三国山と生籐山を登る
6月24日(水)
来客の予定があった今日。
朝、来訪日の変更の連絡が入った。
急遽予定がなくなった。
梅雨の合間の好天気。
家に居るのももったいないな~
…と、急に予定を立てて、
三国山から生籐山を登って来ました。
急の予定変更なので、出かけるのも遅くなった。
中央高速を相模湖で降り20号線を大月方面に進み、
JR藤野駅手前を右折し、交互通行のトンネルを抜けると、
そこは静かな山村の道。

この辺には温泉もありそう。
県営鎌沢駐車場に車を止め、
準備して10時出発。
30分程、コンクリの道を進む。
道沿いには茶畑。

藤野でお茶?
山の急斜面に沢山の茶畑です。
調べてみると、ここはお茶の産地のようだ。
ここ佐野川地区は、その昔養蚕が中心だったようだ。
だからなのか、2階が蚕室のような民家や土蔵がみうけられた。どの地域もそうだが、養蚕がだんだん廃れ、昔ながらの炭焼きもガソリンやプロパンにとってかわられ、現金収入を賄うためにお茶の生産を始めたそうだ。
山地なので平地もなく山の斜面に茶畑が作られたようだ。気候もお茶に適していたようで、かなりの量を出荷する農家もいるそうだ。出す時の銘柄は「佐野川茶」ではなく、同じ神奈川県の銘柄「足柄茶」として出ているようだ。生きの良い茶葉はきっと美味しそうだから、地元名産として地域活性化に役立つと思うけど… 頑張れ~茶葉たち
かなり急斜面の舗装された道を登る。
道脇にアジサイがとても綺麗。

30分程登った先にもお茶畑と農家の家があった。
ここが最後の集落のようだ。
今は車があるから良いけれど、
昔は大変だっただろうな~(笑)

民家の手前に鎌沢休憩所

ここでトイレ休憩。
綺麗に手入れされていた。
休憩所を登ると、広くなった所に石碑。

そこにあった地図。
赤い線が今回登ったコース。
緑が下りのコース。

写真右下
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本当は、連行峰を通り、一周するつもりだったが、
途中で断念して、登った道を下ることになった。
その理由は後ほど
登るとき、甘草水の手前を左に大きくそれているのは、
ちょっと道を間違えてしまったから

村落の間を通り抜け、いよいよ山道を登る。
民家の周りは綺麗に手入れされた竹林。
森の道は涼しく快適。

途中の道祖神。
今日の登山の無事をお願いした。

今日も暑くなるようだ。
木が無い所はとても暑いが、
森の道は本当に快適!

この辺りから、道を間違えたのか?登りのはずが下り道。
どんどん下がって行く。
どこで間違えたか?戸惑いながら進むが、あまりにおかしい。
途中から引き返し、山側へ登る道に変更。
あまり人の歩いた形跡のない道。
折れた枝が道に沢山落ちていて、歩きにくい。
何となく、空が見えてきた。
そして、人が通っているような道へ出た。
少し進むと、やっと案内があった

後で調べたら、間違えた道は、
上野原工業団地の方へ降りる道を進んでいたようだ。
途中で気づいて良かった~

また道祖神

さらに進むと、甘草水の由緒が書かれた場所へ出た。

写真右下
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甘草水は
100m程の近さにあるようなので寄って見た。
ここが甘草水

付近一帯、涼しさが漂っている。
水に手を触れてみると、痛い位に冷たい。
清水の脇にあった由来

写真右下
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こうした所には、いろいろな伝説があるようですね。
冷たくて美味しそうなのだが、飲み水には適さないらしい。
触れて冷たさを味わうだけとした。
神秘的な泉に、急坂を登ってきた疲れも癒されたところで、
三国山を目指して出発。
甘草水から30分程で山頂。
「三国山」山頂。

三国山の名前の謂れは、
東京都、山梨県、神奈川県と
一都2県にまたがっているからとの事。
分かりやすい
その事を表すように、
三国山の標識は、東京都と神奈川県の二つあった。
あれ?山梨県が無い(笑)
案内標識も、東京都のは新しく見やすい。
観光に力を入れている東京都 
山頂にはベンチもあった。
「関東ふれあいの道」の石標

生藤山よりここの方が見晴らしが良いらしい。
時間も12時半。
涼しい木陰のベンチに腰かけて昼食。

左の方に見えるはずの富士山だが、残念ながら雲の中(涙)
下に見えるゴルフ場は、
レイク相模カントリークラブのようだ(?)

今回登りに出会ったのは、下ってくる男性一人。
山頂も一人占め。静かな山は大好き。
空いているベンチに横になって空を見る。
木漏れ日が爽やか


出発する時気づいたのだが、
大きな木陰を作ってくれた木に、沢山のヤマボウシの花。
大きな木はヤマボウシだったとは…(笑)

昼食も終わり、元気になって生藤山目指して出発。
三国山から生藤山は100m。すぐそこだ。
因みに、この標識は東京都の物ですよ!
頑張ってますね!東京都。

生藤山まで100mだが、その道は急坂

でも直ぐに頂上だった。

ここにはベンチもあったが、周りの景色は残念ながら…
なので直ぐ出発。
少し登って、今回の最高地点「茅丸」に到達。
標高1,019m
ここも留まる事なく通り過ぎる。
これからのコースは、2か所の急な道らしい。
早速、急な坂道出現。
少し下り、
降りてきた道を振り返り見ると、凄い坂!

まだまだこの急坂が続きそうだ。
ここで奥さんが、
こんな急坂、嫌~ 来た道を戻りたい!

…と言い、立ち止まってしまった 。
そう言いだしたら聞かない。
止む無く先へ進むのを断念。
今来た急坂を登り、
茅丸⇒生藤山⇒三国山
と、登って来た道を戻りました(苦笑)
笑顔で歩いている奥さん(笑)
こちらの道は快適。

間違えて遠回りしたため、
登りの時、歩かなかった道沿いに祠。

祠の中には、「奉再建軍刀神社拝殿」と書かれてある。

下ると鳥居もあった。

このあたりは桜の名所でもあるようだ。

ここの桜は、テングス病に蝕まれ、
桜の花は咲かなくなったらしい。
そこで藤野山岳協会が、
菌に強い山桜を補植し頑張っているようだ。
桜の時期に登り、皆さんの苦労を労いたいですね!
少し木々が開けた所から、禾生駅方面が見える。
斜面に「二の字」は、大月の駒橋発電所。

下りながら、
登りで間違えた場所は何処だったのだろう?
と気になっていた。
その場所がやっとわかった。
ここが、登るときに間違えた所。
ベンチの左脇が本当の登り道。

間違えて進んでしまった道。
右方面が本来の道。

良く見ると、丸太が横になって居る。
良く見れば分かるのに、何故間違えたのか?
二人して
途中で気づいて良かったね!
と顔を見合わす二人でした(苦笑)
さらに下ると、山が目の前に広がる。
その一つの山頂に「白い物」が見える。

良く見ると白い馬?
陣馬山の白馬のようだ。

写真右下
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影信山から陣馬山へ登ったとき、
外人のグループが賑やかな宴会していた休憩所のようだ(笑)
こんなに近いとは…
登るとき、たけのこの里活性化センターがあったが、
このあたりは竹林も綺麗に手入れされていた。
美味しいタケノコも、お茶と一緒に名産なんだろうね!
アジサイが竹に映えていた。

民家がある鎌沢休憩所まで降りてきた。

道脇に芙蓉の花が綺麗に咲いていた。



数件の民家のある村を過ぎると、コンクリートの急坂を下る。
坂の途中に、
竹ぼうきや、台所ほうきが置いてある
塵取りまで

坂が凄い急坂なので、
枝や枯れ葉がコンクリの道にあると、
タイヤが滑って登れないから、
綺麗に掃除するためなのだろう!と推測するが…?
急な上り坂の所には、
「大きく回ると滑らない」
と大きく書かれていた。
雪が降ったら大変だろうな~
…なんて、心配。
今日の記録
総時間 : 5時間(休憩含)
総歩数 : 19,200歩
道を間違えなければ、1時間位は少なかったはず?
健康のために歩くことは良い事だ!
…と良い方に解釈することとします

ここで完歩記念のソフト…だが、
「アイス最中」で祝福

美味しく頂きました!
最後までお付合い有難う御座いました。
~~ 後記 ~~
下る途中、綺麗な蝶が飛んでいた。
写真を撮ろうとするとヒラヒラ飛んでしまい、
写真を撮る事は出来なかった。
だが、どうした事か、
カメラを向けていた手の甲に少しの間とまった。
これでは写真を撮ることも出来ない。
そっと眺めていると、
しばらくして飛んでいった蝶。
蝶の姿は、心にとどめるだけ!
…としました。
疲れを忘れる、心休まる瞬間でした。
