蓼科山の中腹にある、
御泉水自然公園を歩く。

8月5日(水)
蓼科山の中腹にある、御泉水自然公園を歩いてきました。

広大な原生林の湿原地帯を中心に、
沢山の高山植物が自生していた。



渋滞もなく快適にビーナスラインを蓼科山へ向かう。
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途中の見晴らしが綺麗な所で、
思わず車を停めて景色を眺めてしまった。
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ここから間もなく、目指す御泉水自然公園の駐車場に到着。
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駐車場に降り立つと、空気が違う。
とても涼しい。(外気温は23℃)

駐車場脇にあるビジターセンターで入場券を購入。
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建物の中には、鹿やリスなど山の動物の剥製が展示してあった。
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展示を見終わり、いよいよ園内探索へスタート。

回ったコースはこちら
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最初回ったのが左下のコース。
左上のカラマツ樹林を歩くコースは後半歩いた。


ビジターセンターを出て、ゴンドラ駅へ至る湿原の林を歩く。
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林の中の道はとても清々しい。
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振り向くと蓼科山が見えた。
いつかは、この山を登りたい!
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行く道に、白樺の林が広がっていた。
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1,900mという高山にも関わらず、豊かな水量の小川
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犬も水に入って涼しそう!

木に掛かっていた標語?
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確かに!
標語の通りですね!と頷く私グッド!

青木が原樹海を思わせる苔蒸した林もあった。
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熊笹をかき分けて続く木道
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涼しさいっぱいの林は、猛暑とは縁が無いようだ。
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何処からか聞こえてくる鐘の音につられて、
ゴンドラリフト山頂駅まで来た。
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ゴンドラ駅手前に、入場券売り場があるが、
再入場出来るので、一度自然園から出てみた。

出た所に、さっきから聞こえていた鐘があった。
名前は「幸せの鐘」
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早速、連れは遠慮なく鐘を鳴らす。
幸せになりますように!
…だって(苦笑)


鐘の向こうに、見た事ある柱、
御柱?

行ってみると、やっぱり御柱。
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天を突く真っ直ぐ伸びたその姿は、神々しい。

ここに御柱が立っている理由が脇に書いてあった。
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御柱の傍に、こんな立て看板
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富士山と八ヶ岳の「背比べのおとぎ話」ですね(笑)
でも、蓼科山が八ヶ岳の奥さんとは初めて知った。

また、
夫の身を思い悲しんだ涙で出来たのが女神湖とは…


だから、「女神湖」なのですね。
なるほど! 納得チョキ


納得したところで、周りを見ると、
ゴンドラ駅の脇からの景色が素晴らしかったグー
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冬は、ゴンドラに乗ったスキー客で賑わうであろうこの広場。
素晴らしい景色です。

眼下には、八ヶ岳の奥さんが流して出来た「女神湖」が見えた。

私達も、しばしこの景色に見とれてしまった。



さて、入場券を係の方に見せて、
御泉水自然公園へ再入場

入場して直ぐに、TVカメラを持った一団に出会う。
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何の撮影でしょうか?
今度は花にカメラを向けている。
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一団が去った後、その場所へ行ってみた。

マルバダケブキの花が咲いていた。
そして花に集まる蝶の群れが凄かったグー
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種類は、アサギマダラ?
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余程美味しい蜜があるのか?
競い合って蜜を求めているようだ。

自然園にはお花がいっぱい咲くらしい。
でも、時期のせいか、来る道筋に花は少なかった。

なので少ない花に群がっているのだろうか?
それにしても感動もの。


アザミの花も咲いていた。
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こちらの蕾にはトンボが寄ってきた。
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林の木の根本にはキノコ
種類はMycena?
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フクロウの頭にトンボ。
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このフクロウ、実に良く出来た作りものでした(笑)


森を抜けると開けた場所に水飲み場
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ここの水は冷たく透き通っている。

水飲み場
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水飲み場脇にあった説明書き
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この水の事を「御泉水」と言うらしい。
この自然園の名前の由来ですね。


この脇には池があり、橋もかかっている。
穏やかな池は、周りの景色を写し込んでいた。
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池の中には大きな鱒。
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魚影を見つけて大喜びの子供達の声が、
…森に響き渡る…



御泉水自然公園の名前の通り、
水と自然いっぱいの公園を一回りして、
ビジターセンターへ戻るが、まだ時間がある。

そこで、
道を挟んで反対側のカラマツ樹林を歩くことになった。

券を購入する時、窓口の方より、
「カラマツ樹林を歩かれる時は、声を掛けてくださいね」
と言われていた。

早速、窓口に声を掛けると、
丁寧にコースの案内をしてくれました。

幾つかコースはあるようだが、
今回はお勧めのコースを歩くことにした。

熊笹を踏み分けて歩く林の道
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行く先に、バスツアーの年配グループ。
追い越すには大勢すぎるので、
皆さんに合わせてのんびり歩いた。


道は斜面を下る道。
水が豊富で、所々小川が流れている。

その道脇にトリカブトの青い色がとても綺麗。
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このコースは、特に目立つ所はないが、
自然いっぱいの散策路って感じ。

降り切った所に滝
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この滝を撮影しようと、
前を歩いていた一団が列を作っている。

かなり時間かかりそうなので、
お声を掛けながら、脇を通らせて頂きました。


止まって写真撮影!
…とも行かず、
通り抜けながらの滝撮影。

歩きながらの撮影なので、
ちょっとぶれてしまいました(苦笑)


振り返ると、まだ皆さん順番待っていた。
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先に来て良かったね!とうなずき合う。


滝からビジターセンターへは上り坂。
少し息を切らせながらの道。
あのツアーの皆さん、大丈夫かな?(笑)



カラマツ樹林を歩くコースは1時間半程。
いつものペースなら1時間ちょっとで回れそうです。
お子さん連れには丁度良いかも!


駐車場に戻って見ると、
脇の斜面にアザミの花が咲いていた。
見ているとそのアザミにも蝶が来ていた。

ウラギンヒョウモンのようです。
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今日は沢山の蝶に出会え、充実した散策だった。

さあ、帰るとしよう!
と車に乗ろうとすると、車の屋根にお客様。
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何という虫だろう?

ここには花は無いよ!と声を掛けて車に乗った。

御泉水自然公園からの帰り道、
山頂駅へ向かうゴンドラが見えた。

そのゴンドラの向こうに見える蓼科山は雲が晴れ、

泣き顔ではなく?
素敵な笑顔のように見えましたチョキ



また来ますからね!
と、その笑顔に声をかけ、帰路に着きました。




最後までお付合い有難う御座いました。