城山湖で出会ったレスキュー活動


生憎の曇り空、雨も降りそうな重い雲。

しかし、
体が歩きたい!!
って言っている(笑)

何処に行こうか?

先月行った城山湖畔の梅が満開の時期。
ならば、梅を見ながら城山湖一周しよう!と言う事に決定。


城山湖の駐車場へ到着。
梅林は満開だが、先に城山湖一周することにした。

車を停め城山湖一周スタートです。
このコースは先月歩いたばかりだから慣れた道。
気持ちも軽く歩き始めた。

出発して間もなく、城山湖一周の入り口に消防車が…
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次々と何台もサイレンを鳴らして登って来た。
消防車はこの道路わきに停まった。
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気になりながらも一周路を歩き始めます。

そんな時、
気になると止まらない奥さんが…
何かあったのですか?
と聞きに行きましたあせる

救急隊の方が、
尾根道で倒れた方がいるんです!
と教えてくれました。

心配ですね。
大したことなければ良いが…

心配しながら歩いて進む私達を、
走って追い抜き現場へ向かう人達。
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また一人、
トランシーバーの交信の声をさせながら走って行く。
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1/4程にある峰の薬師方面との分岐点に、
救急車がエンジンを掛けたまま停まっていた。
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車幅ギリギリの狭い道をここまで登ってきたようだ。

さらに少し進んだ所にある「ふれあい休憩所」
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レスキューの人達が行った先が気になり
かなりハイ・ペースで登ってきた。

トランシーバーの音が、先の方で聞こえる。
休憩も無しで歩いて行く。

ふれあい休憩所からの見晴らし
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曇っていても素晴らしかったが、ここも撮影だけで通ります。

その後も、
後ろから来る何人かのレスキュー隊員に道を譲る。

さらにしばらく進むと、
スタート地点から半分を過ぎたあたりが騒がしい。

そこには大勢のレスキューの人達。
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近寄ると、横になった人を
レスキュー隊員が心臓マッサージをしている。

ここから先は、写真を控えます。


傍には二人の70歳前後の男性が二人。
倒れている方の同行者のようだ。

倒れた時の様子をレスキュー隊員に説明していた。
三人は、城山・かたくりの里を見てから、
城山湖一周の途中、体調不良になったようだ。


大勢の人でいっぱいの道だったが、
少し通れるようになったので、
邪魔にならない様に通り抜ける。

大事ないことを祈りながら…




少し先の「草戸山の休憩所」でやっと休憩。
ポットに持ってきた珈琲を飲むが、
今日は味もわからない。



少し休んでいると、
先ほどのレスキューの一団が
倒れていた人を担架に乗せて草戸山までやって来た。

トランシーバーで話している声が聞こえてくる。

ヘリコプターを呼んでいるようだ。
北里病院へ、ヘリコプターで運ぶようだ。

しかし、ヘリが降りる場所もない。


ドクターも走って登って来ているいるようだ。

その間も、心臓マッサージをしている。
緊迫した状況。

早く病院へ行けると良いが…
心配です。


邪魔してはいけないので、休憩を切り上げ出発。
ここからは長い下りの階段が続きます。

この長い階段を、
病院を運んで降りるのはかなりきつそう。
どうするのだろう?

気になりながらも堰堤近くまで来た時、
下から警察の方が数名、私達が来た道を登って行った。

やっと堰堤まで到着すると
ここにもパトカーと救急車が停まっていた。
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ホッとして、気が付いた。
ほとんど休まず、早足で歩いて来ていた事を…


登り始めて1時間弱。
かなり早いペースだったことに驚く。

いつものペースを超える歩き方に、
ちょっと疲れました。
堰堤脇のベンチでしばし休憩。

ここからの景色は最高なのだが、
景色を楽しむ気持ちになれない。


奥さんはヘリコプターが気になっている様子。

なぜ早く来てあげないの!
大丈夫だろうか?

本当に心配です。
時間は刻々と過ぎていく。



今歩いて来た山道が気になり何度も振り向くが、
レスキューの人達は降りて来ない。

先ほどの草戸山で、
ヘリコプターを待っているのだろうか?


休憩した後、梅林の脇を抜けて駐車場に到着したが、
病気の方が気になる。
車で登山口の近くのダム湖畔に行って見る。

しばらくしたら、
東の方からヘリコプターが飛んできた。
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私達が登山始めてから既に1時間半は過ぎている。
大丈夫だろうか?

ヘリコプターは、
草戸山の上あたりでホバリングを始めた。イメージ 11

様子を見ていると、ロープで人が吊りあげられた。
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良かった~!

奥さんがホッとしています。
早く病院へ連れて行って~!

あの方が、
また元気に山を登られるようになることを
願わずにはいられません。


梅見物はやめです。
帰りがけに坂を下った所で写真一枚

満開の梅林。今が見頃でした。
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梅林を下りた所に、カタクリの里があった。
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ここが、先ほどの三人連れが寄った所?

ここにも寄る気分にはなれない。
後日にします。


今回は登山した気持ちが薄い。

家に着き、
お茶をしながら奥さんと今日の話しになった。

他人事ではないよね。
歳をとったんだから、十分気を付けなくてはいけないね!

城山湖は低山で、登山とは言えない?

しかし、
こんなコースでも無理をすると息も切れるし、足も痛くなる。
自分では「まだ若い!」と思いたいが、確実に体は弱ってくる。
注意が必要ですね!


先月登ったとき、ふれあい休憩所談笑していた
オジサン達の会話を思い出す。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「80歳まで歩けると良いな~」
「知り合いで、78歳で寝た切りになった人が居るからな~」

「じゃあ、80歳まで歩ければ、良いほうだな~?」
「あと5年くらいは歩きたいな!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私も、あと何年歩けるか?
少しでも元気に歩けるよう気を付けたいですね!



登山をする時の注意点?
とても気になり調べてみると沢山あった。

その中には、気になる記事も…


中高年者の急性心不全で死亡される人が多いらしい。

そして、そのきっかけのスポーツは、
なんと、
登山時が多いらしい!

1位=水泳 
2位=スキー
3位=登山 


登山は水泳やスキーに続いての3位です。
登山は心臓にかなり大きな負担がかかるのでしょう。


この事を紹介しているサイトはこちらですダウン

スポーツ医学から見た中高年者登山

ここにあるチェック表で自己チェックが必要ですね。


そしてもう一つ。

山の健康トラブル


他にも色々ありました。


登山中の体調不良は、当人も大変だが、
救助に携わる人達も大変です。

今日も20人以上?のレスキューの方々が、
山道を駆け足で走ったり、治療に取り組んでいました。
もし自分が山で体調不良になったらと考えると、
こうした活動は本当に心強く、有り難い事です。

TVなどで「レスキュー」のドラマを良く見るが、

救助の現場を目の当りにして、
自分のためにも、人に迷惑を掛けないためにも
安全な登山を心掛けなくてはいけない!
と言うことを実感した一日だった。



最後までお付合い有難う御座いました。