々、昨日の雨のせいでぬかるんではいたが、
霜解けの道とは違い、泥が靴に付くことも少なかった。
しかし、ぬかるむ場所も少なく、
登る道の多くは木道で、とても歩きやすい。

帰りにも、市役所の方でしょうか?
図面を見ながら道を見ていた。
役所の皆さんのお陰ですね。
お礼を言いながらすれ違いました。
ヤビツ峠からの登山道は、曜日のせいか人気が少ない。
今日も何組か降りてくる人とすれ違っただけ。
ひたすら坂道を登っていたら急に視界が開けた。
そこには素晴らしい景色が広がる。
思わずため息。
その景色は、雪を被った丹沢の峰々。

しばらく素晴らしい景色を堪能して再スタート。
さあ、もうひと頑張り!と思ったら、
この直ぐ先がケーブルカーから登る道と合流地点。
道が整備され歩きやすかったからか、
もう合流地点?と思う程気分的に楽だった。
ケーブルカーからの道は見慣れた道。
こちらの登山道は大勢の人が登っていた。
合流して直ぐ、
グレーチングとフェンスで囲われた所を抜ける。
そのフェンスに吊ってあった説明書き。

鹿の侵入防止対策のようだ。
昨年末登った時は無かったように思うけど・・・
でも説明板は汚れていますね~。記憶違いかな。
鳥居です!
ここまで来ればもう頂上。

鳥居を潜ったら一面の雪景色にビックリ。

登って来た皆さんもビックリしていた。
昨日我が家の方で降っていた雨が雪だったようだ。
阿夫利神社の前に「御神木 雨降木」書かれた石柱。

その木は大きく枝を張って立派。

この御神木に常に露が滴っていたことから
「あふり」と呼ばれるようになったと言われているようだ。
雨降木の前の杉の木には雪が積もっていた。

12時40分、大山山頂到着。

ヤビツ峠から1時間35分。
登山時間を見ると1時間20分程とあったが、
いつになくゆっくり登って来たせいか、少し時間がかかったようだ。
しかし、その分随分楽に登ることが出来た。
速足で登るのが常だが、のんびり登るのも良いかも!
息切れも殆ど無く登ることが出来ました!
食事をするために、関東平野が見られる北側へ降りる。

この階段は雪と雪解けでドロドロ。
転ばないよう一足一足注意しながら下りる。
下の広場は一面の雪

陽の当たらない北側は、雪も解けにくい様だ。
ここから見える景色は素晴らしいが、
今日は残念なことに春霞のせいか霞んでいた。
前回見ることが出来たスカイツリーも今日は見えない。

この素敵な景色は、昨年末登った時の様子をご覧ください。
景色を眺めながら昼食です。
隣では、小学校6年生の娘さんとお父さんがお昼をしていた。
「雪合戦しようか」
「負けないよ!手加減しないぞ」
そんな楽しそうな会話が聞こえてきた。
親子で大山登山、羨ましい!
丹沢山や富士山を眺めに西側へ行って見た。
こちらも雪がいっぱい。

そこから見える大山連山も雪化粧。

左の方に富士山が微かに見える。
登る途中まで見えていた富士山も、大分薄くなっていた。
山は午前中ですね!

素敵な景色を眺めながら、50分も頂上にいた。
そろそろ下山です。
下山は息切れも無く軽快だ。
下り始め鳥居を過ぎた頃、エンジンをかける音がした。
チェンソーの音とは違うし何だろう?
もう少し下って行くと、道脇を覗き込む人達。
急いでそちらへ行って見たら、
一本のレールの上を下って行く物が見えた。

慌ててカメラを出して撮ったら木の陰に隠れてしまった。
残念 

それはこんな感じの装置だった。

イメージ
形は違うけど、人が乗って荷物を積める装置が付いていた。
これで、何か物を上げ下げしているのでしょうね。山登りすると、ときどき見かける一本レール。
どんな風に使うのか気になっていたが、これで納得です。
下山も順調で、1時間10分で駐車場に戻る。
車も半分位いに減っていた。
登る時あったパトカーも既になかった。
靴を履き替え、帰路につきます。
帰り道は宮ケ瀬湖を通って帰ることにした。
しかし途中で少々反省。
理由はご覧のように車一台の細い道でカーブが続く道。
さらに車やオートバイが結構登って来る。

スピードを控えながら下りました。
少し下った所に、駐車場が出現。
ここは、護摩屋敷の水と言う水汲み場のようだ。
何台かの車が停まっていた。
我が家の近くの知人も、ここまで水汲みに来ると言っていた。
きっと美味しい水なのでしょう!
興味があるので、寄りたかったのだが、
通り過ぎてから気づいたので、Uターンも出来ず、
寄ることが出来なかった。
また来るとしましょう!

途中、凄く綺麗な渓谷が道下に広がっていた。


この辺りは、表丹沢県民の森、
川の水も綺麗。紅葉の季節も綺麗でしょうね!
道も広くなって来た所に赤い橋。
ナビを見るとそろそろ宮ケ瀬湖。

湖に掛かる橋

宮ケ瀬湖は午後の光に輝いていた。

クリスマスの季節には、
大きなクリスマスツリーで人気な所。
またゆっくり来るとしましょう。
湖を過ぎしばらく走ると相模原IC。
ヤビツ峠から、相模原ICまでは1時間程。
そこからは圏央道を快適に走り我が家へ戻りました。
初めてのヤビツ峠からの残雪が残る大山登山。
ケーブルカー駅からの登山道より静かで、
富士山や丹沢の峰々を見ながら登るナイスな登山道でした。
またこのコースで大山登山したいと思います。
最後までお付き合い有難うございました
