江戸末期の建物
真田邸
9月18日（金）
松代城跡の続きです。
松代城跡を後にして、真田邸へ向かう。
真田邸 新御殿の案内
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これによると、1864年に建てられたとある。
江戸末期とは凄い。
他の情報によると、
藩主の幸教が母「お貞の方」の住居としての建物で、
城外御殿として例のない建物らしい。
早速、入場料を払って中へ入って見た。
真田邸の正面
鬼瓦には真田家の家紋
六文銭
六文銭とは、
もともと仏教の世界で言う六文銭から来ているようだ。
六文銭は「三途の川の渡し賃」つまり通行料とされており、
死者を葬る時に遺体と一緒に埋めるもの。
死を覚悟で…と言うことなのか！
戦国時代は、生き死にが目の前にいつも有ったのだろう。
今の私は、甘すぎるかも知れない(反省）
入り口前の白い塀と植木がとても綺麗だ！
中には要所に説明があった。
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障子と畳と廊下が素晴らしい。
「表」と「奥」の説明
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この説明にはビックリ。
日本建築は、部屋と部屋を区切りがつけ難いが、
襖の唐紙の色を分け、そして杉戸を使って分ける。
今でも通用する心理的分離を行っているとは凄い。
華やかな唐紙を天井まで使った「表」の部屋
天井まで唐紙を張った家は初めて見る。
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説明にある巾着の釘隠し
御寝所の説明
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御寝所は、なんと寒さを防ぐ二重床。
現代でも通用する住みやすさの工夫がされている。
御湯殿
ここにも工夫の、湯が流れやすい角度付き。
トイレ
手洗いの間
手洗いには、竹が横に貼ってあり、美的にも実用的にも 
一回り、家の中を見た感想は…
豪商のお金を惜しみ無く使った派手さは無いが、
「お貞の方の住まい」と言う事で、戦国武将と言うより
女性のための造りなのかもしれない。
細かく工夫され、おしゃれも感じる建物だった。
でも天井まで唐紙を貼るのは、派出過ぎ？？？
(苦笑）
真田邸は庭も立派。
座敷には、こんなパネル
廊下に座って眺める庭が本当に凄い。
庭を散策していたら、泉水枡の案内
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これがその泉水枡
庭の一番奥に赤い鳥居
東 屋
広い敷地の庭も、建物に負けずに素敵だった。
帰りがけに門から外を望む
真田邸の敷地を囲む白い塀
真田邸の傍にある、旧樋口家住宅にも寄って見た。
樋口家住宅の説明書き
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江戸末期の武士の家、
説明書きによると、この建物も古い歴史があった。
真田邸とは比較になら無い程慎ましい。
鎧の展示
囲炉裏
流し場
旧樋口家の庭
庭に咲いていた彼岸花
旧樋口家をでて、真田邸の塀沿いに歩く。
旧文武学校の石碑
石碑の脇の言葉が良いですね！
「始まりは 挨拶だよね 終わりもね」
この気持ちを忘れたくないですね！
心の奥に刻み付けました！
ヒマワリが、最後の夏を思い出させる。
武士がいっぱい集まっているように
見えてくるから不思議(笑）
塀の格子越しに覗いてみた。
このヒマワリの塀の中は、なんと学校だった。
長野市立松代小学校
建物も、レトロな感じで素敵ですね～
小学校の塀沿いの道を、松代城へ戻る。
こんな建物の学校なんて素敵ですね！
太鼓門前の駐車場には、自衛隊の車は無かった。
代わりに観光バスがいっぱい。
観光客が、降りだした雨の中を太鼓門へ向かう。
この一団の脇を抜け駐車場へ戻る。
帰路の道中、
小粒だった雨は大粒になって来た。
さらに凄い雨になって来て、ワイパーも追いつかない。
バケツをひっくり返したような凄い雨。
このまま降り続いたらどうしよう？
豪雨の災害がよぎる。
雲は暗く重いが、
幸いなことに、白樺湖に着く頃には小雨になって居た。
白樺湖畔の木々は、
秋の訪れを感じさせる色に染まっていた。
時間はまだ5時過ぎ。
この辺は良い温泉がいっぱいある。
白樺湖近くの「河童の湯」に寄りました。
この温泉は、
寄りたい！と思いながらも今回が初めて
なかなか良いお湯でした！
温泉で、今日の疲れも癒されます。
温泉って良いですね！
温泉に入って居た地元の方とお話も出来た。
親しくなって、お別れする時は、
今度会ったら、俺が作った蕎麦で「蕎麦がき」作ってやるよ！
って言って下さいました。
またお会いできるか不明だが、
優しい心が嬉しいですね！
フッと、
松代小学校傍で目にした言葉を思い出した。
「始まりは 挨拶だよね 終わりもね」
良い想い出がいっぱいできた一日でした。
最後までお付合い有難う御座いました。
