八ヶ岳を歩く<縞枯山と茶臼山>

7月22日(水)
台風の影響で、午後から雨が降りそうな気配。
でも、朝の八ヶ岳は雲一つない。
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ならば行ってみよう!グー
と、麦草峠へ向かう。
 
今回のルートは、
麦草ヒュッテから茶臼山を経由して縞枯山への往復。
 
外気温は18℃。
高原の空気はとても快適。
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駐車場に8時20分過ぎに到着。
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駐車場には既に数台の車。
多摩や都内のナンバーの車もあった。
皆さん来ていますね!


駐車場脇にあった案内板
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野生動植物が住みやすい森林づくりをするために、
設定された区域だそうだ。

動植物にも優しい森は、人にも優しいってことだよね!
森を荒らさず、ゴミを持ち帰り、少しでも協力したいですね。

 
登山の準備も完了し、心の準備をしてスタート。
 
駐車場から、麦草ヒュッテへ向かう。
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涼しげな小道が、八ヶ岳へのプロローグ。
 
駐車場から数分で麦草ヒュッテに到着
青空に映えて素敵な建物ですね。
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ヒュッテの広場にあった周辺案内図
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ヒュッテからは、白駒池や高見石へ行くルートもある。
そちらのルートは紅葉の時期の楽しみとし、
今回は縞枯山を目指す。
 
さあ出発!
道路を渡って直ぐ池が出てきた。
茶水の池
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何とも神秘的な池である。

のんびり、この景色を見ながら、
珈琲をユックリ楽しむのも素敵そうな風景。
 
そんな楽しみは次回としましょう。

山を目指す今回は、高原の湿地を左へ進む。
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この先から直ぐに、
大きな石がゴロゴロの坂道を登って行くことに。
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こんな道が何処までも続く。
石にとられて捻挫しないように注意しないとね。
 
歩き始めて15分程で大石峠。
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五辻を経由して坪庭へも行けるが、私達は茶臼山を目指す。
 
さらに坂道を登る。
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何処まで何処までも続く… 石ころの坂道
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最初は大変だったが、人間って慣れるものですね。
石ころの坂道に慣れて来た頃
樹林を抜け、見晴らしの良い場所に出た。
 
中小場(標高2,232)
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目の前に見えるのが茶臼山?
中央、南アルプスが見えた。
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右方面には茅野市街が一望です。
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さらに登り坂は続く。
それにしても、石が多いですね~
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樹木に覆われた坂道が続く上り坂だが、
ぽっかりと空いた、木々隙間から街並みが見えた!

こんな時、何故か嬉しいですね!
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景色を良く見ると…湖が見える。
白駒池?
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しばしの安らぎです()
 
長い石ころの坂道を、ひたすら登っていると、
茶臼山方面から60代?の女性が降りてきた。

ご挨拶をして別れたら、
少し間を置きまた女性が降りてきた。
前の方とコンビの方らしい。

少しお声を掛けると、 
先に降りた方とご一緒の山行。
北横岳ヒュッテに昨晩泊り、最終目的地は編み笠山との事。
三泊しての八ヶ岳縦走。
凄いですね!
 
「昨晩星が綺麗だったでしょう?」
と聞くと、
「疲れて寝てしまい、星を見ること出来なかった」
「最後まで行けるかどうか?体力が…」
と疲れているご様子。
 
先に歩いている方と大分離れている。
大丈夫かな?

明日は雨の予報。ちょっと心配です。
後ろ姿を見ながら、無事完歩を祈りました。

 
さらに登ると分かれ道。
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良く見ると標柱に、
茶臼山、標高2,384mと書かれている。
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消えそうなかすれた文字で書かれた棒が一本。

頂上と言う感じではないが間違いなさそう。
第一目標の茶臼山到着です。
時間は9時50分
 
左へ行くと展望台。
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景色を見るのも山登りの楽しみの一つ。
早速行ってみました。
 
展望台に近づくにつれ、
だんだん風の音が大きくなってくる。
その風の音が耳を覆うような音に変わったとたん、
目の前が開けた!
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雲は増えてきたが、見事な見晴らし。
茅野市内がそこに広がる。
 
下界から吹きあがる風が凄く強い。
風が帽子を吹き飛ばす。
岩の上に立つと飛ばされそうに強い風だ。 

八ヶ岳の吹き上げる風は男性的だグー 
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一段と高い岩の側に標高の書かれた標柱。
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最初は、時々切れる雲の間から見える景色
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しかし、強い風に煽られるように、
あっという間に雲が次々と湧いてくる。
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雲を避けながら、景色を楽しんでいたが、
あまりに強い冷たい風にあたっていると寒い。
風邪を引かないうちに、退散とした()

 
茶臼山へ戻った時、若い男性が一人いた。
静岡から来たそうで、
同行者が遅れているので待っているとの事。

背負っているリュックが小さい。
トレイル・ラン?
 

ご挨拶をして、私達は縞枯山を目指す。

緑いっぱいだった木々も、
だんだん白い幹を見せてきた。
縞枯れの名前の由来か?
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因みに、縞枯れとは…
今だにはっきりした説明が付かないようだ。

縞枯れについてご興味ある方はこちらをご覧ください。
ダウン


白い木肌と石ころの道が神秘的
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木も大分低くなってきた。
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木にも厳しい山の上の道脇に綺麗な花がお出迎え。
でも、貴方の名前が分から無い。御免
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縞枯山の山頂はそろそろ?
と思って居ると出てきました。
道標です。
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柱に「ここは縞枯山」と書かれている。
そうか!ここが縞枯山。
目的地に到着です! グー


茶臼山と同じく、頂上という雰囲気は無い。
雨池峠の方を見ると、直ぐ下り坂。
間違いなく山頂のようだ。

今回の最終目的地に到着。
時間は10時50分
 
この先の山は、北横岳。
北横岳は昨年登ったので、今回はここまで。
 

少し休憩したいが、休む広場もないので、
記念写真を撮って、来た道を戻ります。
 
丁度その時、
先ほど茶臼山で出会ったトレイル・ランのお二人が来た。
彼らは坪庭まで行ってから戻るらしい。
 
「お気を付けて~」

 
帰りは来た道。戻る時は少し余裕も出てくる(笑)
周りの様子も見ながら下ります。

こんな草も生えている白樺の林。
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連れは、ジブリの世界みたい!と興奮気味です()
 
帰り道も、石ころイッパイの道。
登る時以上に捻挫に注意ですグーにひひ あせる


下山途中、少し下った所にある縞枯山の展望台。
登って来る時、寄らなかったので寄って見た。
そこは大きな岩が斜面に突き出た岩場
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霧が濃くなり、
縞枯山展望台と書かれた標柱も霞んで見える。
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斜面に突き出た岩から下を見ると、
雲の中に浮いている感じ。
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連れは怖がって登ってこない。
「危ないからやめてよ!」 グー
と怒りだす。
 
怒らすと、後が怖いので(笑) あせる
早々に引き揚げる。
 
連れの機嫌も変わりやすいが、
山の天候はもっと変わりやすい。

さっきまで晴れていたのに、もう一面雲の中。
雨が降ら無ければ良いが…
 
 
五辻やロープウェイ方面との分岐点まで降りてきた。
少し広く平らな所があったので、昼食とした。
時間は11時半。

霧に包まれ、
ちょっと不思議な雰囲気の中での昼食。

ゆっくり昼食としたい所だが、
雨が降りそうなので20分程で切り上げた。
 

 
さっき青年達と会った、茶臼山展望台との分かれ道に、
大勢の中学生が昼食をしていた。
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上田市の中学生との事。
皆さん、狭い道の石の上に腰を掛けて昼食しています。
30人以上居たかな?
 
昼食中、申し訳ないが、
道を空けてもらい、通り抜けさせて貰いました。
 
この後、雨がぽつぽつ降ってきた。
雨

強く降らない事を祈りつつ、
大きな石でこけない様気を付けながら急ぐ。
DASH!
 
何とか、雨も強くなら無いうちに下山出来ました。
 

麦草ヒュッテに寄り、
完歩記念のソフトクリームと思ったが、
残念ながら販売していなかった。
 
ヒュッテから出た所で、
静岡から来たトレイル・ランの青年たちが降りてきた。
余りの速さにびっくり。
若いって良いですね!
 
駐車場に戻ると、駐車場も7割方埋まっていた。
このエリアは白駒池もあるし、人気ですね。
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到着時間121
 
今回の記録
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           総時間 4時間50(休憩含)
           総歩数 16,600
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八ヶ岳は、まだ登ってない山がある。
全部踏破したいが、
初心者には難しい山もある。

いつかは!全部登りたいですね~グー
…と、思いつつ帰路に着きました。


愛車の車外温度は17℃。朝より涼しかった。
窓全開にして、
八ヶ岳の風を楽しみながらハンドルを握った!

 
 

最後までお付合い有難う御座いました。