富士山の絶景ポイント<三ツ峠山>
明日、山へ行こう!と早目に寝た。
なのに…
朝方大騒ぎしている
雷に起こされた
今日の山登りは無理かな~?
と思ってユックリ起きたら、なんと青空。
ならば、行ってみよう!と出かけてきました。
向かった先は、
富士山の絶景ポイント、三ツ峠山
中央高速道を進むと、真っ青な空を背景に富士山

本通りから林道に入り、細い道を登って行く。
時間は9時半を過ぎてしまった。
到着が遅かったせいか、既に駐車場は満車状態。

道路わきに停めようか?と迷っていたら、一台出て行ってくれた。
もう登ってきたのかな?早い!
お蔭様で駐車場へ停めることが出来ました。
少し上にも駐車場があったが、そこも満車状態。
少し広いトイレ前では、
登山前の準備体操をしているパーティーも居た。
人気の山のようですね!
駐車場脇に三ツ峠の案内

写真右下
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三ツ峠は、三ツ峠山、木無山、御巣鷹山の三山の総称らしい。
今回は三ツ峠山と木無山を目指します。
坂道を登り始める。

山荘へ荷物を運ぶ4輪駆動車が登っているようで、
道幅があり、坂の傾斜もいつもより楽。
昨晩の雨に洗われた新緑が目にまぶしい。

途中、中学生のグループが休憩していた。

このグループにはカメラマンも付き添っている。
1時間程登った所に分岐点。
右に行こうか左に行こうか?

理由はないが、左のタイヤ跡があるほうへ進む。
途中でエンジン音が聞こえ、山頂よりジープが降りてきた。

タイヤには、雪が無いのにチェーンを付けている。
四輪駆動でも、この坂ではチェーンが必要なのだろう!
間もなく、三ツ峠の山荘・四季楽園へ到着。

この山荘は、登山者だけでなく、
カメラマンの基地にもなっているようだ。
その理由は、
ここから眺める夜空の星が綺麗で、
空気が澄んでいる早朝に、綺麗な富士山を撮影できるらしい。
山荘前を登ると開けた場所へ到着。

登り切ると、広場にはテントが張られていた。
ここからの景色が素晴らしかった。
広場の中央に眺められる山々が紹介されている。

ここから眺める星空は、さぞ素晴らしいだろうな!
ネットで見ると、雲海なども見られるようだ。
また、さまざまな素敵な富士山の写真があった。
いつかチャレンジしたい!と思うのだが…(苦笑)
脇を見ると、さらに高い山。

傍に居た方に聞くと、向こうに見える鉄塔のある山が開運山。
三ツ峠の「三つの山」の一つだ。
この広場からの景色も素晴らしいが、
早々に開運山を目指すことにする。
山頂近くにはNHKのアンテナ。

ここは先ほどの広場よりさらに見晴らしが良いので、
アンテナの場所としては最適ですね
開運山山頂。

標高1785m

富士山が目の前に広がる。

富士山の右に目を向けると甲府市街が見える。

富士山の左には山中湖。

富士山の手前には、富士吉田の街並み。

富士山の右隣には河口湖と本栖湖。

360度の見晴らしです。
景色を楽しんでいると、
作業服を着ている三人組の方が写真を撮っている。

一人の方にお話を聞いてみると、
NHKのアンテナがあったので、NHK関連の方?と思ったら、
山梨県庁の世界遺産の調査する方らしい。
定点観測しながら、変化を調べているようです。
(来ていた方達が何課かは不明です)
帰宅後、ちょっと調べたら、ありました。
富士山保全推進課
その活動にご興味ある方はご覧ください。
そこには、
世界遺産委員会から平成28年2月までに、保全状況報告書を提出するよう求められており、管理・保全の計画などについて、本年度中に方向性をまとめていく必要がある。
…と書かれていた。
広い面積に沢山の「個人所有の土地」があり、
どうしても、自然 より 経済優先 になってしまう。
一口に管理といっても大変のようだ。
お話によると、年に一度?
定期的に写真を撮ったりして、変化を調べているらしい。
広いから大変!と話されていた。
追加で以下もご紹介。
アルピニストの野口健さんの記事をご紹介します。
富士山は「現状の改善」に向き合わねばならない。
気になるこんなサイトもありました。
富士山の世界遺産取り消しがガチで迫っている
難しい難題が山のようにありそうだが、
富士山にとって一番良い結果になると良いな!と思うばかり。
県の方達は、一通り撮影が終わると下山された。

日本国民の期待がかかっています。
頑張ってくださいね!
私達一人一人も、
この素敵な富士山を後の人に引き継ぐため、
自然を大切にしなくてはいけませんね。
まずは、ゴミを捨てない、残さない。
食べた包装紙はリュックの中にしまいました
先ほどいた山荘前の広場がすぐそこに見えた。
途中で会った中学生が到着したようだ。

休憩していると、開運山まで登ってきた。
若いって良いですね!元気です

生徒の後から、息絶え絶えの先生(笑)
ご苦労様~
先生と一緒に記念写真

生徒の一人に声掛けて聞いてみると…
世田谷の中学1年生。
休憩していると、ぞくぞく登ってきたので、
場所を開けてあげるとします。
下山して次の目的地、木無山へ向かう。
山荘前の広場を通り越しさらに進む。
今日は何枚も富士山を撮影したが、
途中の見晴台からの景色も素晴らしい。
見事な富士山は撮っても撮ってもキリが無い(笑)
そこに咲いていた、トウゴクミツバツツジ越しにカシャ

木無山へ進む途中の二番目の休憩所

皆さん昼食をされていた。
その少し先に、岩の突き出た所があった。

外人の男性が突端で景色を眺めていた。
彼の足元は絶壁。
傍で見ていても足がすくむ高さ。

その岩にはあちこちハーケンが打ってある。
どうやらここはロッククライミングの岩場のようだ。
流石にロッククライミングは…
高所恐怖症?の私には無理そうだ 
突き出た岩の上から、先ほどいた開運山が見える。

絶壁の岩の上だったのですね
この突き出た岩のある場所から、少し先に木無山があった。
こんもりした丘には熊笹がいっぱい。
山頂?
探したが見当たらない。
その代わり、この標柱(笑)

ちょっと拍子抜けです。
この先を進むと、河口湖へ降りるコースのようだ。
私達は駐車場へ戻るので、
二つ先の休憩所まで戻り下山開始。

下山途中の水たまりに蛙がいた。
ちょっと棒で突くとお腹を出して死んだふり。

あまりに可愛いので記念写真です。
イタズラして御免ね 

途中の道沿いにジープ。

この登山道はジープでなければ登れない。
そのせいか、あちこちにジープがあった。
下の駐車場に到着。

到着時間は13時丁度。
今日の記録
総時間 = 3時間半(休憩約1時間含)
総歩数 = 14,000歩
この開運山へのコースは幾つかあるようだが、
今回のコースは最短コース。
景色が素晴らしく、富士山も最高の山登りが楽しめた。
富士山は随分いろいろな山から眺めたが、
三ツ峠からの富士山も素晴らしい。
姪に、山登り連れてって!と言われた。
何処にしようか迷っていたが、
この山ならきっと満足してもらえるね!
候補の一つとしよう!と思う私でした。
帰り道、河口湖畔で少し休憩。
湖畔から見る富士山も最高 

私は、富士山の世界遺産継続を願っている一人です。
富士山を登る事は否定はしないが、
富士山は、
遠くから、その素敵な姿を眺めるのが一番美しい!
それが一番の思いやりなのではないかな~
美しい姿の富士山を眺めながら、
湖畔のベンチに腰かけて、コーヒーを飲んでいると、
そばのカフェから素敵なジャズが流れて来た。

そのお店は、カフェ ラ・ボエーム (犬連れOKカフェ)
庭が素敵な花でイッパイのカフェ。
散歩している外国のグループの人達が、
庭で写真を撮らせてもらっていた。
河口湖畔では、日本人と殆ど合わなかった。
会うのは外国人ばかり。
ここは外国?と錯覚するほど(笑)
道を歩く人も外国人(笑)

富士山の世界遺産効果でしょうか?
山梨県の「富士山保全推進課」の方達の努力の賜物ですね
世界遺産登録がいつまでも続くように祈ります。
帰り道、左を見ると先ほど登った「開運山」が見えた。
結構高いね


帰りは、
時間に余裕が有るので、道志経由で帰ることにした。
途中の「道の駅どうし」でお買い物。
駐車場にあった、道志村の案内図

写真右下
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店内の風景

買い求めたのがこちら
胡瓜の塩漬け

焼にんにく

山登りで少し疲れたせいか、ニンニクに手がでてしまった(苦笑)
きなこ草だんご

薄めの甘さで素朴さいっぱいで美味しかったです。
疲れた体には、
もう少し甘さがあっても良かったかも(笑)
昨晩の雷とは打って変わって好天に恵まれ、
綺麗な富士山を十分堪能出来た一日となった。
富士山を見ていると、ホッとする。
富士山って良いですね。
箱根の異常な火山性地震が多発している事を耳にし、
いつまでも、この富士山が見られますように!
…と願わざるを得ない帰り道でした。
最後までお付合い有難う御座いました。
